淫美な虜囚

ヤミイ

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531 恥辱の泥沼⑤

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 螺旋を描いて洗浄液が移動する。

 その感覚に、僕は現実に引き戻された。

 姉さんの容赦のない注入により、僕の腸にはたっぷりと液が充填され、腹部がバレーボールのように膨れ上がってしまっている。

「ク、クルシイ…」

 僕は呻いた。

「お、 お腹が張り裂けそう・・・」

 猛烈な痛みで目尻に涙が滲んできた。

 あまりに痛みが激しいせいで、心なしか、鼻先にそびえる勃起ペニスもやや力を失いつつあるようだ。

「楽になりたい?」

 意地悪な口調で、姉さんが言う。

 マスカラに縁どられた切れ長の目には、今やおなじみになったあのサディスティックな光が宿っている。

「ウ、ウン・・・」

 必死で、僕はうなずいた。

 このままでは、腸が破裂してしまう。

 大腸も小腸も、限界まで空気を入れた自転車のタイヤのチューブみたいに膨張しているのだ。

 ここまでくると、さすがにもう、翔の妄想に耽っている場合ではなかった。

 早くやめさせないと、内臓破裂で僕は死んでしまう・・・。

「性奴隷のくせに、意外に根性なしね」

 姉さんが馬鹿にしたように嗤った。

 ある意味、信じられなかった。

 今の姉さんは、僕の記憶にある、あの清楚で優しい女性ではないのだ。

 翔のせいで潜在意識の底に眠っていたサデイストのペルソナを引き出された、冷酷無比な”女王様”なのである。

 僕の苦痛に歪む顔を面白そうに眺めながらも、姉さんは注入をやめようとしない。

 さっきは3回に分けて入れてくれた洗浄液を、どうやら今度は一気に全部ぶち込むつもりらしい。

「アア、アアア・・・、アアアアアアアア・・・」

 僕は苦痛に全身を痙攣させた。

 旗竿のように屹立した筋肉の棒が、あまりの激痛に固さを失い、徐々に高度を下げていく。

 やがてパンパンに膨れ上がった腹部がその萎えかけた性器を隠し、その小山のような肉のボールの頂点で、へそが内圧で疣か何かみたいにぴょこんと飛び出してきた。

「し、しんじゃう・・・」

 すすり泣く僕に、

「じゃ、死ねば?」

 笑いを含んだ残酷な口調で、姉さんが短くそう吐き捨てた。
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