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67 奇跡再び②
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いつのまにかシートの上で犬の姿勢を取らされていた。
下から伸びた手が乳首をさすり、つまんでくる。
股倉をくぐってきた手が僕の陰茎をつかみ、根元から折り曲げてお尻の丸い双丘の間から真後ろに引っ張り出す。
そのため包皮は雁首のくぼみまでめくれてしまい、湯気の立つ亀頭がむき出しだ。
「で、出そう…」
僕は突き上げる快感に歯を食いしばる。
どくんどくんが始まらないよう、必死で下腹に力をこめる。
「こっちを向け」
髪の毛をつかまれ、顔を横に向けさせられた。
白Tシャツが目の前に立ち、スウェットのズボンを引き下げて怒張した男根を露わにした。
「咥えろ」
ぎゅうっ。
「あぐ」
口にアンモニア臭い熱い肉棒を押し込まれ、僕はカエルが潰れたような声を出す。
「ちゃんとしゃぶるんだよ」
「うぐ…ぐぐぐぐぐ」
その間にも、僕に対する愛撫は続く。
高まる興奮に何が何だかわからなくなりー
じゅぶじゅぶじゅぶじゅぶ…。
夢中で男の勃起ペニスを貪り始めた時だった。
「やめろよ。君たち、何やってるんだ」
叱咤の声とともに、僕を取り囲んでいた男たちが引き潮のように後退った。
ペニスを咥えたまま顔をひねると、ちょうど地下鉄が停まったところだった。
開いたドアから乗客が数人乗り込んで来たのだが、その中のひとりが僕らのほうに声をかけてきたのだ。
「あ」
驚きのあまり、唾だらけの亀頭を吐き出した。
割れた人垣の間に現れた青年の顔に、見覚えがある。
いや、見覚えがあるなどという生易しいものではなかった。
一ノ瀬渉。
彼と対面するのはきょうだけで、もう二度目である。
先ほどのエステの入口と、そして今。
心配そうに僕を見つめるその顔が、天使のそれのように美しく見えた。
「な、なんだ、おまえ?」
威嚇する白Tシャツを押しのけて、一ノ瀬渉が僕に向かって手を伸ばす。
「来なよ。ここで降りよう」
一ノ瀬渉に手を取られ、全裸のまま車両を出た。
降りる瞬間、股間からそそり立つモノに彼の手が触れ、
「あんっ」
僕は危うく膝から崩れ落ちそうになった。
あの時―。
最初に遭った時の”感触”が、フラッシュバックしたからだった。
平日の昼間だから、幸い、人影は少なめだ。
それでも、刺すような好奇の目が自分に集中するのがわかった。
「とりあえず、これを」
青年が、脱いだジャケットを肩からかけて、僕の裸体を隠してくれた。
「さっきも、会ったよね」
真っ赤になってうつむく僕の顔を覗き込むようにして、青年が訊いてきた。
「君は、確か、あの時の…」
ドキリとして横目で見ると、青年も気のせいか、頬を桜色に染めている。
「どうして、こんなことに?」
僕は弱々しくかぶりを振った。
わからない、としか、言いようがない。
どうやら僕は、痴漢たちを惹きつけるいやらしいフェロモンみたいなものを全身から発しているようなのだ。
「まあ、あのエステに通うとすると、こうなっても仕方ないか…」
青年が一瞬、遠くを見るような目をする。
彼も僕みたいに、あのエステティシャン・リナの性技を受けた口なのか。
「とにかく、着替えを何とかしよう。ここならいろんな商業施設まで地下から行ける」
「い、いんですか? お仕事は?」
ようやくのことでそれだけを口にすると、
「きょうは休みなんだ。だから、大丈夫」
僕に肩を貸して立ち上がらせ、一ノ瀬渉ははにかむように微笑んだ。
下から伸びた手が乳首をさすり、つまんでくる。
股倉をくぐってきた手が僕の陰茎をつかみ、根元から折り曲げてお尻の丸い双丘の間から真後ろに引っ張り出す。
そのため包皮は雁首のくぼみまでめくれてしまい、湯気の立つ亀頭がむき出しだ。
「で、出そう…」
僕は突き上げる快感に歯を食いしばる。
どくんどくんが始まらないよう、必死で下腹に力をこめる。
「こっちを向け」
髪の毛をつかまれ、顔を横に向けさせられた。
白Tシャツが目の前に立ち、スウェットのズボンを引き下げて怒張した男根を露わにした。
「咥えろ」
ぎゅうっ。
「あぐ」
口にアンモニア臭い熱い肉棒を押し込まれ、僕はカエルが潰れたような声を出す。
「ちゃんとしゃぶるんだよ」
「うぐ…ぐぐぐぐぐ」
その間にも、僕に対する愛撫は続く。
高まる興奮に何が何だかわからなくなりー
じゅぶじゅぶじゅぶじゅぶ…。
夢中で男の勃起ペニスを貪り始めた時だった。
「やめろよ。君たち、何やってるんだ」
叱咤の声とともに、僕を取り囲んでいた男たちが引き潮のように後退った。
ペニスを咥えたまま顔をひねると、ちょうど地下鉄が停まったところだった。
開いたドアから乗客が数人乗り込んで来たのだが、その中のひとりが僕らのほうに声をかけてきたのだ。
「あ」
驚きのあまり、唾だらけの亀頭を吐き出した。
割れた人垣の間に現れた青年の顔に、見覚えがある。
いや、見覚えがあるなどという生易しいものではなかった。
一ノ瀬渉。
彼と対面するのはきょうだけで、もう二度目である。
先ほどのエステの入口と、そして今。
心配そうに僕を見つめるその顔が、天使のそれのように美しく見えた。
「な、なんだ、おまえ?」
威嚇する白Tシャツを押しのけて、一ノ瀬渉が僕に向かって手を伸ばす。
「来なよ。ここで降りよう」
一ノ瀬渉に手を取られ、全裸のまま車両を出た。
降りる瞬間、股間からそそり立つモノに彼の手が触れ、
「あんっ」
僕は危うく膝から崩れ落ちそうになった。
あの時―。
最初に遭った時の”感触”が、フラッシュバックしたからだった。
平日の昼間だから、幸い、人影は少なめだ。
それでも、刺すような好奇の目が自分に集中するのがわかった。
「とりあえず、これを」
青年が、脱いだジャケットを肩からかけて、僕の裸体を隠してくれた。
「さっきも、会ったよね」
真っ赤になってうつむく僕の顔を覗き込むようにして、青年が訊いてきた。
「君は、確か、あの時の…」
ドキリとして横目で見ると、青年も気のせいか、頬を桜色に染めている。
「どうして、こんなことに?」
僕は弱々しくかぶりを振った。
わからない、としか、言いようがない。
どうやら僕は、痴漢たちを惹きつけるいやらしいフェロモンみたいなものを全身から発しているようなのだ。
「まあ、あのエステに通うとすると、こうなっても仕方ないか…」
青年が一瞬、遠くを見るような目をする。
彼も僕みたいに、あのエステティシャン・リナの性技を受けた口なのか。
「とにかく、着替えを何とかしよう。ここならいろんな商業施設まで地下から行ける」
「い、いんですか? お仕事は?」
ようやくのことでそれだけを口にすると、
「きょうは休みなんだ。だから、大丈夫」
僕に肩を貸して立ち上がらせ、一ノ瀬渉ははにかむように微笑んだ。
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