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ヤミイ

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「わからない? 兄貴を最高に悦ばせるのは、拷問なの。だからここには、中世ヨーロッパの拷問器具を復元したレプリカが、いくつもある。明日の合宿最終日は、それらも総動員しての、祝祭にするつもり」
 喘ぎ、悶える先生の向こうで、ジュリが言う。
 先生の勃起ペニスを巨乳の谷間に挟み込み、柔肉でズリズリ扱きながら亀頭の先を舐めている。
 そうか。
 三角木馬というのは、拷問器具の名前だったのか。
 でも、それがいったいどんな用途に使われるのか、拷問などというものにまったく興味のない僕には、まるで予想がつかなかった。
「僕は、そんなの嫌いです。痛いのなんか、耐えられない・・・」
「別にあなたを拷問するとは言っていないわ。あくまでも、拷問されるのはこの人。この変態兄貴。あなただって好きでしょ? この人がこんなふうに涎を垂らして、悦びにうち震える姿を鑑賞するのは」
「ええ、まあ・・・」
 それは否定できない。
 今だって、本当は先生にこっちを向いてほしい。
 先生の逝く時の顔が見たい。
 射精の瞬間の、あの蕩けるような顔をもう一度、間近で見てみたい・・・。
 そう念じながら、僕は少しでも先生の気を引こうと、後ろから先生の裸身を抱きしめ、乳首を責めるのだ。
「三角木馬に乗せられた時のこいつの顔、早くあなたに見せてあげたいわ。それはそれは卑猥で、見ているほうが、ただ見ているだけで、あまりのいやらしさに、つい精を漏らしてしまうのよ」
 見ているだけで、射精してしまうほど、エロい先生の痴態・・・?
 その言葉だけで、僕は危く逝ってしまいそうになる。
 ただでさえ肛門には助清の勃起肉棒が根元まで突き刺さり、前立腺を刺激し続けているのだ。
 しかも、ジュリのペニスと兜合わせされた僕のペニスはオナホ代わりの子宮に包まれ、そのまま先生の肛門深くめり込んでいるのだ。
 だから、ジュリの呼び方が『おまえ』から『あなた』に変わっていることにも、しばらくは気づかなかった。
「ね、兄貴、あんた、昔っから、拷問、大好きなんだよね?」
 ジュリが意地悪い口調で、先生に訊く。
 僕と同じ目に遭わされ、更に脱子宮状態にされながらも、この精神力には驚嘆する。
「ご・・・拷問・・・」
 先生がうめいた。
「さ、三角、木馬・・・」
「ほら、あれでお尻の穴をギシギシされて、勃起チンポの裏を血まみれにして、睾丸が潰れる寸前まで・・・」
 ジュリが呪詛のように言いつのる。
「ああ・・・」
 先生が甘い甘い声で鳴いた。
 なにかを思い出すように、うっとりと視線を宙にさまよわせた。
「い、いじめて・・・。ボクを、もっと、めちゃくちゃにして・・・」

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