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ヤミイ

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 佐平のグローブみたいな右手から、仲良くふたつの亀頭が顔を出している。
 ハート形をしたふたつの亀頭は充血して真っ赤に膨れ上がり、尿道口から透明な汁を滲ませている。
 亀頭の顎に当たる鈴口はきれいに二つに割れ、その下が発達したカリの張り出しに続いている。
 裏筋を密着させたふたりの節くれだった勃起ペニスは、ほぼ同じサイズ。
 先生のもののほうが少し細く、色白に見える。
 十分に発達した成人のペニスは、美しい。
 それだけで、筋肉質の別種の生き物のようだ。
 握りしめた二本のペニスを、佐平がひとりでオナニーをする時のようにぐしゅぐしゅと無造作に上下にしごく。
 あまりにしごく力が強いせいか、ふたつの赤剥け亀頭の先から溢れる先走り汁が白く泡立っている。
「ああ、ああ、ああ、ああ、ああああああっ」
 先生は白目を剥き、半開きの唇の端からたらたらよだれまで垂らしている始末だった。
 佐平の右手の上下運動に合わせて、僕は自分がしごかれているように昂ってきた。
 助清と佐平にされたことを躰が思い出し、居ても立ってもいられなくなっていたのだ。
 包茎の皮の中に亀頭を突っ込まれての兜合わせ。
 非貫通型のオナホを使っての強引なふたりオナニー。
 僕には先生が今感じている快感が手に取るようにわかった。
 あれほどの快楽は、ほかにない。
 正直、母とのセックスより、ずっといいー。
 キュッキュッキュ。
 にゅるにゅるにゅる。
 先生のペニスと佐平自身のペニス。
 ともにこれ以上ないほど勃起した淫らな肉の棒をひとまとめに握りしめてしごく佐平の右手が、どんどんスピードを上げていく。
 そうしながら佐平は左手で先生の裸身を抱きしめ、空気を求めて喘ぐその口におのれの分厚い唇を被せていく。
 空いた先生の乳首は、いつのまにか、背後から腕を回した助清の担当に変わっていた。
 デイープキスで口を塞がれ、両方の乳首を後ろからつまみ上げられ、ペニスを兜合わせの状態のまましごかれ、アナルを巨根に貫かれ・・・。
 ありとあらゆる責めに同時にさらされ、先生は陸に上げられ通電された若いイルカみたいに硬直している。
 色白の肌は興奮で桜色に染まり、ローションと汗でぬらぬらとぬめり、妖しく輝いている。
 先生が佐平の接吻から逃れた口で叫んだ。
「はううううっ! あはああっ!」
 三たび先生の躰が跳ね上がり、佐平に握られたペニスの先がぐぐっとふくらんだ。
「で、出る・・・」
 快感のあまり、先生の眼が眼窩の中でくるりと裏返る。
 どろり。
 と、ふいに片方の亀頭の尿道口から、スキムミルクそっくりの粘液があふれ出た。
「せ、先生・・・」
 僕はうめいた。
 ついに先生が射精してしまったのだ。
 が、佐平の責めはそれで終わりではなかった。
「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」
 その証拠に、新たに始まった責めに、先生がまた喘ぎ始めたのだ。

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