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99 堕ちた天使⑨
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「この弾力がたまらんな」
”部長”が言い、握った渉の性器を真上に引っ張った。
「アアア、アアア、アアア…」
垂直方向のベクトルに惹かれ、渉が腰をせり上げる。
後頭部と踵だけで躰を支え、股間を頂点にしたその格好は、まるで児童公園のジャングルジムだ。
「このまま引きずっていくか」
陰茎を取っ手代わりに握ったまま、出入り口に向かって歩き出す。
渉は全くの無抵抗だった。
「アフ、アアアアアアン…」
それどころか、リノリウムの床を引きずられながら、かすかに喘いでいるようだ。
全裸のまま、勃起したペニス一本を握られ、床の上を引きずられていく美青年。
「アアン、チ、チギレルウ…」
”部長”が歩を進めるにつれ、渉の陰茎はゴムのロープみたいに伸びていく。
あまりに卑猥な光景に、僕は己が陰茎を扱く手を早めずにはいられなかった。
あの男、渉をいったいどうするつもりなのだろう?
このまま引きずっていくって、どこへ?
確か、さっき会議がどうとか言っていた。
取引先がクレームを言ってきてるとか。
でもそれと渉にどんな関係があるというのか。
そもそも、渉はこの会社でどんな立場にいるのだろう?
僕が目にした一連の出来事は、明らかにセクハラだ。
同僚、警備員だけでなく、上司まで。
コンプライアンス重視が叫ばれるこの令和の社会で、あんな行為が許されていいはずがない。
4人が廊下に姿を消したのを見届けると、僕は個室の中で全裸になった。
勃ちすぎて、もう我慢できなかった。
頭の中が今見たばかりの渉の凌辱シーンでいっぱいだった。
本来僕はごくノーマルな異性愛者を自任している。
たぶんにナルシストの気はあるけど、つい最近まではそうだったのだ。
なのに、ここのところ立て続けに起きた異常事が、僕の性向を変え始めていた。
潜在意識の底に眠っていたもう一つの嗜好が目覚めたというか…。
とにかく、渉のことを考えると、それだけで異様に興奮してしまうのである。
そこに、こんな淫らなシーンを見せつけられてしまったら、もう…。
「ハアハアハアハア・・・ハアハアハアハア…」
夢中で扱いていた、その時だった。
イ、イク…。
体の芯で脈動を感じ始めた、その瞬間である。
突然、ドアが開け放たれ―。
「だれだ、おまえ」
獣が唸るような野太い声が頭上から降ってきた。
しまった!
僕は扱く手を止めて青ざめた。
興奮のあまり、内鍵をかけるのを忘れていたのだ。
「やっぱりな。誰かがそこに隠れて盗み見してんのは、最初っからわかってたんだよ」
おそるおそる顔を上げると、ニタニタ笑うあの警備員と目が合った。
”部長”が言い、握った渉の性器を真上に引っ張った。
「アアア、アアア、アアア…」
垂直方向のベクトルに惹かれ、渉が腰をせり上げる。
後頭部と踵だけで躰を支え、股間を頂点にしたその格好は、まるで児童公園のジャングルジムだ。
「このまま引きずっていくか」
陰茎を取っ手代わりに握ったまま、出入り口に向かって歩き出す。
渉は全くの無抵抗だった。
「アフ、アアアアアアン…」
それどころか、リノリウムの床を引きずられながら、かすかに喘いでいるようだ。
全裸のまま、勃起したペニス一本を握られ、床の上を引きずられていく美青年。
「アアン、チ、チギレルウ…」
”部長”が歩を進めるにつれ、渉の陰茎はゴムのロープみたいに伸びていく。
あまりに卑猥な光景に、僕は己が陰茎を扱く手を早めずにはいられなかった。
あの男、渉をいったいどうするつもりなのだろう?
このまま引きずっていくって、どこへ?
確か、さっき会議がどうとか言っていた。
取引先がクレームを言ってきてるとか。
でもそれと渉にどんな関係があるというのか。
そもそも、渉はこの会社でどんな立場にいるのだろう?
僕が目にした一連の出来事は、明らかにセクハラだ。
同僚、警備員だけでなく、上司まで。
コンプライアンス重視が叫ばれるこの令和の社会で、あんな行為が許されていいはずがない。
4人が廊下に姿を消したのを見届けると、僕は個室の中で全裸になった。
勃ちすぎて、もう我慢できなかった。
頭の中が今見たばかりの渉の凌辱シーンでいっぱいだった。
本来僕はごくノーマルな異性愛者を自任している。
たぶんにナルシストの気はあるけど、つい最近まではそうだったのだ。
なのに、ここのところ立て続けに起きた異常事が、僕の性向を変え始めていた。
潜在意識の底に眠っていたもう一つの嗜好が目覚めたというか…。
とにかく、渉のことを考えると、それだけで異様に興奮してしまうのである。
そこに、こんな淫らなシーンを見せつけられてしまったら、もう…。
「ハアハアハアハア・・・ハアハアハアハア…」
夢中で扱いていた、その時だった。
イ、イク…。
体の芯で脈動を感じ始めた、その瞬間である。
突然、ドアが開け放たれ―。
「だれだ、おまえ」
獣が唸るような野太い声が頭上から降ってきた。
しまった!
僕は扱く手を止めて青ざめた。
興奮のあまり、内鍵をかけるのを忘れていたのだ。
「やっぱりな。誰かがそこに隠れて盗み見してんのは、最初っからわかってたんだよ」
おそるおそる顔を上げると、ニタニタ笑うあの警備員と目が合った。
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