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ヤミイ

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「手伝うわ」
 ジュリが背後から両手を伸ばし、”兜合わせ”状態の僕と先生の勃起肉棒をむんずとつかんだ。
 亀頭の首のあたり、張り出したエラの下を握って、ふたつの亀頭を固定する。
 赤ん坊のこぶしのようにズル剥けで筋肉質なのが、先生の亀頭。
 半ばまで包皮を被って、のぞいた”顔”の部分がカウパー腺液で濡れ光っているのが、僕の亀頭である。
 さすがにジュリも、動きを止めている。
 けれど、彼女の股間から生えた硬い肉の矢尻は、僕の肛門に突き刺さり、緩んだ直腸壁にうずもれたままだ。
「ありがとう。じゃ、行くわよ」
 腰に巻いたペニバンの天狗の鼻で先生を真下から貫いた塁が、これまた背後から右手を伸ばす。
 右手には、耳かきに似た例の尿道スティックが握られている。
「最初は彼からね」
「いいわ。お好きにどうぞ」
 ジュリが突き刺しやすいように、二本の陰茎の角度を調節する。
 塁の切れ長の眼に殺意を思わせる鋭い光が宿ったかと思うと、
「ああうっ」
 突然先生が悲鳴を上げ、煮えたぎる油に抛り込まれた海老のようにびくんと硬直した。
 見ると、先生の亀頭の頂、縦に二つに割れた鈴口を押し分けるようにしてあのスティックが突き刺さっていた。
「スイッチ、オン」
 ジュリが左手に持ったリモコンの電源を入れると、
「あ、あ、あ、あ、あああああっ!」
 みるみるうちに先生の裸体が真っ赤に上気し、半開きになった口からよだれが溢れ始めた。
「早く逝きなさいよ。ほら」
 塁が憎しみをこめて、先生の男根を貫いたスティックを押し込んでいく。
 スティックは小刻みに振動しているらしく、先生の陰茎の震えが密着した僕の陰茎にも伝わってくる。
「あ、あ、あ、あ、あ、だ、だめ」
 先生の整った容貌が、怒涛の快感に切なく歪む。
 眼窩の中で眼球がゆっくりと裏返り、黒目の部分がまぶたの裏に消えていく。
「そのへんで、今度は少年を」
 二本の勃起肉棒を両手で握り、ジュリがアドバイスした。
「彼だけ射精させちゃ、精液のブレンドが味わえないわ。ふたり同時に逝かせないと」
「そうね」
 狂気の宿った表情をクールな顔に浮かべて、こっくりとうなずく塁。
「少年の、濃い精子がたっぷり溶けこんだスペルマ飲むのって、実はひそかな私の夢だったのよ」
「でしょ? こんなの飲めるの、ここだけだからね」
 ふたりが僕の話をしているのだと思うと、先生の陰茎に密着した僕の肉竿はますますいきり立った。
 今度は僕の番だ。
 僕の尿道口に、あれを突き刺してもらえるのだー。
 正直、怖くはなかった。
 それどころか、期待で胸が張り裂けそうだった。
 尿道責めは、先生とやったカテーテルオナニーですでに体験済みだから、スティックの太さなど問題じゃない。
 見たところ、尿道スティックのほうが、カテーテルよりずっと細いからだ。
 しかも、カテーテルと違い、スティックは自ら振動する。
 尿道のつけ根は前立腺で囲まれているから、スティックを奥まで突っ込まれると、僕らは直腸側と尿道側の両方から、性感の中枢である前立腺を愛撫されることになる。
 それがどれほどの快楽なのか、想像するだけで陰茎の先からミルクが漏れそうになるほどだった。
 悶える先生を後ろから抱きしめ、塁が僕の勃起恥棒に向かって右手を伸ばしてきた。
 その手に握られる、二本目の尿道スティック。
「おまえみたいないやらしいガキ、見たことないわ。恥を知りなさい」
 僕の顔に唾を吐きかけ、塁がなじった。
 次の瞬間、カチコチにしこった陰茎の先端に異様な感触を覚え、
「ああ、ち、ちんちん、い、いいっ!」
 僕は握るジュリの手の中で、勃起ペニスを烈しく真上に突き上げた。
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