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3話 明るい爆乳ギャルだけどお嬢様
昼休みが終わり、午後の授業が始まった。今日は理科の実験。班ごとに薬品を混ぜて反応を観察するという内容だった。
そしてまたしても俺は、白石透子とペアになった。
午前中にラッキースケベをやらかしたばかりなのに――なんでこうなるんだ。
「朝倉くん、ビーカーを押さえててもらえますか?」
「あ、ああ」
透子が試験管を持ち、慎重に液体を注いでいく。
だが、その手が少し震えて――
「あっ……!」
液体がビーカーの外に跳ね、制服の胸元にしみが広がった。
「きゃっ……ご、ごめんなさい!」
「だ、大丈夫か!? ちょっと待て、ハンカチ!」
慌ててポケットから取り出し、胸元を拭こうとする。
が、次の瞬間――
ぐにっ。
(っ……!? ま、また胸が……!)
柔らかな感触が手のひらに広がり、頭が真っ白になる。
透子は顔を真っ赤にして固まっていた。
「す、すまんっ! やっぱ自分で拭いた方がいいよな!」
「ひゃ、ひゃいっ……! 私が……やります……!」
透子は慌ててハンカチを受け取り、胸元を押さえる。
その仕草が逆に艶っぽく見えてしまい、心臓がさらに跳ね上がった。
そのとき――背後から低い声がした。
「……あーさーくーらぁ?」
振り返れば、橘玲奈。
腕を組み、じとっとした視線を投げてくる。
「午前中に続いて、今度は理科室で何してんの?」
「ち、違う! 事故だ! 完全に事故だから!」
必死に弁解する俺の声は、理科室中に響き渡り、余計に目立ってしまった。
理科の実験でのハプニングが頭から離れないまま、放課後を迎えた。
透子に液体をこぼされて、慌てて拭こうとしたら胸に手が当たる――完全に事故だ。
でも俺の手にははっきりとした柔らかい感触が残っていて、心臓がまだ落ち着いていない。
そして何より厄介なのは、その一部始終を橘玲奈に見られていたことだ。
「……あーさーくーらぁ」
放課後の教室で荷物をまとめていると、背後からその声が聞こえた。
振り返ると、机に肘をついて頬杖をついた玲奈が、じっとこちらを見ている。
茶色の巻き髪が揺れ、制服のボタンがきつそうな胸を強調していた。
「な、なんだよ橘」
「ちょっと。話あるから、来な」
そう言って彼女は立ち上がり、腕を組んで廊下に出ていった。
残された俺は数秒迷ったが、逆らえるはずもなく、慌ててその後を追った。
連れて来られたのは、校舎裏の人気のない場所。
玲奈は壁にもたれかかり、腕を組んで仁王立ちしていた。
胸がどん、と主張していて、こっちの視線が揺さぶられる。
「……でさ。アンタ、さっきの理科室でのアレ、どういうつもり?」
「ど、どういうつもりって……違うんだ、完全に事故で!」
「ふーん? 事故ねぇ。……透子の胸に手ぇ突っ込んどいて?」
「っ……! だ、だから言うな!」
俺の必死の否定も空しく、玲奈はにやにやと笑う。
「へぇー。アンタってそういうタイプだったんだ。地味顔のくせに、やることは大胆じゃん?」
「違うってば!」
「……じゃあさ。あたしの胸でも試してみる?」
「っ……なっ!? なに言って――」
玲奈が一歩近づき、わざと腕を押し当ててくる。
ふわりとした感触が袖越しに伝わり、理性が吹き飛びそうになる。
「ほら。触ってみなよ。……本当に“事故”で済むのか、試してみ?」
「や、やめろって!」
慌てて後ずさる俺を見て、玲奈は楽しそうに笑った。
「ふふっ、やっぱアンタ面白いわ。顔、真っ赤だし」
少しからかったあと、玲奈はふっと真剣な顔になる。
「でもさ。透子のこと、アンタどう思ってんの?」
「ど、どうって……ただのクラスメイトだよ」
「“ただのクラスメイト”ねぇ……。ふーん……」
玲奈は意味深に呟き、窓から差し込む夕日を見上げる。
普段は明るいギャルなのに、どこか寂しげな横顔だった。
「……なあ橘。お前、なんで俺に構うんだ?」
「……え?」
「別に目立たない俺なんかに、わざわざ声かけてくるし、ちょっかい出してくるし」
「……そ、それは――」
一瞬、玲奈が言葉に詰まる。
しかしすぐにいつもの笑顔を取り戻し、胸を張ってみせた。
「決まってんじゃん。あたしがそうしたいから。……それに、アンタって放っとけないんだよね」
「放っとけない……?」
「そう。真面目ぶってんのにドジだし、むっつりスケベだし。見てて飽きないっていうか」
そう言って玲奈は、わざと俺の顔を覗き込んだ。
距離が近い。吐息がかかる。胸が触れそうなほど。
「……それにさ」
「……?」
「アンタ、知らないでしょ。ウチんちとアンタんち、親同士の付き合いあるってこと」
「え……?」
一瞬、意味が理解できなかった。
だが玲奈はすぐに話を打ち切り、また軽い調子に戻る。
「なーんでもない。忘れて忘れて」
「お、おい橘……?」
「ほら、もう暗くなるし帰るよ!」
玲奈は俺の腕を引っ張り、校舎を出ていく。
夕焼けに染まる帰り道。
玲奈はいつものように明るく笑っていたけれど、その笑顔の奥には何か隠しているものがあるように見えた。
(……なんなんだよ、橘って……)
胸の鼓動を抑えきれないまま、俺は彼女の横顔を盗み見た。
それはただのクラスメイト以上の何か――だが、俺はまだその意味を知らなかった。
そしてまたしても俺は、白石透子とペアになった。
午前中にラッキースケベをやらかしたばかりなのに――なんでこうなるんだ。
「朝倉くん、ビーカーを押さえててもらえますか?」
「あ、ああ」
透子が試験管を持ち、慎重に液体を注いでいく。
だが、その手が少し震えて――
「あっ……!」
液体がビーカーの外に跳ね、制服の胸元にしみが広がった。
「きゃっ……ご、ごめんなさい!」
「だ、大丈夫か!? ちょっと待て、ハンカチ!」
慌ててポケットから取り出し、胸元を拭こうとする。
が、次の瞬間――
ぐにっ。
(っ……!? ま、また胸が……!)
