Ｒ指定

⑮

　僕はひょっとして先生に嫌われてしまったのだろうか。
　僕を、あんな状態で放置して帰ってしまうだなんて･･･。
　だとしたら、何がいけなかったのだろう。
　僕が仮性包茎だからだろうか？
　自分では気をつけているつもりだけど、包皮の内側に恥垢が溜まって匂っていたとしたら？
　先生が僕に悪戯を仕掛けてくるのはいつものことだ。
　勉強の息抜きで、乳首や性器を弄られたりキスされたり･･･。
　けれど、あそこまで大胆なことをされたのは、あの時が初めてだった。
　全裸に剥かれ、先生の前にすべてを晒した僕･･･。
　気持ちよかった。
　思い出すだけで、亀頭の先が濡れてきてしまうほど。
　だから、つい射精まで期待してしまった。
　先生ならきっと出させてくれる。
　そう思ったのだ。
　でも、甘かった。
　80分の時間制限。
　その範囲内で、僕は精一杯楽しまなくてはならないというわけだ。
　先生は週一回、土曜日の夜にしか来てくれない。　
　来週の土曜日までに、何か対策を考えないと。
　恥垢を洗って、仮性包茎を治す。
　それから、もっと先生好みの甘え方も研究すべきかも･･･。
　そろそろアナルのほうの覚悟も必要だろうか。
　もちろん、先生が望むなら、僕はいつでも処女を捧げる気ではあるけれど･･･。