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「こちらが部屋になります、お手洗場は受付の横の扉です。お食事は一日三度までなら言ってもらえればお部屋に運びます。三度目以降は料金を頂きます、その他にご説明のいる所はありませんか?」
「あ、外出したりとかは自由なんですよね?」
「はい、お部屋の鍵をお渡しいたしますので外出の際は鍵を閉めてお出かけください」
そう言って鍵をソラは渡される。
「ありがとうございます。あ、そうだお金って前払いですか?」
「1度目の外出時に支払って貰えれば大丈夫です」
「でもそれって払わないで逃げちゃう人とかいるんじゃ?」
ソラが疑問を口にすると、店の女の子がふふっ、と笑いその疑問に答えてくれた。
「いえ、心配ありませんよ。この街の建物には門と繋がる魔法が書けられておりますので、もしそのような犯罪を犯す者が出た時はギルドの方々が対処してくれる様になってます」
へぇ、そんなことが出来る魔法があるのかぁ……それにしてもギルド?ギルドって何だろう?警察みたいな?
「あの、すいませんがギルドって何か教えてもらえませんか?」
「えっ、ギルドを知らないのですか?」
女の子は驚いた顔でこちらを見てくる。
ゲームなどで聞いたことはあるけどそんな感じなのかな?
「はい、お恥ずかしいのですが…かなり田舎から旅をしてここに来まして、知らないことが多いのです」
「ギルドのない所もあるのですね……分かりました、宜しければその他にも分からないところがあればお教えしますよ?お時間が有るのでしたらですけど…」
おぉ!それは有難いなぁ!初対面な人にそこまでしてくれるなんて、この子はいいこなんだなぁ!ちょっとウミちゃんがこっちをジト目で見て来てる気がするけど、情報がなければ何処に行けばスキル習得条件が分かるか分からないからここは聞いとこう。
「ありがとうございます!どうぞよろしくお願いします!」
ソラはギュッと女の子の手を握り嬉しそうに言った。
その時、ウミはソラが握った手を見て少し悲しい顔をしていた。
「あ、申し遅れました。私はカレンと申します」
教えてもらうために部屋に入ると、女の子……改めカレンは少し慌てた感じに自己紹介をしてくれた。
「あっ、すいませんこちらも名前も言わずに……僕はソラと申します。こちらはウミです。よろしくお願いします」
「ソラ様にウミ様ですね。よろしくお願いします」
「あ、様なんて付けなくていいですよ?柄でも無いので…それと敬語も辞めてください。これから色々と教えてもらう人に敬語なんて使わせたくありませんので」
「ありがとうございます。それではソラさんウミさんと呼ばせていただきますね?敬語は私の癖みたいなものなので気にしないでください。慣れてきましたら自然に敬語じゃなくなりますので」
礼儀正しいなぁ…やっぱり店で働いてると敬語も癖になっちゃうのかな?……バイトとかしてないから分からないなぁ…
「ソラさんも敬語をしなくても宜しいですよ?」
「あ、はい。ありがとうございます。それじゃあ……これから宜しく、カレンさん」
「はい!よろしくお願い致します!」
そう言い、カレンと二人で微笑んだ。
「その他に聞きたいことはありますか?」
あの後一時間くらいをかけてこの街の地図を見せてもらいながら色々と説明してもらった。
例えば、僕達の目的のスキルを覚えるための所で、学園があるとか。
ギルドというのは何でも屋みたいな職で、みんなからの依頼を受けて稼ぐ仕事みたいだ。
そしてこの街の丁度真ん中に建てられているのが、この街を管理する王族がいるお城で、王様は国民の為にいつも働いているいい人のようだ。
その他にも色々とオススメなお店や、この街の周辺のことを教えてくれた。
この街の周辺は平原と森、山に囲まれており、山を超えると海があるそうだ。
平原は余り魔物も出ず安全だが、森や山付近に行くと魔物も増えて危険みたいだ。
まぁ、僕達は平原の向こう側の森から来たし、この付近の森も前に行ったことがあるしどのくらい強い魔物がいるか分かっているからまだ安心してもいいかな…
それにしても学園かぁ……こっちも学ぶところがあるんだなぁ…ウミちゃんも来るかな?
