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97 堕ちた天使⑦
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「ア、ア、ア、ア、ア、ア、ア、ア」
渉が同僚のペニスを口の端からはみ出させ、かすれた声で喘いだ。
そのハスキーヴォイスに僕はますます欲情し、己が股間の熱き肉柱を右手で思い切り握りしめてしまう。
渉を後背位で犯しながら、警備員は胸のポッチを芋虫のような指でいじくり回す。
クリクリクリッ。
だが、渉の喘ぎが止まらないのはそのせいだけではない。
同僚の男が渉にイチモツを咥えさせたまま、渉の股間めがけて右手を伸ばしたのだ。
そこにあるのは、熟れる直前の固いバナナそっくりに反り返った肉色の長い棒。
ほとんど腹筋にくっつかんばかりに怒張したそいつは膨らんだ先端に露を宿し、見るからに卑猥極まりない。
その首根っこを逆側から手のひらで覆うと、同僚の男は握った亀頭を慣れた手つきでこね回す。
「アウウウウウ・・・アアアアアアアア・・・」
渉の端正な顔が赤みを帯び、薄く開いた目は淫蕩な光を帯び始める。
ふたりの”捕食者”以上に彼もまた欲情していることは、その平らな下腹の起伏でわかった。
見事に割れた腹筋が、まるで嵐に遭った海原のようにヒクヒク激しい起伏を繰り返しているのだ。
「おお、いいぞ、いい。また勃ってきた。もっと舐めろ。もっと」
渉に男根を咥えさせた男が、左手を渉の後頭部に当て、渉の顔を股間に押しつけながら夢見心地でつぶやいた。
「ゲフ、アウ、アハ…」
おそらくフェラチオを通り越し、ケダモノじみたイラマチオ状態に追い込まれたのだろう。
渉が苦しげにえずくのが聴こえてきた。
イラマチオは奥の奥までペニスを挿入し、喉の粘膜に亀頭を押し当てて快感を得る。
実際に経験したことはないけれど、ネットで得た知識でそのくらい僕も知っている。
が、苦しむ渉の姿に更なる獣欲を刺激されたのか、ふたりのケダモノの行為は烈しさを増す一方のようだ。
でも恥ずかしながら、それは個室の扉の隙間からその様子を見つめているこの僕も一緒だった。
鏡の前で全裸にむかれ、あられもない姿でふたりの男に犯されまくる美青年。
そのどうしようもなく淫靡な痴態に、右手の動きは速さを増すばかり。
それどころか、左手はいつの間にかシャツの下から右左と交互に乳首をつまみ、コリコリやり出す始末…。
ーう、で、出、出そう…。
食い入るように凌辱される渉を凝視しつつ、心の中でそう呻いた時だった。
「おまえら、何やってるんだ!」
突然怒声が響き、トイレの入口に新たな人影が現れた。
渉が同僚のペニスを口の端からはみ出させ、かすれた声で喘いだ。
そのハスキーヴォイスに僕はますます欲情し、己が股間の熱き肉柱を右手で思い切り握りしめてしまう。
渉を後背位で犯しながら、警備員は胸のポッチを芋虫のような指でいじくり回す。
クリクリクリッ。
だが、渉の喘ぎが止まらないのはそのせいだけではない。
同僚の男が渉にイチモツを咥えさせたまま、渉の股間めがけて右手を伸ばしたのだ。
そこにあるのは、熟れる直前の固いバナナそっくりに反り返った肉色の長い棒。
ほとんど腹筋にくっつかんばかりに怒張したそいつは膨らんだ先端に露を宿し、見るからに卑猥極まりない。
その首根っこを逆側から手のひらで覆うと、同僚の男は握った亀頭を慣れた手つきでこね回す。
「アウウウウウ・・・アアアアアアアア・・・」
渉の端正な顔が赤みを帯び、薄く開いた目は淫蕩な光を帯び始める。
ふたりの”捕食者”以上に彼もまた欲情していることは、その平らな下腹の起伏でわかった。
見事に割れた腹筋が、まるで嵐に遭った海原のようにヒクヒク激しい起伏を繰り返しているのだ。
「おお、いいぞ、いい。また勃ってきた。もっと舐めろ。もっと」
渉に男根を咥えさせた男が、左手を渉の後頭部に当て、渉の顔を股間に押しつけながら夢見心地でつぶやいた。
「ゲフ、アウ、アハ…」
おそらくフェラチオを通り越し、ケダモノじみたイラマチオ状態に追い込まれたのだろう。
渉が苦しげにえずくのが聴こえてきた。
イラマチオは奥の奥までペニスを挿入し、喉の粘膜に亀頭を押し当てて快感を得る。
実際に経験したことはないけれど、ネットで得た知識でそのくらい僕も知っている。
が、苦しむ渉の姿に更なる獣欲を刺激されたのか、ふたりのケダモノの行為は烈しさを増す一方のようだ。
でも恥ずかしながら、それは個室の扉の隙間からその様子を見つめているこの僕も一緒だった。
鏡の前で全裸にむかれ、あられもない姿でふたりの男に犯されまくる美青年。
そのどうしようもなく淫靡な痴態に、右手の動きは速さを増すばかり。
それどころか、左手はいつの間にかシャツの下から右左と交互に乳首をつまみ、コリコリやり出す始末…。
ーう、で、出、出そう…。
食い入るように凌辱される渉を凝視しつつ、心の中でそう呻いた時だった。
「おまえら、何やってるんだ!」
突然怒声が響き、トイレの入口に新たな人影が現れた。
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