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ヤミイ

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 躰の芯に埋めこまれたローターが、僕の前立腺を刺激し続けている。
 振動の強度が増したため、そこからじわじわと広がる快感は、もはや耐え難いものになってしまっている。
 しかも、柚葉の言葉で意識させられたせいか、尿意も強くなってきていた。
 そういえば、と改めて思う。
 尿意とは、昔からそういうものなのだ。
 いったん意識してしまうと、だんだん排尿したくてたまらなくなってくる。
 そうなると、いくら他のことを考えて気を紛らそうとしても、もう手遅れなのだ。
 いったん意識に上がった尿意は、消し難い。
 それこそ、排尿しない限り、忘れることはできない。
 そして、男特有の現象、”朝立ち”でわかるように、膀胱がパンパンに張ると陰茎も勃起する。
 寝ている間に膀胱から漏れ出た尿が、尿道に溜るからだろうか。
 ということは、その場合、排尿と同時に射精したら、間違いなく出るのは尿が先だろう。
 しかし、今の僕は違う。
 射精させられたばかりとはいえ、ローターのおかげで明らかに精液の再生産が進んでいるのだ。
 ローターの強度アップとともに陰茎が再び反り返り始めたということは、尿意より性欲が先だった感が強い。
 とにかく、尿意と情欲で、僕の肉茎はすでに目も当てられないほどカチカチに強張ってしまっていた。
 痩せた少女のような華奢な裸体からそそり立つ獰猛なその器官は、まさに独立した生き物のようだ。
 僕は狭い机の上に這い上がると、両手で真上を向いた先生のお尻をつかみ、頬肉をふたつに割った。
 そのとたん、むうっと生臭い臭気が立ちのぼり、僕の鼻孔を刺激した。
 鰹出汁に似たこの臭気は、間違いなく、前立腺で作られるカウパー腺液の匂いである。
 先生の躰は、自力で肛門から直腸の間の滑りをよくするようにできているのだ。
 もちろんそれは、僕もなのだろうけど…。
 僕は肉の桃の間から現れたイソギンチャクの口みたいな赤い穴を見下ろした。
 先生は二つ折りになっておのれの肉茎にむさぼるようにしゃぶりつきながら、ひくつく肛門で僕を誘っている。
 早く入れてとおねだりしているのだ。
「手伝いましょうか?」
 柚葉が頬を桜色に染め、淫らな期待に瞳を潤ませ、横から僕のいきり立つ筋肉ソーセージに、そっと白魚みたいな指を添えてきた。

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