魔法も剣も身長も最低とバカにされている僕が実は世界最強である理由

ぱるゆう

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急襲?

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王国では、ハナエ達の襲撃部隊とは別に、防御部隊の準備が進んでいた。 
襲撃部隊の攻撃をすり抜ける魔族がいないとも限らない。



そんな中、ギンノジョウの家では、
夜中に精霊達が騒ぎ立てていた。

ギンノジョウは、嫌な予感がして、目を覚ませ、家の中を確認しに回った。

「あっ、ユウタの姿がない!」ギンノジョウはユウタの部屋の扉を開けて、叫んだ。

「あれ?ずっと隣にいたのに!」ハナエは、ユウタの部屋にいて、ベッドから飛び降り、家の中を探した。

「そんなには遠くに行ってないはずじゃ」
ギンノジョウは、家の外に出た。

すると、上を向いて横になったユウタの体が地上数センチ上を浮きながら、左右に揺れ、動いている。

ギンノジョウは、ホッとした。

動く先を見ると魔法陣が描かれていた。

「転移魔法陣か?」

ギンノジョウは、ユウタを更に浮かせた。下を覗き込むと、小さな生物が数匹、ぶら下がって、足をブラブラさせていた。

「コビット族か?なるほど、大陸中から色んなものが急に無くなった原因はお前たちか。運んでいるものまで壁抜けさせることができるお前達なら、確かに可能なことだ」

コビット達は地上に飛び下り、逃げ出した。
ギンノジョウは、全員を浮かせた。
「おい、お前達、どうやってこの場所が分かったんだ?」

キーキーと鳴いている。

「希少なお前達の言葉は、ホスムタン語に近かったな」

ギンノジョウは自分に魔法をかけた。

「ワシ達は命令されだけなんじゃ!仲間が魔族に囚われて、仕方なかったんじゃ」

「ここを知っているのは、ワシとハナエだけなのじゃが・・・。んっ、もしかして」

ギンノジョウは振り返った。そこいたハナエは気まずそうな顔をしていたが、すぐに笑顔になった
「良かった、早く見つかって」

「ハナエ、ちょっと聞きたいことがあるんじゃが」

「えっ、何?私は何も知らないよ」ハナエは少しずつ後ろに下がっている。

「ハナエ!」

ハナエは空中に浮かんだ。

ギンノジョウは、顔だけを残しハナエの体を凍らせた。

ハナエは解除し、再び空に飛ぼうとする。

ギンノジョウは、その先に氷の壁を出現させる。

「ずっとやるつもりか?」

「もう!分かったわよ」

「とりあえずユウタをこのまま寝かせてはおけん」とギンノジョウが振り返ろうとすると、ビックリした顔をしたハナエがその先を指さしている。

ギンノジョウは振り向くと、そこには
「シッ、シオリ!」
白い服を着た女性が、寝ているユウタを抱き上げていた。

「ギンちゃんも、ハナエも、久しぶりね」

「シオリ、どうしたんだ?急に現れて」

「ずっと見守ってるつもりだったんだけど、ハナエじゃ説明できないと思ったから来たのよ」

「相変わらず私のこと、バカにしてるの?」ハナエはムッとした。

「とりあえず、ユウタをベッドに寝かせたいのよね」

「分かったわよ」

皆は、家に入った。

「どういうことなんだ?シオリ」

「どこから話そうかしら?まずはユウタが私達の子供だってことからかな?」

「えっ、それはそうだろ。私達が作った人間から生まれたんだから」

「そうじゃない。ユウタは特別な子よ」

「んっ?ユウタは10歳と聞いたような。とすると、11年前?」ギンノジョウは記憶を巡らせた

「嘘でしょ。久しぶりだったのに!」

「えっ!」ギンノジョウは、マズイと思っていた。まさかシオリとのことを覚えていないなんて。

「じゃあ、誰かさんと私を間違えていたのね。上の空だったみたいだから」

「ちょっと待て。そんなわけ無いだろ」

「もういいわ。話しても無駄みたいだし。とにかく私達はユウタを作ったのよ。そして私の力を分け与えて、農場の人間に育ててもらったの。それが事実よ」

「ちょっと待て。ユウタがワシ達の子供だとしても、なぜ、力を与えたんだ?」

「はぁ~、ちゃんと説明したよね!」シオリは心底呆れた顔をした。

「いやっ、あれ?う~ん」ギンノジョウは慌てふためいた。

「どこが大賢者よ。ただの女好きじゃない!」

「そっ、そんなことはない。ワシはシオリ一筋だ」

「もういい!私がユウタを作った理由、それはハナエと同じよ。ねっ、ハナエ」

ハナエはいきなり話を振られて、ビックリした顔をした、

「そっ、そうね。私も力を与えた子供がいる」

「まぁ、ちゃんと説明してあげたいけど、実は、それどころじゃないのよ」

「ユウタが狙われてることか?」ギンノジョウがいった。

「事の発端は、そうなんだけど。まさか、ユウタを誘拐することを同時に狙ってるとはね」シオリはハナエを見た。

「しょうがないじゃない!こうでもしないと、一生マキノに会えないのよ」ハナエは叫んだ。

「心配しないで、ちゃんとマキノに会わせてあげるわ」

「えっ!そんなことできるの?」

「おい、ユウタは大丈夫なのか?」

「任せといて。それよりさっきも言ったとおり、急がないと」

「何があるんだ?」

「ハルカ達と魔族の全面戦争よ」

ギンノジョウとハナエは目を見開いて、絶句した。

「そんな無駄なことしなくていいって教えてあげないと」
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