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第六章
待つ
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ランは、森を抜けた見晴らしのいい山頂で一人、白いボードを胸の前に置き腰を降ろしていた。相変わらず素晴らしい景色だった。ただ、何を待っていいのかも分からず、当てのないだれかを待ち続けなければならない。そんな漠然とした不安さえなければ、ずっとここにいたくなるような素晴らしい眺めだった。
ベティがウソをついているようには思えなかった。今はベティの言うことを信じるしかない。しかし、だれがこんなところを見つけるというのだろう。
「突然、ヘリコプターでも飛んで来るのかしら?」
おかしなことが連続して続くので、今ここにヘリコプターが来ても、ランは、もう、そう驚くことはないかも知れない。むしろ冷静に救助を要請できるかも知れないと思った。
そして、あと何時間ここにいればいいのだろう。ここで夜を迎えるのであろうか? 不安を口にしたらキリがなかった。
ベティがウソをついているようには思えなかった。今はベティの言うことを信じるしかない。しかし、だれがこんなところを見つけるというのだろう。
「突然、ヘリコプターでも飛んで来るのかしら?」
おかしなことが連続して続くので、今ここにヘリコプターが来ても、ランは、もう、そう驚くことはないかも知れない。むしろ冷静に救助を要請できるかも知れないと思った。
そして、あと何時間ここにいればいいのだろう。ここで夜を迎えるのであろうか? 不安を口にしたらキリがなかった。
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