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「ただいま」ハナエ様が帰ってきた。
「すっかり綺麗になったわよ」
「そのようじゃな。それじゃ出発するとしよう』
外に出て、僕はキョロキョロした。
あれ?魔物がいるって言ってたけど、大丈夫なのかな?まぁ、この2人といれば大丈夫か。
「少し飛ばすぞ』ギンノジョウ様はそう言うと、ハナエ様を見た。
「私は準備OKよ」僕は浮かされて、そのままお姫様抱っこされた。
「すいません、お願いします」
「うん、今日も安全運転で行くから」
「はっ、はい」嫌な予感しかしなかった。
ギンノジョウ様はあっという間に見えなくなった。
「あらら。今日は本気みたいね。でも、スピードで私に勝てるわけないわ」
ハナエ様の腕に力が入った。柔らかいものが押し付けられる。
しかし、そんなことを気にしてる余裕はなかった。
目の前に木が現れては、すぐに消えていく、それが高速で繰り返された。僕はハナエ様の体にきつく抱きついた。目の前に柔らかいものが、あろうとも。
「あん。今日は積極的ね。フフフッ」ハナエは呟いた。マキノは私の身体を感じてるのかしら。
そうしていると、
「相変わらず速いな」
「ギンちゃんに負けるようじゃ隠居よ。隠居」
ギンノジョウ様の声で、やっと少し落ち着いた。
「うわぁ。ハナエ様!すいぎませんでした!」僕は顔をできるだけ離した。
「止めなくてもいいのに。ほら、もっと」ハナエ様は腕に力を入れた。
「いやいや、もう十分満喫しました!」
「あら?そうなの」腕の力が弱まる。
「ふぅ~」僕は息を吐き出した。周りを見ると、とっくに森は見えなくなっていた。
それでもかなり早く飛んでいる。
「もうすぐ町だ」
そして、王国の城から南東の町イスタニンの町へ着いた。
僕は地面に下ろされると、少しブラついてしまった。
「あぁ、地面っていいな」
「私は飲んでくる」と言ってハナエ様はどこかに言ってしまった。
「全く酒以外考えることはないのか」ギンノジョウ様は呆れた声を出した。
「さぁ、ワシらは買い出しだ」
「はい」
他の町に来るのは久しぶりだったので、ウキウキした。
見慣れない果物や香辛料が売っていて、店の人に色々と話を聞いた。
更に東に進むと海があり、漁港の村があるのだが、ここでも魚介類は十分豊富だった。
「知らない魚がいっぱいいる」
「ほどほどにしなさい。そんなには持っていけない」
「はい。分かってるんですけど」
僕達は買い物を終え、昼食を食べようと店を探した。
「ここでいいですか?」
「うむ」
店に入ると、けっこう混んでいた。
「空いてる席に座っとくれ」と声がかかった。
空いている席をなんとか探し、座った。
「はい」若い店員さんがメニューを運んできた。
「何がおすすめですか?」
「この町は初めて?」
「はい」
「それなら、このあたりの新鮮な魚介を使ったメニューがおすすめよ。他では食べられないわ」
「分かりました。ありがとうございます」
「おじいちゃんと旅行?」
僕はビックリしてギンノジョウ様を見た。
「うちで孫を少し預かることになってな」
「そうなんですか。優しそうなおじいちゃんでよかったね」
「あっ、はい」
僕が料理を注文しようとしたら、
「こっちにしなさい。この方が色々と入っている」
「はい、じゃあ、僕はこれで」
「ワシも同じものを」
店員は去っていった。
「来たことあるんですか?この町に」
「あぁ、どの町も飽きるほど来た」
僕は、ハルカ先生の言葉を思い出した。
あの2人はずっと生きていると。
「ギンノジョウ様は、長く生きてるんですか?」
「うん?あぁ、そのこともいずれお前には話さないとならない気がする」
「えっ?どうしてですか?」
「なんとなくだ」
「はぁ」
そうして料理が来た。
「うわぁ、海鮮のてんこ盛りですね」
「うんうん、そうじゃろ。この町では、これが一番楽しめる」
「う~ん、新鮮で美味しい」僕は興奮の中、食べ終わった。
「ふぅ~、あれ?ハナエ様ではないですか?」
ギンノジョウが振り返る。
「ん?一緒にいるのは誰じゃ」
ハナエの向かいには、フードで顔を隠した小柄な人が座っていた。
ハナエは酒を飲んでいるようだが、相手は何も頼んでいないようだ。
しばらくするとハナエの前から立ち上がって店を出ていった。ハナエは一人で酒を飲んでいる。
ユウタは席を立って、ハナエの前に座った。
「ハナエ様、あんまり飲み過ぎないでくださいよ」
ハナエはビックリして、キョロキョロし、ギンノジョウを見つけた。
「あぁ、大丈夫。こっ、こんなもんじゃ酔っぱらわないから」
後からギンノジョウも座った。
「誰と一緒だったんだ?」
「あっ、あぁ、前に来た時に知り合ったのよ。たまたま見かけてね」残った酒を飲み干す。
「そろそろ行こうか?」ハナエは立ち上がった。
会計を済ませ、町の外に出た。
「ハナエ、飛ばすぞ」
「あっうん。ユウタ、任せていい?」
「分かった」僕はギンノジョウ様の背中から、しがみついた。
ギンノジョウは先に飛び立った。
ハナエは後ろを振り返ってから、その後を追った。
その後もギンノジョウ様の別荘を転々としながら移動した。
そして、自宅を出てから10日後、ギンノジョウ様の家に着くことができた。
