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ヤミイ

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「きさま、俺のジュリに何をした?」
 先生は僕を潤んだ眼で見つめている。
 そこにあるのは愛ではなく、怒りの感情だ。
 そうか。
 はたと僕は気づいた。
 先生も、嫉妬しているのだ。
 誰に?
 むろん、この僕に、である。
 最愛の”妹”、ジュリを本気で逝かせてしまった僕が、腹立たしくてならないのだろう。
 この合宿は、元はと言えば、黒幕のジュリが、自分の楽しみのために企画したものに違いない。
 毎年、兄である先生に生贄を選ばせ、その生贄を調教したり、助清たちエキストラに先生もろとも陵辱させたりして、4日間ぶっ通しで性の饗宴を繰り広げるのだ。
 ところが高みの見物を決め込むはずのそのジュリが、僕の考案した子宮脱セックスによって、まさに堕天使のごとく、天上界から地に落ちてしまったのである。
 ジュリは先生の目の前で僕の手によって膣から子宮を引きずり出され、その子宮にあろうことか、自分のペニスを挿入させられたあげく、絶頂に達して射精までしてしまったのだ。
 先生が、僕より、ジュリを愛している・・・?
 腹の底が冷たくなるほどの、衝撃だった。
 憎しみが込み上げてきた。
 可愛さ余って憎さ百倍、とはこのことだった。
「そんなこと言う先生なんて、嫌いだ!」
 目に涙をためて、僕は叫んだ。
「助清、佐平、聞いて! ジュリの代わりに僕が命令する! 先生を、もっと滅茶苦茶に凌辱してやって!」
 通じるかどうか、わからなかった。
 でも、なんとなく、予感はあった。
 この合宿の参加メンバーの中で、少なくとも、僕は最下位ではない。
 いや、それどころか、かなり上の階梯にまで上り詰めきた自負がある。
 間違いなく、先生よりは優位に立っている。
 そうではないか?
 その証拠に、あのジュリでさえ、僕の足元にひれ伏したのだ。
 ジュリの操り人形である覆面男二人組が、その僕の命令を聞かないはずがない。
 予感は当たった。
 しばしの沈黙の後、助清と佐平が、僕に向かって、かすかにうなずいたのだ。
 やった!
 歓喜の念に僕は打ち震えた。
 先に動いたのは、助清のほうだった。
 太い腕が、突如として旋回した。
「な、何をする?」
 ベッドにうつ伏せに突き倒され、悲鳴を上げる先生。
 うつ伏せに倒れている先生の両膝の裏を、助清が踏む。
 そうしておいてから、やにわに足を絡め、背後に腕を引きつけて、いきなり自分が後ろに倒れこんだ。
「ぐはっ」
 反動で弓のように反り返り、先生の躰が一気に起き上がる。
 助清が、自分の手と足で先生を支えるようにして、そのままぐいと宙に突き上げた。
 やぐらのような格好で、空中で海老反りになる先生。
 限界まで湾曲した裸体から、垂直に勃起ペニスだけがそそり立っている。
「こ、これは・・・?」
 僕は目を見開いた。
 間違いない。
 助清が先生にかけたのは、プロレスの関節技のひとつだった。
 ロメロスペシャル。
 別名、天井固めである。
 傍で見ていた佐平が立ち上がる。
 左傾が手を伸ばすと、画面が動き出した。
 佐平が、カメラの位置を調節しているのだ。
 カメラは、あられもない先生の裸体に、じわじわと近づいていく。
 汗ばんだ筋肉質の肌が大写しになり、僕は思わず怒張した生殖器官を握りしめる手に力を籠めた。
 
 
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