僕としてはウミちゃんにも少し強くなってもらったほうが助かるんだよなぁ…後で聞いてみるか…
「他には特に無いよ、ありがとうねカレンさん」
「いえ、私も仕事が終わる前でしたし、いつも暇していたので役に立てたのなら嬉しいです。また聞きたいことがありましたらお聞きに来てください」
「うんわかった、それじゃあまた聞きに来るよ」
「それではソラさん、また後でですね」
「はい、また後で」
カレンと別れたソラは、カレンの話も聞かず一人でベッドで寝ていたウミを起こし、宿を出て学園に向かった。
「…………ソラ……浮気……………」
ウミと手を繋ぎ学園に向かっているとウミがポツリとそういった。
「へっ?あ、カレンさんの事?」
ソラが聞くとウミはコクンと首を振った。
「あはは、あれは浮気なんかじゃないよ。それに元々僕達付き合ったりしてないでしょ?」
その言葉に僕は自分の言った発言の重さ……今まで感じたことのないほどの罪悪感、恥、呼吸が重くなるのを感じた。
「…………ソラ………………キスした……酷い…責任……」
ウルウルウルウルと、
ソラの言葉に傷付いた様に手を胸に置き、ウミは少し目元に涙をためた………
はぁ……僕は何をしてるんだ…
僕はそんなに酷い奴だったのか?
いや、僕は人の心を傷つけることなんてことはしたくない…
それに僕はウミちゃんの事が異常な程に愛している………
「ごめんウミちゃん。今のは僕が悪かった。確かに僕はウミちゃんの唇を奪った。僕も外道じゃないし、何より僕はウミちゃんの事を好きになってるみたいだ…………ウミちゃん、こんな僕だけど付き合ってくれますか?」
「…………うん…」
こうして一組のカップルが誕生した。
「あ、外出したりとかは自由なんですよね?」
「はい、お部屋の鍵をお渡しいたしますので外出の際は鍵を閉めてお出かけください」
そう言って鍵をソラは渡される。
「ありがとうございます。あ、そうだお金って前払いですか?」
「1度目の外出時に支払って貰えれば大丈夫です」
「でもそれって払わないで逃げちゃう人とかいるんじゃ?」
ソラが疑問を口にすると、店の女の子がふふっ、と笑いその疑問に答えてくれた。
「いえ、心配ありませんよ。この街の建物には門と繋がる魔法が書けられておりますので、もしそのような犯罪を犯す者が出た時はギルドの方々が対処してくれる様になってます」
へぇ、そんなことが出来る魔法があるのかぁ……それにしてもギルド?ギルドって何だろう?警察みたいな?
「あの、すいませんがギルドって何か教えてもらえませんか?」
「えっ、ギルドを知らないのですか?」
女の子は驚いた顔でこちらを見てくる。
ゲームなどで聞いたことはあるけどそんな感じなのかな?
