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ヤミイ

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 反動で僕の勃起肉竿がぶらんと揺れた。
 包皮の先が少しめくれ、その下から顔を出したぬるぬるの頭が白い湯気を上げている。
 リボンとゴム紐という二重の障壁のおかげで、先生のように”お漏らし”はしていない。
 が、分子の粒が小さいカウパー腺液は、包皮の中に溜まるほどたっぷり分泌されているようだ。
 勃起し切ったペニスは、仰向けになった僕の躰に平行に反り返ろうとする。
 それを”厚化粧”がつかみ直し、垂直に立てていく。
 当然、そうしておかないと、次に下降してきた時、先生の肛門に挿入できないからだ。
「どう? 少年、初体験の味は」
 腰をかがめ、僕の顔をのぞきこんで、ジュリが訊いてきた。
「は、はい・・・気持ち、いいです・・・とっても」
 僕はうなずいた。
 頭上で、ナオミに引き上げられた先生がゆらゆら揺れている。
 強制開脚のせいでお尻の肉が左右に引っ張られているため、穴がよく見える。
 真っ赤にただれ、開き切った肛門は、周囲の肉をかすかにひくつかせ、まるで僕を誘っているかのようだ。
 あの中に、ついさっきまで、僕の分身がめり込んでいたのだ…。
 そう思うと、感慨もひとしおだった。
 しかも、リボンとゴム紐のせいで、自慢じゃないが僕はまだ一度も射精していない。
 だから、あれだけ激しく先生を貫き通したばかりだというのに、まだカチコチだ。
 むしろ、先生の肛門に僕は飢えていた。
 これではとても足りない、と思った。
 もっと、突き立てたい。
 奥まで、もっと。
 何度でもできる気がした。
 どうせ射精を禁じられているのなら、それこそ先生が気絶するまで、この凶器のような肉槌を狂おしく連打してやることも可能なのだ・・・。
「あなたの性器、童貞のくせにすごいのね」
 ”厚化粧”の手で垂直に立てられた僕の肉槌をしげしげと眺め、感心したようにジュリが言った。
「兄貴ったら、たった一回の挿入で、もう逝っちゃってる。妹としては、なんだかちょっと妬けちゃうな」

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