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四十一話 『魔王の一撃』
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総勢一万のプレイヤーが狭いキッチンに押し寄せてきた。
「イベント会場はここか?」
「やっちゃいますか?」
等と思い思いに喋っている。魔王は泣きながら俺たちを睨んでいるし、もうどうあっても収拾がつきそうもない。
「ユウキ……あなたに任せるわ! あなたならきっと上手くやってくれるでしょ」
エリカは肩でゼイゼイ息をしている。目も少し虚ろで苦しそうだ。
「ああ、分かったよ。何とかするよ! でもあまり期待しないでくれよ」
俺はそう言うと、魔王の前に立ち塞がり、杖を構える。
「うおーっ!」
叫び声を上げて踵を返すと、魔王を背にして一万人のプレイヤーの方を見て杖に魔力を込める。
「どういうことだ? 敵は魔王だろ?」
前にいた戦士がびっくりして後ずさる。が、これだけ多くのプレイヤーがいたら気持ちも大きくなるものだ。
「こいつ共々やっちまおうぜ! もしかしたら魔王の子分みたいなもんだろ!」
「そうね。無視してもいいぐらいじゃない?」
女性戦士は俺を見て、相手にしなくていいと話している。
俺は二段階のファイヤーボルトを溜めて、
「ハードのロットナンバーの新しい人は後ろに下がって下さい。運営からイベントの話がありましたが、解決しましたので、皆下がってください」
と、言ってもそんなの関係ないとプレイヤー達はそれぞれの剣や斧、弓、杖などを構えて何時でも飛びかかる準備をしている。
「ユウキ先いくね」
エリカは剣にエネルギーを込めると、横一線に剣を振る。剣先から大きな刃が現れ、目の前のプレイヤーを殲滅した。
「エリカ! いつの間にこんなすごい技を習得したんだ?」
「今ね。特別なスキルを身につけたの。好きな人を守りたいと思う気持ちに合わせてスキルがレベルアップする能力みたい」
そう言って俺を見て恥ずかしそうに俯く。いつものエリカらしくない。でもプレイヤーの数が多すぎる。
俺とエリカは結局数の暴力の前にやられてしまった。もう多分ダメだ。運営に何とかしてもらいたくて裏で手を回したのが裏目にでてしまった。
「ふっ、面白い! 面白すぎるわ!」
後方で魔王の声がした。俺とエリカを魔王は引っつかむとキッチンの奥の部屋に移動する。うっすらと目を開けるとエレベーターがあり、追ってきたプレイヤーは魔王の手から出される炎の玉により一瞬で消滅した。
「イベント会場はここか?」
「やっちゃいますか?」
等と思い思いに喋っている。魔王は泣きながら俺たちを睨んでいるし、もうどうあっても収拾がつきそうもない。
「ユウキ……あなたに任せるわ! あなたならきっと上手くやってくれるでしょ」
エリカは肩でゼイゼイ息をしている。目も少し虚ろで苦しそうだ。
「ああ、分かったよ。何とかするよ! でもあまり期待しないでくれよ」
俺はそう言うと、魔王の前に立ち塞がり、杖を構える。
「うおーっ!」
叫び声を上げて踵を返すと、魔王を背にして一万人のプレイヤーの方を見て杖に魔力を込める。
「どういうことだ? 敵は魔王だろ?」
前にいた戦士がびっくりして後ずさる。が、これだけ多くのプレイヤーがいたら気持ちも大きくなるものだ。
「こいつ共々やっちまおうぜ! もしかしたら魔王の子分みたいなもんだろ!」
「そうね。無視してもいいぐらいじゃない?」
女性戦士は俺を見て、相手にしなくていいと話している。
俺は二段階のファイヤーボルトを溜めて、
「ハードのロットナンバーの新しい人は後ろに下がって下さい。運営からイベントの話がありましたが、解決しましたので、皆下がってください」
と、言ってもそんなの関係ないとプレイヤー達はそれぞれの剣や斧、弓、杖などを構えて何時でも飛びかかる準備をしている。
「ユウキ先いくね」
エリカは剣にエネルギーを込めると、横一線に剣を振る。剣先から大きな刃が現れ、目の前のプレイヤーを殲滅した。
「エリカ! いつの間にこんなすごい技を習得したんだ?」
「今ね。特別なスキルを身につけたの。好きな人を守りたいと思う気持ちに合わせてスキルがレベルアップする能力みたい」
そう言って俺を見て恥ずかしそうに俯く。いつものエリカらしくない。でもプレイヤーの数が多すぎる。
俺とエリカは結局数の暴力の前にやられてしまった。もう多分ダメだ。運営に何とかしてもらいたくて裏で手を回したのが裏目にでてしまった。
「ふっ、面白い! 面白すぎるわ!」
後方で魔王の声がした。俺とエリカを魔王は引っつかむとキッチンの奥の部屋に移動する。うっすらと目を開けるとエレベーターがあり、追ってきたプレイヤーは魔王の手から出される炎の玉により一瞬で消滅した。
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