「はい、お恥ずかしいのですが…かなり田舎から旅をしてここに来まして、知らないことが多いのです」
「ギルドのない所もあるのですね……分かりました、宜しければその他にも分からないところがあればお教えしますよ?お時間が有るのでしたらですけど…」
おぉ!それは有難いなぁ!初対面な人にそこまでしてくれるなんて、この子はいいこなんだなぁ!ちょっとウミちゃんがこっちをジト目で見て来てる気がするけど、情報がなければ何処に行けばスキル習得条件が分かるか分からないからここは聞いとこう。
「ありがとうございます!どうぞよろしくお願いします!」
ソラはギュッと女の子の手を握り嬉しそうに言った。
その時、ウミはソラが握った手を見て少し悲しい顔をしていた。
「あ、申し遅れました。私はカレンと申します」
教えてもらうために部屋に入ると、女の子……改めカレンは少し慌てた感じに自己紹介をしてくれた。
「あっ、すいませんこちらも名前も言わずに……僕はソラと申します。こちらはウミです。よろしくお願いします」
「ソラ様にウミ様ですね。よろしくお願いします」
「あ、様なんて付けなくていいですよ?柄でも無いので…それと敬語も辞めてください。これから色々と教えてもらう人に敬語なんて使わせたくありませんので」
「ありがとうございます。それではソラさんウミさんと呼ばせていただきますね?敬語は私の癖みたいなものなので気にしないでください。慣れてきましたら自然に敬語じゃなくなりますので」
礼儀正しいなぁ…やっぱり店で働いてると敬語も癖になっちゃうのかな?……バイトとかしてないから分からないなぁ…
「ソラさんも敬語をしなくても宜しいですよ?」
「あ、はい。ありがとうございます。それじゃあ……これから宜しく、カレンさん」
「はい!よろしくお願い致します!」
そう言い、カレンと二人で微笑んだ。
「その他に聞きたいことはありますか?」
あの後一時間くらいをかけてこの街の地図を見せてもらいながら色々と説明してもらった。
例えば、僕達の目的のスキルを覚えるための所で、学園があるとか。
ギルドというのは何でも屋みたいな職で、みんなからの依頼を受けて稼ぐ仕事みたいだ。
そしてこの街の丁度真ん中に建てられているのが、この街を管理する王族がいるお城で、王様は国民の為にいつも働いているいい人のようだ。
その他にも色々とオススメなお店や、この街の周辺のことを教えてくれた。
この街の周辺は平原と森、山に囲まれており、山を超えると海があるそうだ。
平原は余り魔物も出ず安全だが、森や山付近に行くと魔物も増えて危険みたいだ。
まぁ、僕達は平原の向こう側の森から来たし、この付近の森も前に行ったことがあるしどのくらい強い魔物がいるか分かっているからまだ安心してもいいかな…
それにしても学園かぁ……こっちも学ぶところがあるんだなぁ…ウミちゃんも来るかな?
僕としてはウミちゃんにも少し強くなってもらったほうが助かるんだよなぁ…後で聞いてみるか…
「他には特に無いよ、ありがとうねカレンさん」
「いえ、私も仕事が終わる前でしたし、いつも暇していたので役に立てたのなら嬉しいです。また聞きたいことがありましたらお聞きに来てください」
「うんわかった、それじゃあまた聞きに来るよ」
「それではソラさん、また後でですね」
「はい、また後で」
カレンと別れたソラは、カレンの話も聞かず一人でベッドで寝ていたウミを起こし、宿を出て学園に向かった。
「…………ソラ……浮気……………」
ウミと手を繋ぎ学園に向かっているとウミがポツリとそういった。
「へっ?あ、カレンさんの事?」
ソラが聞くとウミはコクンと首を振った。
「あはは、あれは浮気なんかじゃないよ。それに元々僕達付き合ったりしてないでしょ?」
その言葉に僕は自分の言った発言の重さ……今まで感じたことのないほどの罪悪感、恥、呼吸が重くなるのを感じた。
「…………ソラ………………キスした……酷い…責任……」
ウルウルウルウルと、
ソラの言葉に傷付いた様に手を胸に置き、ウミは少し目元に涙をためた………
はぁ……僕は何をしてるんだ…
僕はそんなに酷い奴だったのか?
いや、僕は人の心を傷つけることなんてことはしたくない…
それに僕はウミちゃんの事が異常な程に愛している………
「ごめんウミちゃん。今のは僕が悪かった。確かに僕はウミちゃんの唇を奪った。僕も外道じゃないし、何より僕はウミちゃんの事を好きになってるみたいだ…………ウミちゃん、こんな僕だけど付き合ってくれますか?」
「…………うん…」
こうして一組のカップルが誕生した。
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