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ヤミイ

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 尿道バイブ・・・。
 その響きに、僕は戦慄を禁じえなかった。
 この前試したアナルプラグは、直腸の中から前立腺を責めると同時に、会陰部に当たる枝の部分で、外側から前立腺を刺激するという機能を持っていた。
 ところがこの尿道バイブという新兵器は、カテーテルのように尿道に挿入され、内側から前立腺を責めるのだ。
 尿道全体がビリビリと振動する。
 それは当然尿道だけにとどまらず、前立腺とペニス全体、いや、膀胱や陰嚢までをも震わせてくる。
「もっと狂え」
 僕の陰嚢を揉みしだき、先生が腰を突き上げる。
「あぐ」
 衝撃で僕のつま先が宙に浮く。
 先生の亀頭が直腸の奥のアナルローターを、また数センチ、押し込んだ。
「いく、逝っちゃうよ…」
 目を閉じ、舌をひらめかせ、喘いだ。
 前立腺はいわば女の子宮に対応する男だけの臓器。いわば男の性を司る根源だ。
 それをアナルローターと尿道バイブに挟み撃ちにされ、僕はもう、気も狂わんばかりだった。
 こみあげてくるのは、射精感だけではない。
 僕はすさまじい尿意をも、覚え始めていた。
 尿道の入口で、尿と精液がせめぎ合う。
 でも、今そこは、小刻みに振動する尿道バイブに占拠されてしまっていた。
 ドアの向こうでは、ジュリが穴から突き出た僕のペニスを握り、先端に突き立てた尿道バイブを動かしている。
 尿道バイブが前後に動くと、つられて僕の尿道も一緒に動き、そこに接する前立腺に異様な感触が走る。
「あう、あう、あううう」
 僕はドアの穴に勃起肉茎を突き立てたまま、ゆらりと後ろに反り返った。
 先生の胸板に後頭部を押し当て、口を半開きにして先生の顔を見上げ、キスを待つ。
 が、先生は、キスで応える代わりに、僕の乳首を弄っていた指を、口の中に押し込んできた。
「はあうっ」
 精液の匂いの沁みついたその指に、僕は赤ん坊のように吸いついた。
 濡れた舌を親指と人差し指でつままれ、捻られた瞬間、あまりの快感に、
「むきゅう」
 そううめいて、僕は狂おしくガクンガクンと腰をドアに打ちつけ始めた。


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