R指定

ヤミイ

文字の大きさ
455 / 872

447

しおりを挟む
「チンポの先で、インターホンを…?」
 常識外れの要求に、僕はおうむ返しにつぶやいた。
 そんな話、聞いたことがない。
 勃起ペニスを、指の代わりにするだなんて…。
 でも、この時僕はもう少し事態を疑ってかかるべきだったのかもしれない。
 先生のマンションは、入口がオートロック式になっていた。
 つまり、来客はロビーの玄関前で来意を告げねば中に入れないわけで、その意味ではドアのインターホンなど不要なのだ。
 むろん、オートロックと戸別のドアのインターホンの両方を備えたマンションもあるのかもしれない。
 産まれた時から戸建ての家で生活してきた僕には、その辺りの事情がわからない。
 ともあれ、結論から言うと、先生の住居のそれは、インターホンなどではなかった。
 第一、インターホンにしては、ボタンの位置が低すぎる。
 しかも、壁ではなく、ドアの真ん中にあり、先生の腹の高さの位置に、ボタンがついているのである。
 僕は言われた通り、腰を突き出した。
 と、不思議なことが起こった。
 亀頭で触れたとたん、ボタンが向こう側に引っ込み、ドアに穴が開いてしまったのだ。
「こ、これは?」
 僕は先生を振り向こうとした。
 と、その時だった。
 先生が僕を前に押し出すのと同時に、誰かがドアの向こう側から、穴に突き刺さった僕の亀頭を握ってきた。
「うわっ」
 叫んだ。
 想定外の事態に、うろたえずにはいられなかった。
 ドアに開いた穴に、勃起ペニスがずるずると引き込まれていく。
「や、やめて・・・」
 先生が僕のアナルに太い肉の杭を打ち込むのに合わせ、誰かが両手で僕の怒張肉棒を握り、引っ張っている。
「くう・・・」
 まるで、展翅版の上の蝶の標本だった。
 僕はマンションのドアに開いた穴に勃起した性器を突っ込み、磔状態にされてしまったのだ。
「いいぞ」
 先生がドアの向こうの誰かに声をかけた。
「一日中放置されて、うずうずしてたんだろう。少し時間をやる。好きにしたまえ」
「きょうは、ふたりだけで楽しむ日にするんじゃなかったの?」
 返ってきたのは、ジュリの声だった。
 先生の”妹”、アイドル並みの肢体を誇るあのサディストの男の娘だ。
「少しお灸をすえてやろうと思ってな。この少年、いい気になって俺を玩具にしては悦んでるんだ」
「それは兄さんも同じでしょ。兄さんがマゾすぎるから仕方ないじゃない」
「俺がマゾヒストだということは否定しない。だが、そもそもこの合宿の目的は、こいつを性奴隷に仕立て上げることだろう? あまり増上慢にさせておくのは後のためによくないと思う」
 穴は狭く、そこに突っ込まれた僕の肉バナナは、膨らんだ亀頭のせいで容易に抜けそうもない。
「そうね。兄さんの言う通りかもしれない。ならばここでちょっと思い知らせてやろうかしら」
「どうする?」
「新製品、使ってみようと思うの」
「この前取り寄せた、あれか?」
「ええ。兄さんが失神しちゃったやつ」
「あれは…いい。ただ、あの快感に、”初心者”が耐えられるかどうか、だが…」
「大丈夫よ。この少年、性器だけは立派な大人だから。まあ、仮に気が狂ったとしても、性奴としてここで飼ってやればいい」
 ドア越しの不穏な会話に、僕は全身総毛立つ思いだった。
 先生が失神するほどの、快楽?
 気が狂うこともある、だなんて…。
 素敵だ…。
 そんなの、素敵すぎるー。
 ああ…この期に及んで、僕は何をされるというのだろう?


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

BL短編集

田舎
BL
タイトル通り。Xくんで呟いたショートストーリーを加筆&修正して短編にしたやつの置き場。 ※こちらは激しい描写や♡描写のない作品となります。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

仕方なく配信してただけなのに恋人にお仕置される話

カイン
BL
ドSなお仕置をされる配信者のお話

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。 漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。 陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。 漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。 漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。 養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。 陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。 漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。 仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。 沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。 日本の漁師の多くがこの形態なのだ。 沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。 遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。 内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。 漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。 出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。 休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。 個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。 漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。 専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。 資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。 漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。 食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。 地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。 この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。 もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。 翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。 この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

処理中です...