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ヤミイ

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 な、なんだろう、今のは…。
 いまわしい記憶に、僕は呆然となる。
 父が僕にそんなことを・・・?
 最近見た父の顔を思い出そうと試みる。
 でも、なぜかぼんやりして浮かんでこない。
 そもそも、僕に父親などいたのだろうか。
 そんな疑問すら、頭をもたげてくる始末だ。
「そう思って改めて見てみるとさ、このペニスも尋常じゃないよね。見てよ、この色と艶。カリの張り出し具合」
 ジュリたちの会話は続いている。
 ふたりで仲良く、カチコチに怒張した僕の恥肉茎を観察しているらしい。
「この子はまだ中学生なんだよ。中学生のペニスって、こんなに大きいと思う?」
「ああ。それは初めて見た時から思ってたさ。この太さ、そしてこの長さ、熟れたてのバナナみたいな反り返り方・・・。こいつの部屋で、最初にこいつを裸に剥いた時は、股間にそそり立つコレを見て、さすがにわが目を疑ってしまったよ」
 先生が言っているのは、あの日のことだ。
 勉強を教えているふりをして、いきなり僕を抱き寄せ、セーターをめくり上げてじかに裸の乳首を触り・・・。
 同時にもう一方の手でスウェットの中に手を突っ込んで股間をまさぐって、僕をトキトキに勃起させた、あの日・・・。
 そしてその数日後、また同様の手口で僕を興奮させた先生は、めくるめく快感に前後不覚に陥った僕を丸裸に剥き、あろうことか、炬燵板の上に仰向けに横たえたのだ。
 そして行われたひめやかな愛撫の数々…。
 見られ、触れられ、扱かれ、剥かれー。
 初めての経験に僕は震え、喘ぎ、耐え切れず多量の命のエキスを射出したものである。
 でも、なんということだろう。
 今よみがえったこの記憶が正しいとすれば、あれは初体験ではなかったということになる・・・。
 先生とジュリの会話に触発され、脳裏に新たな記憶がよみがえる。
 中学一年生ぐらいだろうか。
 僕は全裸でお風呂の洗い場に立たされている。
 壁の鏡に、下半身だけが映っている。
 僕のアレは屹立し、下腹にくっつかんばかりに反り返っている。
 その幼い肉棒に泡をまぶして、父が片手で扱いている。
「バナナ、硬くなってきたね」
 先端の包皮を剥いて、父が言う。
「ここ、触られると、まだ痛い?」
 ピンクの亀頭を指でつついて、訊いてくる。
「少し」
 正直に答えると、
「じゃ、舐めてあげよう。ミルクが出るまで。その後は、おまえがパパのを舐めるんだよ。いいね?」
 肛門に指をつっこみ、父が口で僕を犯し始める。
 とっくの昔に精通を済ませ、射精の快感を知っている僕は、愛撫されるともう無抵抗だ。
 父に犯される嫌悪感より、性的快感への期待がどうしても勝ってしまって…。
 父の口の中は温かい。
 熱い舌が敏感な部位を舐め回す。
「ああんっ」
 僕はのけぞり、父の喉元深く、硬く尖ったいけないものを突き立てる。
 自分からねだるように腰を振ると、すっかりおなじみになったあのドクンドクンが始まって・・・。

 そういうことか。
 記憶を負いながら、僕は妙に納得する。
 僕の性器の成熟ぶりは、オナニーをしすぎたせいではなかったのだ。
 小学生から中学生にかけて、毎晩のようにあの男に玩具にされたからだったのだ…。
 しかも、場所は布団の中やお風呂場だけでなく、例えば買い物に出た先の、商業施設のトイレでも・・・。


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