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ヤミイ

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 僕らはしばらくの間、お互いの精液を味わいながら抱き合っていた。
 もちろん、相手の性器を口に含む、シックスナインの体位のままである。
 僕の口の中で、さすがに先生も硬さを失っていた。
 連続して射精したのだから、これは仕方のないことだ。
 先生が元気になるまで、もう少し待たねばならないだろう。
 はたしてきょう一日で、何回先生の精液を飲めるだろうか。
 先生の萎びた性器を口で味わいながら、僕は考える。
 あるいは、何度僕の精液を、先生に飲ませることができるのか・・・。
 僕自身の経験からして、オナニーは一日五回が限界だ。
 中学生でこの回数というのが、多いのか少ないのか、わからない。
 でも、この合宿では、ジュリの出してくれる特別料理や精力剤もあるし、媚薬の類いやアダルトグッズにも事欠かない。
 また、SMプレイ用の設備なども整っている。
 しかもきょうの相手は大好きな先生なのだ。
 自分の部屋でいやらしい妄想で頭を一杯にして、独り全裸で転げまわるより、効率よく欲情できるに違いない。
 だからきょうは、いつもの倍の十回は射精できそうな気がする。 
 問題は先生のほうだ。
 でも、心配要らないかもしれない、と思う。
 ゆうべ先生は、ナオミたちに何度も何度も射精させられたのだ。
 それこそ僕と同じくらい。
 でも、今朝もまた、僕とのシックスナインで多量の精を放っている。
 つまり、先生の精液製造機能は、少なくとも僕と同等と見てよさそうなのだ。
 互いの性器を綺麗に舐め終えると、僕は身体の向きを変え、先生の胸に頬をつけて寄り添った。
 先生が僕の顔を両手で挟み、そっと唇を近づけてくる。
 触れ合った唇が、きゅっと押しつけられる。
 かすかに開いた口に、先生の熱い舌が入ってきた。
 おずおずと僕も舌を伸ばす。
 そうして互いに、口腔内に残っていた精液を飲ませ合う。
 もとはと言えば、自分の出した汁である。
 思い返してみると、これが僕と先生の初めての口づけだった。

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