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ヤミイ

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 勃起中枢ともいわれる前立腺への過激な攻めで、さすがの僕も失神してしまったらしかった。
 次に目覚めた時には、僕は部屋の中にいて、全裸のまま、ラウンジの片隅のソファに横たえられていた。
「うう・・・」
 ずいぶんと長い時間、無理な姿勢を取らされ続けたせいで、躰の節々が痛んだ。
 おそるおそる股間を確かめる。
 男根は縮んで、亀頭を余った包皮に包まれたユムシ状の情けない姿に戻っていた。
 ジュリが抜いたのか、尿道バイブなるものは、影も形もない。
 ただ、つけ根のあたりに穴の跡が残り、かすかに陰茎の先がひろひりした。
 オナニーをやりすぎて包皮がただれ、尿が沁みる時のあの感覚だった。
 僕は最後の射精の時に、我慢できずに放尿したことを思い出した。
 あの時、先に精液が出て、それから尿が噴出したのだ。
 精液と尿が混じって出ることはない。
 それを改めて確信した思いだった。
 これは明日、柚葉が来たら教えてやらねばならないだろう。
 そんなくだらないことに思いを馳せていると、
「目が覚めたか?」
 カウンターのほうから、先生の声がした。
 身を起こすと、SMクラブの女王さながらのボンテージスーツに身を包んだジュリと、全裸の先生が見えた。
 ジュリはカウンターの向こう側でグラスを磨き、先生はこちら側の椅子に腰かけて飲み物を口に運んでいる。
「とりあえず、先に夕食を済ませたらどうかしら? 夜は長いんだし、やり足りないんでしょ? あなたたち」
 ジュリの背後のアンティークな壁掛け時計は、午後9時を示している。
 なるほど、確かに彼女の言う通りだ。
 明日は大人数が入り乱れての性のバトルロイヤルになる。
 ならば、先生とふたりきりでしかできない愛の行為は、今晩中にすべて済ませておかねばならないだろう。
「いい考えがあると言っていたな。食事が終わったら、さっそくそれを試してみよう」
 僕が隣に座ると、さりげなく股間に手を伸ばしてきて、先生が言った。
 ふにゃふにゃになったユムシそのものの生殖器をいきなり握られ、僕は反射的に少し尻を浮かせてしまう。
「だがその前に、アナルローターを新しいものに取り換える必要がありそうだ。充電がそろそろ切れてくる頃だからな」
「ええ…。それは僕も考えていたところでした。お互いに、まずローターを取り出しあったら、素敵だろうと」
「ここで、か?」
「はい。カウンターの上に腰を下ろして、互いに肛門を見せ合って…」 
「それ、いいわね。私も傍で見せていただくわ」
 僕の前に料理を並べながら、ジュリが眼を輝かせる。
 料理といっても、皿に乗っているのは、宇宙食のような流動食のパックばかりである。
「これが、夕食?」
 あまりのことに、話題を中断してたずねると、ジュリがしたり顔で説明を始めた。
「だってすぐに効果が現れるもののほうがいいでしょ? ここにあるのは全部強壮剤と媚薬。即効性プリテインもあるからある程度おなかも膨れて空腹感が残らない。しかも固形物はゼロだから消化されても大腸に大便が溜まらないわ。これはあなたたちみたいなアナル愛好者には大事なことでしょう? せっかくアナルローターやアナルクンニや肛門性交で気持ちよくなってるのに、肛門から糞便が漏れてきたら気分が台無しじゃない。それこそスカトロ趣味じゃない限りはね」 
 
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