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包皮を剥いた後の僕の亀頭は、真上から見た親指の形に似ている。
爪をはがしたあとの親指の形、とでもいえばいいだろうか。
全体はつるりとしていて、先っぽに小さな切れ込みのような尿道口が縦に薄く開いている。
僕の亀頭は普段は包皮に覆われているけれど、興奮した時などはその皮をでっぱりの下まで剥くことができる。
尿道口から透明な汁がにじみ出て、潤滑油の役割をしてくれるからだ。
この透明な汁のことを、医学的には前駆液とかカウパー腺液とか呼ぶらしい。
官能小説などに出てくるいわゆる”我慢汁”というやつで、要は性交をスムーズに行うための仕組みのひとつというわけだ。
この我慢汁が出てくると、僕の亀頭はようやく他人に触ってもらっても大丈夫な状況になる。
そう、ちょうど先生が今そうしようとしているように。
ただし、もっと気持ちよくなるには、たくさんたくさんこのいやらしいお汁を出さねばならない。
亀頭全体がヌルヌルになるくらいまで。
先生の人差し指と僕の尿道口の間で、我慢汁が透明な糸を引く。
鰹節を効かせた出汁みたいな匂いがつんと鼻をつく。
「だいぶ溜まってるな。共通テストが近いから我慢してるってか?」
先生が指先で濡れた亀頭をひと撫でした。
「あくうっ」
僕は股をすぼめてびくびく腰を震わせた。
爪をはがしたあとの親指の形、とでもいえばいいだろうか。
全体はつるりとしていて、先っぽに小さな切れ込みのような尿道口が縦に薄く開いている。
僕の亀頭は普段は包皮に覆われているけれど、興奮した時などはその皮をでっぱりの下まで剥くことができる。
尿道口から透明な汁がにじみ出て、潤滑油の役割をしてくれるからだ。
この透明な汁のことを、医学的には前駆液とかカウパー腺液とか呼ぶらしい。
官能小説などに出てくるいわゆる”我慢汁”というやつで、要は性交をスムーズに行うための仕組みのひとつというわけだ。
この我慢汁が出てくると、僕の亀頭はようやく他人に触ってもらっても大丈夫な状況になる。
そう、ちょうど先生が今そうしようとしているように。
ただし、もっと気持ちよくなるには、たくさんたくさんこのいやらしいお汁を出さねばならない。
亀頭全体がヌルヌルになるくらいまで。
先生の人差し指と僕の尿道口の間で、我慢汁が透明な糸を引く。
鰹節を効かせた出汁みたいな匂いがつんと鼻をつく。
「だいぶ溜まってるな。共通テストが近いから我慢してるってか?」
先生が指先で濡れた亀頭をひと撫でした。
「あくうっ」
僕は股をすぼめてびくびく腰を震わせた。
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