11 / 45
9話 校外学習①
しおりを挟む
――どうしても、彼と同じ班になりたい。
その思いが強くなったのは、ほんの数日前のこと。
休み時間、スカートの横のチャックを閉め忘れていたせいで、彼にパンツを見られてしまった。
(あんな……恥ずかしいところ、見られちゃったんだもの。普通に済ませられるわけないわよね……)
顔を真っ赤にして慌てて隠したあの日から、透子はずっと胸がざわついていた。
責任を取ってもらう――その言葉が、心の奥で小さく繰り返される。
だからこそ、今日の校外学習の班決めは絶好の機会だった。
くじ引き、と先生は言ったけれど、透子は小さく微笑む。
(彼が引いたのは「C班」。……なら、私もそこを引くしかない)
箱の中で紙の折り目を探り、彼と同じ質感のものを指先に引き寄せる。
これで一緒の班になれる――そう思って紙を開いた。
「……D班?」
目を見開く透子。
狙ったはずなのに、違う班。
そして隣で橘玲奈が、にやにや笑いながら「C班」と書かれた紙をひらひらさせていた。
(なんで……! 私があの人の隣にいるはずだったのに……!)
唇をかみしめながらも、透子は何事もなかったように微笑んで、D班の席へと歩いていった。
けれど胸の奥で小さく燃え上がった感情は、隠しきれなかった。
-----------------------------
俺の引いたくじは「C班」。
まあ無難かな、とぼんやり考えていたら――。
「アタシもC班なんだけど」
橘玲奈がひらひらと紙を掲げ、にやっと笑った。
派手な見た目のギャルだけど、どこか憎めない調子で。
「おいおい、あの橘と一緒かよ!」
「健斗、爆発しろー!」
男子たちがざわつく。
俺はただ頭を抱えるしかなかった。
「べっつに~。誰とでもやれるし? ……ま、アンタと同じ班でも、いーけど」
軽い口調でそう言う橘。
でも、視線の奥が一瞬だけニヤリと光った気がした。
一方、白石さんは静かにD班の列へ。
その横顔は、ほんの少しだけ影が差したように見えた。
(……なんかあったのか? いや、考えすぎだよな)
こうして、俺と橘を中心にしたC班が決まった。
博物館への校外学習は、一週間後に迫っていた。
-------------------------------------------------
バスに乗り込む直前、俺はふと今朝のことを思い出していた。
「坊ちゃま。今日は校外学習ですね」
「ああ。博物館に行ってくる」
「女子には紳士的に接してくださいませ。荷物を持ってあげるとか、席を譲るとか」
「わかってるよ……」
「それから――変な女の子に言い寄られても、決して惑わされないように」
沙耶香さんは真顔でそう言った。
俺が苦笑いすると、彼女はさらに念を押してきた。
「坊ちゃまは真面目で優しいからこそ、悪い女に騙されてしまいそうで……私は心配なのです」
(……過保護だよな、ほんと)
思い出すだけで、ため息がこぼれる。
でも同時に、心配してくれるその声に安心している自分もいた。
そんな余韻を引きずったまま、俺はクラスの仲間と一緒にバスに乗り込んだ。
席に着いて、周囲を見渡した瞬間――。
「はい、となりはアンタね」
橘玲奈が当然のように俺の横に腰を下ろしてきた。
茶髪の巻き髪を揺らし、スマホを片手ににやっと笑う。
「え、ちょ……」
「なに? 文句あんの? 同じ班なんだから当然でしょ」
軽口を叩きながらも、橘の胸元からふわっと甘い香りが漂ってきて、俺は思わず背筋を正した。
(……紳士的にしろ、ね。沙耶香さんの言葉が、今すごく重いんだけど……)
バスが発車してしばらくすると、橘がスマホをいじる手を止めて、ふいに眉をひそめた。
「うぅ……なんか、ちょっと酔ってきたかも……」
「だ、大丈夫か?」
次の瞬間、彼女はぐっと体を傾けてきて――俺の肩に頭を預けた。
ふわりと髪が触れ、甘い香りが鼻先をかすめる。
(ちょ、ちょっと待て! 近い! 近すぎる!)
必死に冷静を装いながらも、頭の中で「紳士的にしなさい」という声がこだまする。
でも、こんな至近距離で一体どうすればいいんだ……!
橘が肩に寄りかかってきてから、俺は心臓の音をごまかすのに必死だった。
(お、落ち着け……俺は紳士なんだ……! 沙耶香さんも言ってただろ……!)
そう自分に言い聞かせながら視線を逸らす。
だが、その瞬間――ふとした角度で、橘のシャツのボタンの隙間から、淡いピンク色がちらりと覗いた。
(っ……!? ピ、ピンクのブラ……!)
