夢のステータスをこの身に!

刹那冥夜

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ギルド

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「ウミちゃん…そろそろ着くからちょっと離れてて。今からお世話になる人達に失礼の無いようにしないとね?」

ウミは今、ソラの腕に抱きつき、ピトッ、と頬と頬をくっつけて歩いている。

「…………わかった………」

よかった…離してくれないかと思ったよ…今も受けている周りからの妬みの目線や殺気ダダ漏れの視線を学園入ってからもずっと受けているのは嫌だからなぁ…

「いいこだねウミちゃん」

ソラがウミの頭を優しく撫でると、ウミは目をとろ~んとさせ気持ちよさそうに『うにゃ~ん』と鳴いた。

……ウミちゃんは可愛いなぁ……………





「ごめん下さーい!」

広範囲の壁に囲まれた学園の校門らしい所に辿り着いたソラは、近場に教師や管理人などの人がいなさそうなのを確認すると、仕方が無いので大きな声を出して誰かを呼んだ。

「…………………」

こないかぁ……今日は休みとかなのかなぁ…………生徒らしき人も見ないしなぁ…今日は諦めて明日また来ようかな…?

「今日は誰もいないみたいだから街の店をまわりながらでも宿に帰ろっか?」

「…………うん……デート♪……………」

デート?になるのかな?まぁ、楽しんでもらえればいいか。

「それじゃあ適当に遠回りしながら宿に戻るから気になった所とかあったら教えてね。遠くの方はまた今度時間がある時に行くから今は我慢してね」

「…うん……♪…」

途中で見つけたスイーツ店などに寄ったり、ネックレスなどのオシャレアイテムが売っているお店などに寄ったりなど、ソラはウミと色々楽しんだ。
しばらく歩くと、周りの建物より一際大きく、目立つ建物を見つけた。

「なんだろうね、あそこ」

その建物には大勢な人が出入りをしていた。

ん?もしかしてあそこってギルド?僕達いつの間にかこんな遠くまできてたのか…それにしてもギルドか…ちょっと気になるし覗くだけでも覗いていこうかな…



ギルドを覗いていくのをウミに許可を取ったソラは、ウミを連れてきたなギルドの建物に入った。

中は入った事がないのでよくわからないが、いかにも酒を飲んだりするテーブルが置いてあり…奥には受付をする所だろうか、カウンターが三ヶ所あった。

「かなり賑やかだねウミちゃん」

「……ん……………うるさい……」

そう言って端にあった空いてるテーブルに向かい合わせで座る。

ここから見てる限りだと余りレベルの高い人はいないなぁ……余りレベルを上げてないのかな?まず、レベルって知ってるのかな?スキルの事をカレンさんが知ってたからレベルも知ってると思うんだけど……ステータスを見れるか聞いとけばよかったな……

この場にいる人達は平均で30レベルで、見た感じで一番高いのがソラとは真反対の位置にあるテーブルに座っている赤い髪の女の子で43レベルだ。

「ウミちゃん、レベルって知ってる?」

「………?……」
分からないと言うように首を傾けた。

うぅん…知らないのか……でもウミちゃんだけが知らないってこともありそうだしなぁ……ギルドの人に聞いてみようかな?ついでにギルドに登録もしたいしね。

「ウミちゃんも一応登録しとく?ギルド」

「…………ん………ソラと一緒…」

ソラはウミの返事を聞くとじゃあ行こうかと、受付カウンター?へ向かった。


「すいません、ギルドの登録と聞きたいことがあるんですが…」

「はい!ギルドの登録ですね!分かりました!」

ソラが受付嬢に声をかけると、笑顔で答えてくれた。
受付嬢は手慣れた手つきで紙と万年筆のようなものを取り出し、説明を始めた。

「こちらに、お名前と使用武器をお書き下さい」

「分かりました。あ、書きながら聞いていいですか?」

「はい!ご質問でしたね?」

「すいませんがレベルというものを知っていますか?」

「レベルですか?それはスキルについての強さの基準を表す事ですか?」

強さの基準?あ、極とかの奴かな?

「いえ、その人個人が持っていたりするものなのですが…」

「個人ですか?…………すいません上のものを呼んでまいります、紙にお書きになってこちらで待っててください」

受付嬢は少し悩む仕草をして、そそくさとカウンターをでて2階へと登った。

しばらくして受付嬢は一人の男性を連れて戻ってきた。

「あぁ、貴方ですか?すいませんが興味深い話を知っているようで……お時間がお有りでしたら詳しく聞きたいのですがお時間はありますでしょうか?」

おぉ、なんか紳士的な人だなぁ……時間は…大丈夫そうだね……

ソラは一度ウミの方を向き、頷いた。

「はい、大丈夫ですよ」

「それはよかった!それでは立ち話もなんですのでこちらへどうぞ」

紳士的な男性はソラ達を2階へと連れ一つの部屋へと入った。

「どうぞおかけ下さい」

紳士的な男性の言葉で椅子に座る。部屋の中は長方形の机に椅子が何個か置いてあるだけの空間だ。

会議室とかなにかかな?それにしてもレベルの事はかなりの情報らしいな……高く売れたりするかな…したらいいなぁ学園もあるからお金には余裕を持ちたいしね。

「それで人そのもののレベル…でしたか?」

「はい、そうです…貴方は知っていたりしませんか?」

「えぇ、お恥ずかしながらも、その事の概念自体が初耳です。宜しければお話してもらえませんか?もちろんそれにあったお金は用意しますので…」

「分かりました、お話いたしますね。お金はそちら側が出せる金額でいいですよ」

「おぉ!それはあり難いです!」

「それでは……まず初めにステータスというのは知っていますか?」

「ステータス?ですか?」

どうやら知らないみたいだな…

「はい、ステータスというのは先程言いました自分自身の能力のことを言います、スキルもステータスの中に入っていますがそれ以外にもステータスにはあるんです」

そう話すと紳士的な男性は食い入るようにソラの話に耳を傾けた。
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