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ヤミイ

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 初めてにしては、柚葉の肛門責めは大胆だった。
 まず、第一関節まで差し込むと、中でぐるぐる指を回し、内壁を愛撫し始めた。
「温かーい! 私、今、本当に少年のアナルに指を突っ込んでいるのだわ」
「ああ…そ、そんなに、回さないで…」
 僕は、そのむず痒いような感触に思わず顔を歪ませる。
「痛いですか? 痛かったら、そう言ってくださいね」
「痛くは、ないけど…まだ、慣れてないから、変な気持ちに…」
 そうなのだ。
 僕は先生ほど肛門責めに慣れていない。
 なんせ、この合宿に来てから、初めて本格的に開発されたようなものだからだ。
「今に良くなりますよ。だって、中がこんなにぬるぬるなんですから」
 媚薬ローションの名残りと、分泌され始めた肛門汁のせいに違いない。
 先生同様、僕も直腸から、肛門汁、すなわちもうひとつのカウパー腺液を出せるらしいのだ。
「わあ、どんどん入っていきますよ」
 ずぶっ。
 括約筋が丸くなり、柚葉の指の侵入に抵抗してその関節に絡みつく。
 が、柚葉は容赦ない。
 ぐさり。
 思い切りよく指を根元まで突き出すと、やがて僕の直腸の奥で振動するローターを探り当てた。
「これですね。押しますよ」
 前立腺の膨らみに、激しく振動するローターがめり込んだ。
「ぎゃうっ」
 慣れてきていたはずの振動がよりダイレクトに躰の芯に襲いかかる。
「はぶっ!」
 僕は木串に貫かれた鰯みたいに手足を突っ張らせた。
「ほうら、濡れてきました、濡れてきました。すごいすごい、ぷちゅぷちゅと透明なお汁が滲み出てきてます」
 嬉しそうに言って、柚葉が後ろに折り曲げた勃起陰茎の先の、僕の恥ずかしいズル剥け亀頭を指の腹で撫で回し始めた。
「あ・・・ああ・・・い…いいっ…」
 僕は痙攣する。
 そんなふうに執拗に過敏な濡れ亀頭をぬちゃぬちゃいじくられたら、僕のような感じやすい仮性包茎男子は、もう痙攣しないではいられない。
 柚葉は、あたかも塗り絵に熱中するようにのように、分泌されたカウパー腺液を亀頭全体にまぶしているのだ。
「濡れてきたら、最後は、いよいよ、これです」
 四つん這いの姿勢から僕を引き起こすと、柚葉は背後から僕を抱くようにした。
「両手を上に上げてくださいな。さ、お楽しみの3点責めですよ」
 右手で両方の乳首を弄りながら、左手で陰嚢をつかみ、親指だけ肛門に差し入れる。
「こっちを向いてください。仕上げに接吻させてくださいな」
 全身に広がる愉悦の波に翻弄され、僕は首だけ捩じって柚葉のほうを向く。
「私、接吻って初めてなんです。でも、初キスの相手があなたみたいに私好みの少年だなんて、ほんと幸せです」
 頬を赤らめながら、柚葉が僕の乾いた唇にふっくらした温かい唇をそうっと押しつけてきた。

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