頭が真っ白になる。
紳士でいなければと思うのに、視線が勝手に吸い寄せられてしまう。
「……ん、やっぱ酔ってるかも……」
橘は小さく呟きながら、さらに体を預けてくる。
柔らかな重みが肩にのしかかり、俺の鼓動はさらに速くなる。
(やばい……この距離感……!)
しかも、短めのスカートから伸びるすらりとした足が俺の視界に入ってしまった。
膝上から太ももにかけての白い肌が、すべすべと光を反射している。
(あ、あれは反則だろ……! 見ちゃだめだ……紳士的に……紳士的に……!)
必死に窓の外を見つめるが、視界の端にどうしても入ってしまう。
そのたびに頭の中で警報が鳴り響き、落ち着くどころではなかった。
「……アンタ、なんか固まってない?」
橘が不意に顔を上げ、にやっと笑った。
距離が近すぎて、息がかかる。
「べ、別に! 俺は……全然!」
「ふーん……」
彼女はくすっと笑うと、また肩に寄りかかってきた。
その無防備さが余計に俺を追い詰める。
(……紳士的にって、これ以上どうすりゃいいんだよ……!)
俺は窓の外に必死に意識を逃がしながら、内心で悲鳴を上げ続けるしかなかった。
橘が俺の肩に頭を預けてしばらく。
少し落ち着いたのか、彼女は窓の外を眺めながらぽつりと呟いた。
「でさぁ……博物館って、正直つまんなそうじゃない?」
「……まあ、地味っちゃ地味だよな」
「だよね~。動物園とか遊園地のほうが絶対楽しいじゃん」
ギャルらしい調子に、俺は苦笑する。
けれど次の瞬間、橘はさらりと続けた。
「でも、あそこって国宝クラスの展示品も多いんだよ。特に鎌倉時代の刀剣類は見逃せないって」
「え……?」
思わず声が漏れる。
今の言葉、完全に歴史オタクかお嬢様学校の授業みたいな響きだった。
「……なんでそんな詳しいんだ?」
「べ、別に? 小さいころから親に連れ回されてただけ」
そう言って橘は慌てたように髪をかきあげ、ギャルらしい笑みを取り繕った。
けれどその仕草に、どこか気品の片鱗がにじむ。
(やっぱり……ただのギャルじゃないよな)
俺がそう思った瞬間、ガタン、とバスが大きく揺れた。
思わず座席のバーを掴むが、隣の橘は体勢を崩し――。
「きゃっ!」
そのまま俺の胸元に倒れ込んできた。
弾むような感触が直撃し、俺の呼吸は一瞬で止まる。
(っ……! や、やばい……完全に当たってる……!)
紳士的に振る舞え、沙耶香さんの声が頭の中でこだまする。
だが、これでは平静でいられるわけがなかった。
「ちょ、アンタ……しっかり支えなさいよ!」
「ご、ごめんっ!」
慌てて橘の肩を支えると、彼女は照れ隠しのようにぷいっと横を向いた。
だがそのとき、短いスカートの裾がずるりとずれて――。
(うわっ……!)
白くすべすべした太ももが大胆に露出し、視界に飛び込んでくる。
ほんのり赤みを帯びた肌が、至近距離で眩しく輝いていた。
「……ちょっと、アンタどこ見てんの?」
橘がにやっと笑い、目を細める。
視線を逸らそうとしたが、もう遅い。
「み、見てない!」
「ふ~ん? 顔、真っ赤だよ?」
「ち、違うってば!」
「ふふっ、否定すればするほど怪しいんだけど?」
橘は小悪魔的に笑い、また俺の肩に頭を預けてきた。
俺はただひたすら窓の外を見つめながら、心臓の音をごまかすしかなかった。
その思いが強くなったのは、ほんの数日前のこと。
休み時間、スカートの横のチャックを閉め忘れていたせいで、彼にパンツを見られてしまった。
(あんな……恥ずかしいところ、見られちゃったんだもの。普通に済ませられるわけないわよね……)
顔を真っ赤にして慌てて隠したあの日から、透子はずっと胸がざわついていた。
責任を取ってもらう――その言葉が、心の奥で小さく繰り返される。
だからこそ、今日の校外学習の班決めは絶好の機会だった。
くじ引き、と先生は言ったけれど、透子は小さく微笑む。
(彼が引いたのは「C班」。……なら、私もそこを引くしかない)
箱の中で紙の折り目を探り、彼と同じ質感のものを指先に引き寄せる。
これで一緒の班になれる――そう思って紙を開いた。
「……D班?」
目を見開く透子。
狙ったはずなのに、違う班。
そして隣で橘玲奈が、にやにや笑いながら「C班」と書かれた紙をひらひらさせていた。
(なんで……! 私があの人の隣にいるはずだったのに……!)
