むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス

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8話 ドタバタな朝

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朝の光がカーテンの隙間から差し込み、目を覚ました俺は、布団の中で違和感に気づいた。

(……ん? なんだこれ……あっ……!?)

 下半身が妙に湿っている。
 頭が一瞬で冴え渡った。

(ま、まさか……夢精……!? よりによって今朝……!?)

 昨夜のことが脳裏をよぎる。
 布団の中で沙耶香さんに甘やかされ、頬にキスされ、手をつないで眠った。
 思い出しただけで顔が熱くなる。

(あれのせいで、俺……っ! や、やばい……!)

 慌てて布団を押さえ、隠そうと必死になる。
 だが、その時。

「坊ちゃま。……おはようございます」

 扉がノックされると同時に、沙耶香さんの声が響いた。
 心臓が止まりそうになる。

(やばいやばいやばい! 絶対バレたら死ぬ!)

 慌てて寝返りを打ち、布団に潜り込む。
 その直後、扉が開き、いつもの穏やかな笑顔の沙耶香さんが姿を見せた。

「……坊ちゃま。朝から随分と、落ち着きがないように見えますね?」
「な、な、なんでもない!」
「ふふ……」

 沙耶香さんの目が、一瞬だけ鋭く俺の布団のあたりを見た。
 その視線に心臓が跳ね上がる。

「……もしかして。昨日の私のせい、でしょうか?」

 小さな声。
 でもはっきりと耳に届いた。

「っ……!!」

 布団に潜りながら耳まで真っ赤になった俺を見て、沙耶香さんは柔らかく笑った。

「安心してください。恥ずかしいことではありません。坊ちゃまが元気に育っている証でございますから」

 その声は優しく、母性的で――でもどこか小悪魔的だった。

「……昨夜、私が甘やかしすぎてしまったのですね」
「ち、違っ……! 俺は……っ!」
「ふふ。大丈夫。坊ちゃまのプライドは、私が誰よりも守ります」

 そう言いながら、沙耶香さんは頭を撫でてくれた。
 恥ずかしさで顔を覆いながらも、その手の温もりに少しずつ落ち着いていく。

(……やっぱり、この人には敵わない……)

 赤面しっぱなしの俺に、沙耶香さんは今日もにこやかに告げた。

「それでは、朝食の準備をしてまいりますね。……どうぞ、ゆっくり着替えてくださいませ」

 背を向けて出ていく姿を見送りながら、俺は布団の中で枕に顔を押し付け、声にならない叫びをあげた。

(し、死ぬほど恥ずかしい……でも、ちょっと嬉しい……!)

ダイニングに向かうと、テーブルには焼き立てのパンと卵料理が並んでいた。
 香ばしい匂いが漂っているのに、俺の心臓はまだ落ち着いていなかった。
 さっきの出来事が頭から離れない。

「おはようございます、坊ちゃま」

 にこやかに迎える沙耶香さん。
 その表情がいつも通り穏やかであればあるほど、逆にドキドキしてしまう。

「……おはよう」
「昨夜はよくお休みになれましたか?」
「……ま、まあ」

 曖昧に答えると、沙耶香さんはふっと唇を吊り上げる。

「そうですか。ですが……ベッドのシーツは、昨日洗ったばかりなのに……今日もまた洗わなければなりませんね」

「っ……!」

 パンを持つ手が止まる。
 顔が一瞬で真っ赤になるのを自覚した。

「い、いや、それは……!」
「ふふ。大丈夫です。恥ずかしがらなくても、坊ちゃまの“男らしい匂い”……私は嫌いではありません」

 耳まで熱くなる。
 むしろ「嫌いじゃない」とまで言われ、頭が真っ白になった。

「……むしろ私は、坊ちゃまの匂い……とても好きですよ」

 さらりと言われて、胸が爆発しそうになる。
 からかっているはずなのに、声音はどこか優しく、本気にも聞こえてしまう。

「っ……そ、そういうこと言うなよ!」
「ふふ。可愛らしい反応ですね」

 にこやかに微笑む沙耶香さんは、まるで全てを見透かしているようだった。
 俺はパンをかじりながら、必死に心臓の鼓動を誤魔化すしかなかった。
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