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終章
時の舟
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【ふうちゃん、お花届きました。ありがとうございます】
通信アプリの茉莉花からのトーク画面には、風が茉莉花へ送ったフラワーアレンジメントの画像が添付されていた。黄色とオレンジ色の花を多めにしてもらったのは、いつも元気な茉莉花をイメージしたものだ。
風は、小さめのグラスに作ったアイスコーヒーをもって、窓際へ移動した。
梅雨に入ったが、今日はありがたいことに晴天だ。土曜日だから、いつもより仕事がいそがしくなるだろう。
昼前からすでに日差しがきつい。風はブラインドを半分ほど下した。海が見える場所なのに惜しいので全部は下ろさない。
【おかげさまで、カフェかつらぎは開店から一年がたち、なんとかやっています】
次の画像は、年配の女性と茉莉花がフラワーアレンジメントと一緒に写ったものだった。
【料理はあいかわらず、金子さんから教わりながら提供しています。わたしの手作りのケーキ類はおかげさまで好評!!】
二個の! マークが、茉莉花らしい。風はくすっと笑った。画面をスクロールする。
【こんど、ふうちゃんのカフェにも行けるよう、貯金をしています。年内には行けたらいいな。それから、美波さんからいただいたエプロン、わたしも金子さんもすっごい気に入りました。かわいいの、ありがとうございます。美波さんに伝えてね。あと航(こう)くんにも茉莉花お姉ちゃんを忘れないように画像見せてね。よろしく】
風の妻、美波が二人にと選んだエプロン、喜んでもらえて何よりだ。金子へは古(いにしえ)のメイドが着るようなフリルがついた白いエプロンを、茉莉花にはフリルは控えめだけれど、生成りのやわかなドレスエプロンを贈ったのだ。
年内にこちらへ来たいというが、と風は壁のカレンダーを見直す。今は七月だから、と指を折る。資金はたまるのだろうか。
「店長、十分前ですが開けますか。外で待ってるお客さんも何名かいますよ」
バイトの男子大学生に声をかけられ、アイスコーヒーの残りを飲み干し、風は本日のランチやメニューが書かれたスタンドを持ってドアを開ける。
「いらっしゃいませ」
すぐに、観光客とおぼしき若い女性グループが入店してきた。
風がスタンドをセットして戻ると、手際よく注文に伺っていたバイトがキッチンの風のところへ来る。
「本日のランチを三つ、食後の飲み物はホットのブレンド、アイスティ、みかんジュースです」
「ごめん。みかんジュースと、デザートのみかんゼリーがかぶるけど、いいか確認してくれない?」
バイト学生は、はっと気づいたようにうなずいて、テーブル客のところへ戻った。
そうしているうちに、またドアが開く。
「こんにちは」
風がよく知る声の持ち主は、スキニーパンツにノースリーブシャツ姿の妻の美波だった。美波から手を離して、キッチンカウンターまで小さな男の子が駆け寄ってきた。
「おとうしゃ」
「航、ちょっと待ってね」
キッチンへ入らないことを、根気よくしつけたので、三歳の航はカウンターの席で母親とおとなしく待つ。
みかんジュースはそのままでよいという確認がとれ、風はトレイに小皿や小鉢に今朝調理した朝採り野菜の副菜を盛り付け並べる。
メインは海鮮ちらしで、茗荷の吸い物をつけると、バイト店員と一緒に配膳をした。
「がんばったね」
風は戻ってくると、椅子で待っていた航を抱き上げた。
その様子を見て、美波がカウンターに突っ伏す。卒倒しなくてよかったと風は思った。
「お疲れ様でした」
風が声をかけると、美波は顔を上げてずり下がったメガネをなおした。
「うん、航は泣かずにがんばったよ」
今日は航のワクチン接種だった。なんとか泣かずにできたようだ。
「航はえらいなあ」
風は航にほおずりする。きゃっきゃと航は笑った。
「茉莉花ちゃんから、エプロンありがとうって連絡来たよ」
