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ヤミイ

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 入ってきた。
 本来受け入れるべきではない躰の一部に無理やり異物を挿入される名状しがたい感触に、僕は硬直する。
 ちゅぶり。
 ちゅぶちゅぶちゅぶ…。
 狭い尿道を、肉壁を押し広げ、耳かき状のスティックが、ゆっくりと下降していく。
 目と鼻の先では、すでに根元までスティックを差し込まれた先生が、口から泡を吹いて悶絶している。
「かふっ」
 スティックの大半が見えなくなり、先端が尿道のつけ根に達すると、僕は白眼を剥いてがくんと腰を振った。
 スティックの微細な振動が、勃起陰茎全体を内側から揺すっている。
 その先端部分が陰嚢の入口に達して固定されたせいか、快感が倍々効果で高まってくるのがわかる。
 男根を勃起させている前立腺を、薄い皮一枚隔ててスティックが刺激し始めたのだ。
「奥まで入ったわ」
 突き出た二本のスティックをぐりぐり回して、塁が言った。
「じゃ、始めましょうか。塁は兄貴を突いて突いて突きまくって、一気にイカセてあげて。あたしはこのガキを」
「わかった。同時に逝かせて、たっぷりミルクを出させようってわけね」
「久しぶりでしょ? 男のミルク飲むの」
「まあね。こいつに裏切られてから、ずっときょうまで男断ちしてたから」
「男断ちか。そりゃいいわ。ま、期待してて。このふたりなら、量も味もあたしのお墨付きよ」
「あんたみたいな両性具有の変態性欲者が言うんだから、それはもう間違いないってとこでしょうね」
「両性具有の変態性欲者か。はは、ひどい言われ方」
 無駄口を叩きながらも、ふたりは腰をリズミカルに動かし始めている。
 尻を突き出し浅ましい格好でぶら下げられた先生が、塁の天狗の鼻に突き上げられて、仔猫みたいに啜り泣く。
 その端正な美青年顔は、今や恍惚と淫蕩の色に染め上げられて、見るからにエロチックだ。
 ジュリはと言えば僕の背後から両手を伸ばし、スティックを突き立てた僕らの肉棒をひとつに握って扱き出す。
 更に器用に腰だけを上下させ、僕の肛門の中に広がった直腸の一部に筋肉の長槍を突き立ててくる。
「ああ、あああ、ああああ、あああああっ!」
 スティックとジュリの亀頭に前立腺を挟まれて、僕はもう昏倒寸前だ。
 それは先生も同じらしく、ジュリの手に握られながらも、僕のペニスの裏筋に自分の勃起ペニスの裏筋を狂ったように擦りつけてくる。
「塁、ふたりの乳首と陰嚢を」
 責めを継続しながらジュリが命じた。
「それでこいつら、一発だわ」


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