BL官能ショートショート集

ヤミイ

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第34話 ナルシス⑦

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 義兄さんが紐を手繰り寄せる力に逆らい、僕はいざるようにして前進する。
 義兄さんが戸口を背にして立ち、僕は窓際へとにじり寄る格好だ。
 紐は僕らの間にピンと張り詰め、僕の勃起陰茎は睾丸を潰さんばかりに袋の上から精巣と精巣を分断するように会陰部に貼りついて、極めて不自然な角度で後方へと飛び出ている。
「ンアアアアア…」
 気持ちよくって、よだれが垂れる。
 紐にくびり殺されかけた亀頭部分はすでに青紫色で、陰茎自体は元の1・5倍の長さに伸びている。
 海綿体の所々が白く縞のようになっているのは、隠れていた結節の筋肉部分が引き伸ばされたためだろう。
「キモチ、イイ…」
 強がりでなく、心からそう思った。
 こんな快感は、生まれて初めてだ。
「モット、イジメテ・・・」
 思わず、そう口走ると、
「ようし、それならこれでどうだ?」
 義兄さんが紐を手繰る手に力を籠めた。
「ハアハアハアハア・・・」
 カーペットに爪を立てて耐えるけれども、義兄さんのほうが力が強かった。
 そのうち僕の躰は四つん這いの体勢のまま、じりっじりっと後退し、義兄さんの足元まで引き寄せられてしまった。
「こうしてやる!」
 掛け声とともに、義兄さんが僕の躰を仰向けにする。
「な、なにするの?」
 四つん這いの姿勢から裏返しにされたせいで、今度はもろに股間が剥き出しになった。
 茎の下4分の1が陰嚢に埋もれていた陰茎が自由になり、義兄さんの手の紐に引かれて天井を向く。
「こうするんだよっ」
 せーのっ!
 掛け声とともに、次の瞬間、義兄さんは陰茎を縛った紐一本で、いきなり僕の躰を吊り上げにかかったのだ。
 
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