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ヤミイ

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「ああん、ああん、ああん」
 先生の喘ぎが激しくなる。
 まるで全身の穴という穴を陵辱されて悦ぶ痴女みたいに。
 鼻孔を開き、舌を垂らしたその顔では、麻薬中毒者みたいに瞳孔も拡大しているようだ。
 僕は陰嚢の中の玉をひとつずつコリコリ握る。
 普通、痛いはずなのに、先生は違う。
 精巣すらもが性感帯なのか、しっとり湿った眼で僕を見つめて、”もっとして”と催促するのだ。
 が、僕には僕のやり方がある。
 何もここで先生の言いなりになるつもりはない。
 そろそろ全部出させて決着をつけないと、図書館へ行く時間がなくなってしまうのだ。
 陰嚢の愛撫をやめて、男根責めに切り替える。
 雁首の下をぐいと握って、親指を亀頭の上に置く。
 そのまま握ったこぶしを激しく前後に動かしながら、親指の腹で亀頭を強く撫で回す。
「ひゃうっ」
 潰れんばかりに亀頭をこすられ、先生が口から泡を吹く。
 しごけばしごくほど亀頭は強く僕の親指にめり込み、ゴム製のカエルの頭部みたいに平たく変形する。
 そのうち、鈴口がぱっくり割れてスキムミルクを吐き出し始めた。
 頃合いだろう。
 僕は先生の肛門と陰茎から離した両手で先生の太腿をつかみ、思いっきり左右に押し広げた。
 目の前に飛び出る、凸凹に血管の浮き出た先生の筋肉ソーセージ。
 たび重なる射精で、その湾曲した男の器官は、ぬらぬらと濡れ光っている。
 その下で、ほおずきそっくりの黒っぽい陰嚢が揺れている。
「恥ずかしいね」
 いやらしい先生の股間を指差して、僕は嗤った。
「言わ・・・ないで…」
 顏を背ける先生。
 伏せたまつ毛が、驚くほど長かった。


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