柔らかな感触が手のひらに広がり、頭が真っ白になる。
透子は顔を真っ赤にして固まっていた。
「す、すまんっ! やっぱ自分で拭いた方がいいよな!」
「ひゃ、ひゃいっ……! 私が……やります……!」
透子は慌ててハンカチを受け取り、胸元を押さえる。
その仕草が逆に艶っぽく見えてしまい、心臓がさらに跳ね上がった。
そのとき――背後から低い声がした。
「……あーさーくーらぁ?」
振り返れば、橘玲奈。
腕を組み、じとっとした視線を投げてくる。
「午前中に続いて、今度は理科室で何してんの?」
「ち、違う! 事故だ! 完全に事故だから!」
必死に弁解する俺の声は、理科室中に響き渡り、余計に目立ってしまった。
理科の実験でのハプニングが頭から離れないまま、放課後を迎えた。
透子に液体をこぼされて、慌てて拭こうとしたら胸に手が当たる――完全に事故だ。
でも俺の手にははっきりとした柔らかい感触が残っていて、心臓がまだ落ち着いていない。
そして何より厄介なのは、その一部始終を橘玲奈に見られていたことだ。
「……あーさーくーらぁ」
放課後の教室で荷物をまとめていると、背後からその声が聞こえた。
振り返ると、机に肘をついて頬杖をついた玲奈が、じっとこちらを見ている。
茶色の巻き髪が揺れ、制服のボタンがきつそうな胸を強調していた。
「な、なんだよ橘」
「ちょっと。話あるから、来な」
そう言って彼女は立ち上がり、腕を組んで廊下に出ていった。
残された俺は数秒迷ったが、逆らえるはずもなく、慌ててその後を追った。
連れて来られたのは、校舎裏の人気のない場所。
玲奈は壁にもたれかかり、腕を組んで仁王立ちしていた。
胸がどん、と主張していて、こっちの視線が揺さぶられる。
「……でさ。アンタ、さっきの理科室でのアレ、どういうつもり?」
「ど、どういうつもりって……違うんだ、完全に事故で!」
「ふーん? 事故ねぇ。……透子の胸に手ぇ突っ込んどいて?」
「っ……! だ、だから言うな!」
俺の必死の否定も空しく、玲奈はにやにやと笑う。
「へぇー。アンタってそういうタイプだったんだ。地味顔のくせに、やることは大胆じゃん?」
「違うってば!」
「……じゃあさ。あたしの胸でも試してみる?」
「っ……なっ!? なに言って――」
玲奈が一歩近づき、わざと腕を押し当ててくる。
ふわりとした感触が袖越しに伝わり、理性が吹き飛びそうになる。
「ほら。触ってみなよ。……本当に“事故”で済むのか、試してみ?」
「や、やめろって!」
慌てて後ずさる俺を見て、玲奈は楽しそうに笑った。
「ふふっ、やっぱアンタ面白いわ。顔、真っ赤だし」
少しからかったあと、玲奈はふっと真剣な顔になる。
「でもさ。透子のこと、アンタどう思ってんの?」
「ど、どうって……ただのクラスメイトだよ」
「“ただのクラスメイト”ねぇ……。ふーん……」
玲奈は意味深に呟き、窓から差し込む夕日を見上げる。
普段は明るいギャルなのに、どこか寂しげな横顔だった。
「……なあ橘。お前、なんで俺に構うんだ?」
「……え?」
「別に目立たない俺なんかに、わざわざ声かけてくるし、ちょっかい出してくるし」
「……そ、それは――」
一瞬、玲奈が言葉に詰まる。
しかしすぐにいつもの笑顔を取り戻し、胸を張ってみせた。
「決まってんじゃん。あたしがそうしたいから。……それに、アンタって放っとけないんだよね」
「放っとけない……?」
「そう。真面目ぶってんのにドジだし、むっつりスケベだし。見てて飽きないっていうか」
そう言って玲奈は、わざと俺の顔を覗き込んだ。
距離が近い。吐息がかかる。胸が触れそうなほど。
「……それにさ」
「……?」
「アンタ、知らないでしょ。ウチんちとアンタんち、親同士の付き合いあるってこと」
「え……?」
一瞬、意味が理解できなかった。
だが玲奈はすぐに話を打ち切り、また軽い調子に戻る。
「なーんでもない。忘れて忘れて」
「お、おい橘……?」
「ほら、もう暗くなるし帰るよ!」
玲奈は俺の腕を引っ張り、校舎を出ていく。
夕焼けに染まる帰り道。
玲奈はいつものように明るく笑っていたけれど、その笑顔の奥には何か隠しているものがあるように見えた。
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それはただのクラスメイト以上の何か――だが、俺はまだその意味を知らなかった。
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