唇をかみしめながらも、透子は何事もなかったように微笑んで、D班の席へと歩いていった。
けれど胸の奥で小さく燃え上がった感情は、隠しきれなかった。
-----------------------------
俺の引いたくじは「C班」。
まあ無難かな、とぼんやり考えていたら――。
「アタシもC班なんだけど」
橘玲奈がひらひらと紙を掲げ、にやっと笑った。
派手な見た目のギャルだけど、どこか憎めない調子で。
「おいおい、あの橘と一緒かよ!」
「健斗、爆発しろー!」
男子たちがざわつく。
俺はただ頭を抱えるしかなかった。
「べっつに~。誰とでもやれるし? ……ま、アンタと同じ班でも、いーけど」
軽い口調でそう言う橘。
でも、視線の奥が一瞬だけニヤリと光った気がした。
一方、白石さんは静かにD班の列へ。
その横顔は、ほんの少しだけ影が差したように見えた。
(……なんかあったのか? いや、考えすぎだよな)
こうして、俺と橘を中心にしたC班が決まった。
博物館への校外学習は、一週間後に迫っていた。
-------------------------------------------------
バスに乗り込む直前、俺はふと今朝のことを思い出していた。
「坊ちゃま。今日は校外学習ですね」
「ああ。博物館に行ってくる」
「女子には紳士的に接してくださいませ。荷物を持ってあげるとか、席を譲るとか」
「わかってるよ……」
「それから――変な女の子に言い寄られても、決して惑わされないように」
沙耶香さんは真顔でそう言った。
俺が苦笑いすると、彼女はさらに念を押してきた。
「坊ちゃまは真面目で優しいからこそ、悪い女に騙されてしまいそうで……私は心配なのです」
(……過保護だよな、ほんと)
思い出すだけで、ため息がこぼれる。
でも同時に、心配してくれるその声に安心している自分もいた。
そんな余韻を引きずったまま、俺はクラスの仲間と一緒にバスに乗り込んだ。
席に着いて、周囲を見渡した瞬間――。
「はい、となりはアンタね」
橘玲奈が当然のように俺の横に腰を下ろしてきた。
茶髪の巻き髪を揺らし、スマホを片手ににやっと笑う。
「え、ちょ……」
「なに? 文句あんの? 同じ班なんだから当然でしょ」
軽口を叩きながらも、橘の胸元からふわっと甘い香りが漂ってきて、俺は思わず背筋を正した。
(……紳士的にしろ、ね。沙耶香さんの言葉が、今すごく重いんだけど……)
バスが発車してしばらくすると、橘がスマホをいじる手を止めて、ふいに眉をひそめた。
「うぅ……なんか、ちょっと酔ってきたかも……」
「だ、大丈夫か?」
次の瞬間、彼女はぐっと体を傾けてきて――俺の肩に頭を預けた。
ふわりと髪が触れ、甘い香りが鼻先をかすめる。
(ちょ、ちょっと待て! 近い! 近すぎる!)
必死に冷静を装いながらも、頭の中で「紳士的にしなさい」という声がこだまする。
でも、こんな至近距離で一体どうすればいいんだ……!
橘が肩に寄りかかってきてから、俺は心臓の音をごまかすのに必死だった。
(お、落ち着け……俺は紳士なんだ……! 沙耶香さんも言ってただろ……!)
そう自分に言い聞かせながら視線を逸らす。
だが、その瞬間――ふとした角度で、橘のシャツのボタンの隙間から、淡いピンク色がちらりと覗いた。
(っ……!? ピ、ピンクのブラ……!)
頭が真っ白になる。
紳士でいなければと思うのに、視線が勝手に吸い寄せられてしまう。
「……ん、やっぱ酔ってるかも……」
橘は小さく呟きながら、さらに体を預けてくる。
柔らかな重みが肩にのしかかり、俺の鼓動はさらに速くなる。
(やばい……この距離感……!)
しかも、短めのスカートから伸びるすらりとした足が俺の視界に入ってしまった。
膝上から太ももにかけての白い肌が、すべすべと光を反射している。
(あ、あれは反則だろ……! 見ちゃだめだ……紳士的に……紳士的に……!)