「うれしい! よかった。絶対似合うって思ったから」
エプロンを着た茉莉花の画像を見せると、美波はことのほか喜んだ。
「茉莉花ちゃん、頑張っているのね。すごいなあ、二十代半ばでお店を持つなんて」
ふふっと笑ったあと、美波はぱっと顔をあげて風を見た。
「風さんも、すごいと思ってる。いきなり任されたお店を繁盛させて」
「はは、ありがとう」
風がカフェを会社から任されたのは、社員寮とは名ばかりのシェアハウスで暮らしたからだ。
忙しい仕事の合間にも、風がシェアハウスで作った料理を同僚にご馳走し、それがいつの間にか会社の上層部間にまで聞こえていたのだ。
会社で持っている小さなカフェの店主が高齢を理由に引退を申し出て、後任を探していた。
料理を正式に学んだこともない素人の自分にできるわけがないと風は固辞した。しかし、とにかくやってみたらいいと言われ、前任者との引継ぎがてらカフェを手伝い、そのまま引き継いだ。
それは今治に来て三年目のことだった。
そして、カフェを継いですぐの夏に、茉莉花が手伝いついでに遊びに来た。茉莉花の働きは素晴らしく、風から感謝とアルバイト代を頂戴して帰っていった。そのころには、もうカフェをやると決めていたと後から茉莉花本人から聞いた。
「なんだか茉莉花ちゃんまで引っ張りこんだような気がして、美枝子さんたちに申し訳がたたない」
と、いうか竜幸の思惑どおりになったみたいで、悔しい。
「でも茉莉花ちゃんは計画的よ。大学で経営を学んで、バイトしながら夜学の製菓専門学校へ通って」
そのあたりは、風も正直舌を巻いた。
「まあ、家を使ってくれる人がいるのはいいと思っている」
風とおじいが暮らした家は、風がいなくなって以降は竜幸の不動産屋が仲介して貸家になった。一人暮らしにはちょうど良かったのか、借り手はすぐについた。その店子(たなこ)が転勤のために引っ越したのは二年前。竜幸は借り手がつく前から、いずれ家屋を飲食店にリフォームする気でいたらしい。
結局、リフォーム後は茉莉花が借りてカフェを営んでいる。
「ちゃんと、お家賃ももらっているからね、いいんだけど」
ドアのチャイムが鳴って来客を告げた。
「いらっしゃいませ」
風は航をおろして美波へ渡した。
「注射をがんばった航に、夜はおいしいものを食べさせてあげないと」
「プリンが食べたいんですって」
「そうか、わかった」
風が約束すると、航は屈託なく笑った。
すぐに次の客もやって来たので、美波と航は風に手を振って帰っていった。
店内はすでに半分ほど席が埋まった。次々と注文が入り、後から来たパートの従業員と三人で接客と調理に当たった。
「すみません、カレーは金曜日だけなんですよ」
バイト店員が申し訳なさそうに、客に説明しているのがキッチンの風にまで聞こえる。
茉莉花からのトークには続きがあった。
【ふうちゃんがつけていた、おじいの介護日記に書いてあった献立は、うちのカフェでも好評です】と。
おじいの介護日記は処分したはずだったが、なぜか竜幸の手から茉莉花へと渡っていた。二年分の献立は、金子がランチの参考にして、ときどきカフェに登場するらしい。
【それから、このあいだ小学生くらいの女の子をつれた家族が来たよ。若いお母さんが十年くらい前におじいとふうちゃんにお世話になったって言ってた。心当たりある?】
それは多分……風は、誰なのかちょっとわからないなと返事をしておいた。
今治へ越してきて十年、結婚して五年。
就職先で心身を壊したことも、婚約を破棄したことも、あまたある失敗も後悔も、妻と息子をえられた今に繋がっていたと思えば、無駄ではなかった。
月日は流れたが、しまなみの風景を見飽きることはない。
海をゆく船を見ると、今も風はおじいを思い出す。
おじいのように、何気なく明日の約束をして眠りにつけたら、どんなにかいいだろう。
でもそれは、きっとまだ先のこと。
「店長、オーダーです」
一瞬、海の青さに目を奪われていた風は、我に返った。
風はひたいをこぶしで軽くたたくと、注文票を受け取った。
船が白い波を引きながら海を行く。
紺碧の海を、それぞれの舟は進むのだ。
通信アプリの茉莉花からのトーク画面には、風が茉莉花へ送ったフラワーアレンジメントの画像が添付されていた。黄色とオレンジ色の花を多めにしてもらったのは、いつも元気な茉莉花をイメージしたものだ。
風は、小さめのグラスに作ったアイスコーヒーをもって、窓際へ移動した。
梅雨に入ったが、今日はありがたいことに晴天だ。土曜日だから、いつもより仕事がいそがしくなるだろう。
昼前からすでに日差しがきつい。風はブラインドを半分ほど下した。海が見える場所なのに惜しいので全部は下ろさない。
【おかげさまで、カフェかつらぎは開店から一年がたち、なんとかやっています】
次の画像は、年配の女性と茉莉花がフラワーアレンジメントと一緒に写ったものだった。
【料理はあいかわらず、金子さんから教わりながら提供しています。わたしの手作りのケーキ類はおかげさまで好評!!】
二個の! マークが、茉莉花らしい。風はくすっと笑った。画面をスクロールする。
【こんど、ふうちゃんのカフェにも行けるよう、貯金をしています。年内には行けたらいいな。それから、美波さんからいただいたエプロン、わたしも金子さんもすっごい気に入りました。かわいいの、ありがとうございます。美波さんに伝えてね。あと航(こう)くんにも茉莉花お姉ちゃんを忘れないように画像見せてね。よろしく】
風の妻、美波が二人にと選んだエプロン、喜んでもらえて何よりだ。金子へは古(いにしえ)のメイドが着るようなフリルがついた白いエプロンを、茉莉花にはフリルは控えめだけれど、生成りのやわかなドレスエプロンを贈ったのだ。
年内にこちらへ来たいというが、と風は壁のカレンダーを見直す。今は七月だから、と指を折る。資金はたまるのだろうか。
「店長、十分前ですが開けますか。外で待ってるお客さんも何名かいますよ」
バイトの男子大学生に声をかけられ、アイスコーヒーの残りを飲み干し、風は本日のランチやメニューが書かれたスタンドを持ってドアを開ける。
「いらっしゃいませ」
すぐに、観光客とおぼしき若い女性グループが入店してきた。
風がスタンドをセットして戻ると、手際よく注文に伺っていたバイトがキッチンの風のところへ来る。
「本日のランチを三つ、食後の飲み物はホットのブレンド、アイスティ、みかんジュースです」
「ごめん。みかんジュースと、デザートのみかんゼリーがかぶるけど、いいか確認してくれない?」
バイト学生は、はっと気づいたようにうなずいて、テーブル客のところへ戻った。
そうしているうちに、またドアが開く。
「こんにちは」
風がよく知る声の持ち主は、スキニーパンツにノースリーブシャツ姿の妻の美波だった。美波から手を離して、キッチンカウンターまで小さな男の子が駆け寄ってきた。
「おとうしゃ」
「航、ちょっと待ってね」
キッチンへ入らないことを、根気よくしつけたので、三歳の航はカウンターの席で母親とおとなしく待つ。
みかんジュースはそのままでよいという確認がとれ、風はトレイに小皿や小鉢に今朝調理した朝採り野菜の副菜を盛り付け並べる。
メインは海鮮ちらしで、茗荷の吸い物をつけると、バイト店員と一緒に配膳をした。
「がんばったね」
風は戻ってくると、椅子で待っていた航を抱き上げた。
その様子を見て、美波がカウンターに突っ伏す。卒倒しなくてよかったと風は思った。
「お疲れ様でした」
風が声をかけると、美波は顔を上げてずり下がったメガネをなおした。
「うん、航は泣かずにがんばったよ」
今日は航のワクチン接種だった。なんとか泣かずにできたようだ。
「航はえらいなあ」
風は航にほおずりする。きゃっきゃと航は笑った。
「茉莉花ちゃんから、エプロンありがとうって連絡来たよ」
「うれしい! よかった。絶対似合うって思ったから」
エプロンを着た茉莉花の画像を見せると、美波はことのほか喜んだ。
「茉莉花ちゃん、頑張っているのね。すごいなあ、二十代半ばでお店を持つなんて」
ふふっと笑ったあと、美波はぱっと顔をあげて風を見た。
「風さんも、すごいと思ってる。いきなり任されたお店を繁盛させて」
「はは、ありがとう」
風がカフェを会社から任されたのは、社員寮とは名ばかりのシェアハウスで暮らしたからだ。
忙しい仕事の合間にも、風がシェアハウスで作った料理を同僚にご馳走し、それがいつの間にか会社の上層部間にまで聞こえていたのだ。
会社で持っている小さなカフェの店主が高齢を理由に引退を申し出て、後任を探していた。
料理を正式に学んだこともない素人の自分にできるわけがないと風は固辞した。しかし、とにかくやってみたらいいと言われ、前任者との引継ぎがてらカフェを手伝い、そのまま引き継いだ。
それは今治に来て三年目のことだった。
そして、カフェを継いですぐの夏に、茉莉花が手伝いついでに遊びに来た。茉莉花の働きは素晴らしく、風から感謝とアルバイト代を頂戴して帰っていった。そのころには、もうカフェをやると決めていたと後から茉莉花本人から聞いた。
「なんだか茉莉花ちゃんまで引っ張りこんだような気がして、美枝子さんたちに申し訳がたたない」
と、いうか竜幸の思惑どおりになったみたいで、悔しい。
「でも茉莉花ちゃんは計画的よ。大学で経営を学んで、バイトしながら夜学の製菓専門学校へ通って」
そのあたりは、風も正直舌を巻いた。
「まあ、家を使ってくれる人がいるのはいいと思っている」
風とおじいが暮らした家は、風がいなくなって以降は竜幸の不動産屋が仲介して貸家になった。一人暮らしにはちょうど良かったのか、借り手はすぐについた。その店子(たなこ)が転勤のために引っ越したのは二年前。竜幸は借り手がつく前から、いずれ家屋を飲食店にリフォームする気でいたらしい。
結局、リフォーム後は茉莉花が借りてカフェを営んでいる。
「ちゃんと、お家賃ももらっているからね、いいんだけど」
ドアのチャイムが鳴って来客を告げた。
「いらっしゃいませ」
風は航をおろして美波へ渡した。
「注射をがんばった航に、夜はおいしいものを食べさせてあげないと」
「プリンが食べたいんですって」
「そうか、わかった」
風が約束すると、航は屈託なく笑った。
すぐに次の客もやって来たので、美波と航は風に手を振って帰っていった。
店内はすでに半分ほど席が埋まった。次々と注文が入り、後から来たパートの従業員と三人で接客と調理に当たった。
「すみません、カレーは金曜日だけなんですよ」
バイト店員が申し訳なさそうに、客に説明しているのがキッチンの風にまで聞こえる。
茉莉花からのトークには続きがあった。
【ふうちゃんがつけていた、おじいの介護日記に書いてあった献立は、うちのカフェでも好評です】と。
おじいの介護日記は処分したはずだったが、なぜか竜幸の手から茉莉花へと渡っていた。二年分の献立は、金子がランチの参考にして、ときどきカフェに登場するらしい。
【それから、このあいだ小学生くらいの女の子をつれた家族が来たよ。若いお母さんが十年くらい前におじいとふうちゃんにお世話になったって言ってた。心当たりある?】
それは多分……風は、誰なのかちょっとわからないなと返事をしておいた。
今治へ越してきて十年、結婚して五年。
就職先で心身を壊したことも、婚約を破棄したことも、あまたある失敗も後悔も、妻と息子をえられた今に繋がっていたと思えば、無駄ではなかった。
月日は流れたが、しまなみの風景を見飽きることはない。
海をゆく船を見ると、今も風はおじいを思い出す。
おじいのように、何気なく明日の約束をして眠りにつけたら、どんなにかいいだろう。
でもそれは、きっとまだ先のこと。
「店長、オーダーです」
一瞬、海の青さに目を奪われていた風は、我に返った。
風はひたいをこぶしで軽くたたくと、注文票を受け取った。
船が白い波を引きながら海を行く。
紺碧の海を、それぞれの舟は進むのだ。
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