「すっかり綺麗になったわよ」
「そのようじゃな。それじゃ出発するとしよう』
外に出て、僕はキョロキョロした。
あれ?魔物がいるって言ってたけど、大丈夫なのかな?まぁ、この2人といれば大丈夫か。
「少し飛ばすぞ』ギンノジョウ様はそう言うと、ハナエ様を見た。
「私は準備OKよ」僕は浮かされて、そのままお姫様抱っこされた。
「すいません、お願いします」
「うん、今日も安全運転で行くから」
「はっ、はい」嫌な予感しかしなかった。
ギンノジョウ様はあっという間に見えなくなった。
「あらら。今日は本気みたいね。でも、スピードで私に勝てるわけないわ」
ハナエ様の腕に力が入った。柔らかいものが押し付けられる。
しかし、そんなことを気にしてる余裕はなかった。
目の前に木が現れては、すぐに消えていく、それが高速で繰り返された。僕はハナエ様の体にきつく抱きついた。目の前に柔らかいものが、あろうとも。
「あん。今日は積極的ね。フフフッ」ハナエは呟いた。マキノは私の身体を感じてるのかしら。
そうしていると、
「相変わらず速いな」
「ギンちゃんに負けるようじゃ隠居よ。隠居」
ギンノジョウ様の声で、やっと少し落ち着いた。
「うわぁ。ハナエ様!すいぎませんでした!」僕は顔をできるだけ離した。
「止めなくてもいいのに。ほら、もっと」ハナエ様は腕に力を入れた。
「いやいや、もう十分満喫しました!」
「あら?そうなの」腕の力が弱まる。
「ふぅ~」僕は息を吐き出した。周りを見ると、とっくに森は見えなくなっていた。
それでもかなり早く飛んでいる。
「もうすぐ町だ」
そして、王国の城から南東の町イスタニンの町へ着いた。
僕は地面に下ろされると、少しブラついてしまった。
「あぁ、地面っていいな」
「私は飲んでくる」と言ってハナエ様はどこかに言ってしまった。
「全く酒以外考えることはないのか」ギンノジョウ様は呆れた声を出した。
「さぁ、ワシらは買い出しだ」
「はい」
他の町に来るのは久しぶりだったので、ウキウキした。
見慣れない果物や香辛料が売っていて、店の人に色々と話を聞いた。
更に東に進むと海があり、漁港の村があるのだが、ここでも魚介類は十分豊富だった。
「知らない魚がいっぱいいる」
「ほどほどにしなさい。そんなには持っていけない」
「はい。分かってるんですけど」
僕達は買い物を終え、昼食を食べようと店を探した。
「ここでいいですか?」
「うむ」
店に入ると、けっこう混んでいた。
「空いてる席に座っとくれ」と声がかかった。
空いている席をなんとか探し、座った。
「はい」若い店員さんがメニューを運んできた。
「何がおすすめですか?」
「この町は初めて?」
「はい」
「それなら、このあたりの新鮮な魚介を使ったメニューがおすすめよ。他では食べられないわ」
「分かりました。ありがとうございます」
「おじいちゃんと旅行?」
僕はビックリしてギンノジョウ様を見た。
「うちで孫を少し預かることになってな」
「そうなんですか。優しそうなおじいちゃんでよかったね」
「あっ、はい」
僕が料理を注文しようとしたら、
「こっちにしなさい。この方が色々と入っている」
「はい、じゃあ、僕はこれで」
「ワシも同じものを」
店員は去っていった。
「来たことあるんですか?この町に」
「あぁ、どの町も飽きるほど来た」
僕は、ハルカ先生の言葉を思い出した。
あの2人はずっと生きていると。
「ギンノジョウ様は、長く生きてるんですか?」
「うん?あぁ、そのこともいずれお前には話さないとならない気がする」
「えっ?どうしてですか?」
「なんとなくだ」
「はぁ」
そうして料理が来た。
「うわぁ、海鮮のてんこ盛りですね」
「うんうん、そうじゃろ。この町では、これが一番楽しめる」
「う~ん、新鮮で美味しい」僕は興奮の中、食べ終わった。
「ふぅ~、あれ?ハナエ様ではないですか?」
ギンノジョウが振り返る。
「ん?一緒にいるのは誰じゃ」
ハナエの向かいには、フードで顔を隠した小柄な人が座っていた。
ハナエは酒を飲んでいるようだが、相手は何も頼んでいないようだ。
しばらくするとハナエの前から立ち上がって店を出ていった。ハナエは一人で酒を飲んでいる。
ユウタは席を立って、ハナエの前に座った。
「ハナエ様、あんまり飲み過ぎないでくださいよ」
ハナエはビックリして、キョロキョロし、ギンノジョウを見つけた。
「あぁ、大丈夫。こっ、こんなもんじゃ酔っぱらわないから」
後からギンノジョウも座った。
「誰と一緒だったんだ?」
「あっ、あぁ、前に来た時に知り合ったのよ。たまたま見かけてね」残った酒を飲み干す。
「そろそろ行こうか?」ハナエは立ち上がった。
会計を済ませ、町の外に出た。
「ハナエ、飛ばすぞ」
「あっうん。ユウタ、任せていい?」
「分かった」僕はギンノジョウ様の背中から、しがみついた。
ギンノジョウは先に飛び立った。
ハナエは後ろを振り返ってから、その後を追った。
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そして、自宅を出てから10日後、ギンノジョウ様の家に着くことができた。
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