必死に窓の外を見つめるが、視界の端にどうしても入ってしまう。
そのたびに頭の中で警報が鳴り響き、落ち着くどころではなかった。
「……アンタ、なんか固まってない?」
橘が不意に顔を上げ、にやっと笑った。
距離が近すぎて、息がかかる。
「べ、別に! 俺は……全然!」
「ふーん……」
彼女はくすっと笑うと、また肩に寄りかかってきた。
その無防備さが余計に俺を追い詰める。
(……紳士的にって、これ以上どうすりゃいいんだよ……!)
俺は窓の外に必死に意識を逃がしながら、内心で悲鳴を上げ続けるしかなかった。
橘が俺の肩に頭を預けてしばらく。
少し落ち着いたのか、彼女は窓の外を眺めながらぽつりと呟いた。
「でさぁ……博物館って、正直つまんなそうじゃない?」
「……まあ、地味っちゃ地味だよな」
「だよね~。動物園とか遊園地のほうが絶対楽しいじゃん」
ギャルらしい調子に、俺は苦笑する。
けれど次の瞬間、橘はさらりと続けた。
「でも、あそこって国宝クラスの展示品も多いんだよ。特に鎌倉時代の刀剣類は見逃せないって」
「え……?」
思わず声が漏れる。
今の言葉、完全に歴史オタクかお嬢様学校の授業みたいな響きだった。
「……なんでそんな詳しいんだ?」
「べ、別に? 小さいころから親に連れ回されてただけ」
そう言って橘は慌てたように髪をかきあげ、ギャルらしい笑みを取り繕った。
けれどその仕草に、どこか気品の片鱗がにじむ。
(やっぱり……ただのギャルじゃないよな)
俺がそう思った瞬間、ガタン、とバスが大きく揺れた。
思わず座席のバーを掴むが、隣の橘は体勢を崩し――。
「きゃっ!」
そのまま俺の胸元に倒れ込んできた。
弾むような感触が直撃し、俺の呼吸は一瞬で止まる。
(っ……! や、やばい……完全に当たってる……!)
紳士的に振る舞え、沙耶香さんの声が頭の中でこだまする。
だが、これでは平静でいられるわけがなかった。
「ちょ、アンタ……しっかり支えなさいよ!」
「ご、ごめんっ!」
慌てて橘の肩を支えると、彼女は照れ隠しのようにぷいっと横を向いた。
だがそのとき、短いスカートの裾がずるりとずれて――。
(うわっ……!)
白くすべすべした太ももが大胆に露出し、視界に飛び込んでくる。
ほんのり赤みを帯びた肌が、至近距離で眩しく輝いていた。
「……ちょっと、アンタどこ見てんの?」
橘がにやっと笑い、目を細める。
視線を逸らそうとしたが、もう遅い。
「み、見てない!」
「ふ~ん? 顔、真っ赤だよ?」
「ち、違うってば!」
「ふふっ、否定すればするほど怪しいんだけど?」
橘は小悪魔的に笑い、また俺の肩に頭を預けてきた。
俺はただひたすら窓の外を見つめながら、心臓の音をごまかすしかなかった。
95
あなたにおすすめの小説
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
クラスで1番の美少女のことが好きなのに、なぜかクラスで3番目に可愛い子に絡まれる
グミ食べたい
青春
高校一年生の高居宙は、クラスで一番の美少女・一ノ瀬雫に一目惚れし、片想い中。
彼女と仲良くなりたい一心で高校生活を送っていた……はずだった。
だが、なぜか隣の席の女子、三間坂雪が頻繁に絡んでくる。
容姿は良いが、距離感が近く、からかってくる厄介な存在――のはずだった。
「一ノ瀬さんのこと、好きなんでしょ? 手伝ってあげる」
そう言って始まったのは、恋の応援か、それとも別の何かか。
これは、一ノ瀬雫への恋をきっかけに始まる、
高居宙と三間坂雪の、少し騒がしくて少し甘い学園ラブコメディ。
【完結】かつて憧れた陰キャ美少女が、陽キャ美少女になって転校してきた。
エース皇命
青春
高校でボッチ陰キャを極めているカズは、中学の頃、ある陰キャ少女に憧れていた。実は元々陽キャだったカズは、陰キャ少女の清衣(すい)の持つ、独特な雰囲気とボッチを楽しんでいる様子に感銘を受け、高校で陰キャデビューすることを決意したのだった。
そして高校2年の春。ひとりの美少女転校生がやってきた。
最初は雰囲気が違いすぎてわからなかったが、自己紹介でなんとその美少女は清衣であるということに気づく。
陽キャから陰キャになった主人公カズと、陰キャから陽キャになった清衣。
以前とはまったく違うキャラになってしまった2人の間に、どんなラブコメが待っているのだろうか。
※小説家になろう、カクヨムでも公開しています。
※表紙にはAI生成画像を使用しています。
陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件
暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる