僕の彼女は、男子高校生

ぱるゆう

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襲ったつもりが

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『あぁ、気持ちよかったぁ。
 途中で私が喜んだら、あの子は途中で止めてしまっただろう。嬉しいのに嫌がるのって、けっこう大変だったわ。フフフッ。
 それに、中に出してもよかったのに。こんなことしても優しさがでちゃうのね。
 あぁ、やっと夢がかなったぁ。せっかく男の子を産んだんだもん。一番安全な浮気相手。フフフッ。
 あの子、私でオナニーしてたって言ってたなぁ。もっと早く襲ってくれれば、童貞を私が奪えたのに、残念。フフフッ、ヤバい。笑いが止まらない』

 一方、母に罠にハメられたとも知らず、優斗は罪悪感を抱いていた。

 しかし、由紀や早苗とは違う母の痩せた体はまた違った気持ち良さがあった。それに中は最高だった。また抱きたいと思っている。手に母の体の感触が残っていた。



 由紀の家に着いた。

 店はもう開いている。朝のこの時間は忙しいので、玄関の方の呼び鈴を鳴らした。

 由紀がすぐに出て来た。反射的に顔を反らせてしまった。

『何?どうしたの?』

『いや、え~っと、由紀が可愛かったから。化粧してるでしょ』

『まぁ旅行だから、気合い入っちゃて。変?』
 優斗はじっと由紀の顔を見た。

『可愛い。いつもも可愛いけど』

『もう、ユウったら』と恥ずかしがった。

『荷物は?』

『これ』
 と小さめのスーツケースだった。

『一泊だよ』

『そうだよ』

『多くない?』

『女の子はしょうがないの』

『ユウの荷物は?』

『これ』とリュックを見せた』

『少なくない?』

『足りなければ買えばいい』

『とりあえず、僕が引くから』

『いいよ』

『力仕事は僕の仕事。由紀の仕事は可愛いこと』

『もう、ユウのこと、好きになっちゃうよ』

『今更?』

『そう今更』

『ほら、行くよ』と手を出す。由紀が応じる。

 店を覗くと忙しそうだった。

『いいよ。行くの分かってるんだし』

『後でラインするか』

 2人は駅に向かった。

 電車はそれほど混んでいなかった。由紀をドア側にして、由紀を手すり側に置く。

 荷物を支える優斗の手に由紀が手を重ねる。2人は旅先の食事の話をした。

 電車を何回か乗り換え、最初の目的地に着いた。

 パラグライダーができる場所だ。

 もちろん由紀の提案だ。

 2人は大空を満喫し、ハイテンションのまま宿泊先に行った。

 宿泊先は、勇斗が提案した温泉旅館。

 チェックインし、貸切風呂の予約を入れる。

 部屋に案内され、中居さんの説明を受ける。

 早く触れ合いたい2人には、とても長く感じられた。

 やっと説明書終わり、2人だけになった。

 2人は並んで寝転んだ。

『畳はいいねぇ、落ち着く』

『どうする?溫泉行く?』

 2人は浴衣に着替えて、溫泉に行った。この時間は、貸切風呂がやっていないので、別々に入った。

 優斗は風呂場を出ると、由紀を探したが、やはりいなかった。

 自販機で、飲み物を買い、椅子に座った。

 由紀が出てきた。化粧の取れた由紀はいつもより幼く見え、可愛かった。じっと見てしまった。

(何?なんか変?』

『いや、可愛いなって思って』恥ずかしくて目を晒した。

 由紀が抱きついてきた。

『ホントに?』

『なんかキラキラしてる』

『さすが美肌の湯』


 2人は部屋に戻ったが、特にすることがなかったので、浴衣のまま外に出ることにした。

『なんか美味しそうな店がいっぱいあるよ』

 喫茶店で使えそうなスイーツもいっぱいあった。優斗の好奇心が疼いた。

