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 後ろから左手を青年の胸に回し、右手で少年の下半身をまさぐった。
 青年のショートパンツは薄く柔らかい生地でできており、格納された性器の形が露骨に浮き彫りになっている。
 触る前から、中でその蛇のような器官が硬くなっているのが、遠目にもその形からわかったほど。
 彼に抱かれる前から、勃っていたとしか思えない。
 もしやー。
 彼は動悸の高鳴りを覚えた。
 この若者、己の煽情的な姿を自覚していて、そんな自分を夢想し、自身に欲情しかけていたのではないかー。
 そして自転車のサドルに股間を押しつけ、ひそかな興奮を愉しんでいたのでは…?
 そして、あわよくば、この登山道を横に逸れ、人気のない場所で自慰に耽ろうとしていたのかもしれない。
 妄想しているうちに、彼はワクワク感を抑えきれなくなった。
 こんもりした熱い膨らみをそうっと撫で上げ、ささやいた。
「気持ち、いい?」
「別に…」
 青年が、整った横顔を見せて、しんねりと顔を背けた。
「じゃあ、これは?」
 彼は左手でTシャツの上から青年の乳首を触り、右手で股間の膨らみを撫で始めた。
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