僕は家畜人 ~”連続絶頂” どうせ逝くなら、君の手で~

ヤミイ

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73 淫らな抱擁⑤

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 僕はおずおずと視線を下に向けた。
 目に入ったのは、斜めに突き立った二本の肉の棒だった。
 僕のペニスと、一ノ瀬渉のペニス、である。
 どちらも静脈が浮き出るほど硬く勃起して大きく弓なりに反り返り、先端の亀頭部分を膨張させている。
 太さと長さはほぼ同じくらい。
 どちらも、通常よりは大きめのサイズといっていいだろう。
 違いは渉のものが完全にむけているのに対して、僕のは半分以上包皮に覆われていることだった。
 渉の亀頭と僕の亀頭はちょうど裏側を密着させる格好で、お互いの”首”を押し上げ合っている。
「あああ…」
 先に喘ぎ声を漏らしたのは、渉のほうだった。
「い、いい…」
 そう独りごちながら、わずかに腰を左右に揺するように動かした。
「あうっ」
 次に喘いだのは、僕のほう。
 渉の亀頭の先が僕の亀頭の裏筋を真横にこすり、また元に戻ったのだ。
 僕の亀頭は全体がカウパー腺液で濡れている。
 渉の亀頭も同じだった。
 それだけに、この亀頭の鼻面の往復による摩擦は、僕の過敏な亀頭の裏筋にとり、予想外の快感だった。
 亀頭の粘膜と粘膜が擦過して、痺れるような淫楽を生み出したのだ。
「く、くう…」
 渉にペニスを押しつけられるがままの姿勢で、僕は硬直した。
 渉は両腕を壁に突き、淫らな動きで腰をグラインドさせながら、亀頭だけで僕を責めてくる。
 これも、兜合わせには違いなかった。
 でも、ソウルフーズの”飼育係”にやられたものとは、かなり異質な感触だった。
 なんていうかー。
 渉のとのほうが、淫楽の密度が濃いのである。
 飼育係は、単に僕の感度を確かめ、どのくらい刺激すれば逝くかを確かめているようなところがあった。
 けれど、渉は違った。
 自分自身、心から”これ”をしたがっているというのが、わかるのだ。
 腰の動きひとつに愛情がこもっているというかー。
 自分自身楽しみながら、僕の反応にも気を遣っている…。
 そんなそこはかとない優しさが、僕の亀頭へのこすり方ひとつからでも、伝わってくるようだった。
 喘ぎながら薄目を開くと、目の前に渉の胸板があった。
 渉はいつのまにかぐっしょり汗をかいていて、筋肉を内包した艶やかな肌が飴色にテカっていた。
 その二枚の板を正中線の所で組み合わせたような逞しい胸の端と端に、僕は見た。
 男のものにしては異様に大きい、一組の薔薇色の肉芽。
 あたかも何かで加工したかのような大きさと色を誇る、淫らなほど尖った乳首を。
 ふと気づくと、無意識のうちに向かって右側のそれに顔を近づけ、舌を伸ばして、先っちょで乳頭を舐めていた。
「んあっ」
 渉が動きを止め、全身を小刻みに震わすのがわかった。
 にゅるり。
 僕の亀頭の裏にめり込んだ渉の亀頭の先端から、何か汁みたいなものが染み出る感触がしたのは、その時だった。 
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