『でも夕飯もうすぐだよね』

 後一時間位て夕飯になってしまう。

 優斗は悩んだ挙げ句、日持ちしそうなものを購入することにした。

 その他にも、レトロな街並みを満喫した。

 その後、夕食の時間になったので、説明された食事場所に行った。多くの人が既に集まっていた。

 ほとんどは家族連れだったが、中にはカップルもいた。しかし、明らかに年上で、高校生だけで来ているのは、優斗達くらいだった。

 料理が次々と運ばれてきた。やはり何も食べなくて正解だった。テーブルいっぱいに食事が並べられた。

『由紀、少しずつ食べないと全部食べられなくなるよ』

『そうだね。とりあえず端から攻める』

『どれも美味しいね』

『うん、手抜きがないよ』

 そして、なんとか優斗は完食したが、由紀は半分くらいしか食べられなかった。

『あ~勿体ない。美味しいのに。もう、早く部屋戻ろう』

 由紀は、テーブルの上を見ていると悔しくなるので、優斗の浴衣を引っ張った。

 2人は部屋に戻った。

 布団がくっついて引かれていた。

 2人は。恥ずかしくなった。

『中居さん、私達がするって思いながら、説明してたのかな?』

『多分。なんか恥ずかしいね』

 由紀は布団を見て、スイッチが入ったのか
『ねぇ、キスして』

『ちょっと待って、すぐに貸切風呂の時間になるから、マズイよ』

『それじゃ、お風呂で我慢できなくなっちゃうよ』

『う~ん。でも、折角だから貸切風呂を体験してみたい』

『分かったよ。今は我慢する』

 2人は、それぞれの布団に寝転んだ。

『いや~食った。食った』

『もうちょっと食べたかったなぁ』

『また来ればいいじゃん。次は子供いたりして』

『子供は何人欲しい?』

『最低2人がなぁ。僕は由紀がいたから、兄弟いなくても寂しくなかったけど』

『私も。優斗がいて良かった』

『聞いてよ。うちの母親がさぁ·········』その瞬間、母の体の感触や、中に入っていた時の感触が生々しく蘇った。股間が反応する。

『お母さんが、どうしたの?』

 咄嗟にうつ伏せになった。

『え~っと。弟と妹、どっちが欲しいって聞いてきたんだ』

『えっ、それって』

『うちの父親が張り切ってるらしい』

『仲いいねぇ。羨ましい』

『そんなことないよ。黙って作れって感じ』

『ユウのお母さん、美人だし、スタイルもいいもんね』

『痩せてるだけだよ。胸ないし』

『隠れ巨乳とか』

『全然、膨らみなんかないよ』と言った瞬間。マズイっと思った。調子に乗り過ぎた。

『えっ?』

『え~っと、若い頃の水着を着た写真を見せてもらったことがあって、谷間なんかなかった』誤魔化せたかな?

『でも。妊娠すると大きくなるって言うじゃない?』

 それは一時的なものだよ、と言いたかったが、
『どうなんだろうね。わからないよ』と言葉を濁した、

『由紀のお母さんも可愛いよね。由紀に似て』

『そう?お父さんも、お母さんの若い頃にそっくりだって言うんだけど、分からなくて』

『顔のパーツっていうより、雰囲気が似てる。ちっちゃくて可愛い』

『身長だけは、お父さんに似たかったわ』

『僕は今の由紀が丁度いい』

『もう少し大きければ、キスもし易いのに』

『由紀が大きかったら、怖くて近づけない』

『それ、どういうこと!』

『はら、由紀。立って』

 由紀を立たせて、自分はその前にひだ立ちになった。

『僕はいつでも、由紀の前に膝まづくよ。僕の天使様』

『もう、ユウったら』恥ずかしがっているが、満更でもないようだ。

 由紀は優斗の首に手を回し、キスをした。

『じゃあ、そろそろお風呂行こうか』

 
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