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状況把握
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しばらくして、
『イタタタッ゙』と頭を押さえた。
『あっ、目覚めた?」
『うわっ、気持ち悪い。頭がクラクラする」なんとか上半身を起こした。
『多分、僕の意識とあなたの意識が混ざりあったから、そうなったのかも』
『君は平気なの?』
『君?僕の名前は、エクシィ』
『僕は裕太』
『フフフッ、道具が自分の名前を言ってる』
『まぁ、この世界では、そういう反応になるよね』
『この世界?』
『あぁ、僕は違う世界から来たんだ』
『えっ、転生ってやつ?』
『転生分かるんだ』
『まぁ、絵本の話だけどね。現実に起こるなんて、ビックリ。ねぇ、本当に裕太は魔物じゃないんだよね?』
『違うよ。まぁ、何も証明できないけどね』
『あっ、そうそう。僕が平気かって質問だったね。平気だよ』
『そうなんだ』
『理由は、僕達がどうやって装備を使っているか、から話した方が良さそうだね」
「うん、聞きたい」
「僕達を装備に掴ませると、僕達の意識が装備の全身に流れ込むんだ。それで動かしてる』
『そうか、だから、エクシィの話し声が頭に聞こえたのか』
『だけど、普通は装備の意識なんかないから、僕達には流れ込まない。そのせいだと思う。いかんせん、裕太みたいな装備は聞いたことないから、想像だけど』
『なるほど』
『それにしても裕太は凄いよ。あのデビルウルフを一撃で倒したんだから』
『あぁ、デビルウルフって言うんだ。なんか僕の世界と似てるかもね』
『裕太の世界にも魔物はいるんだ』
『いいや、僕の世界では、ウルフっていう名前のこれくらいの動物がいるんだ』裕太は手を空中に浮かせて、大きさを表した。
『動物?』
『魔物みたいな形をした小さい生き物。ほとんどは人間を襲わないよ』
『人間を襲う?装備を襲うの?』
『あぁ、ごめん。始めから話すね。僕の世界では、人間が意思を持って動いていて、エクシィみたいな剣は動かないんだ』
『えっ!剣が動かない?そんな馬鹿な事あるわけないでしょ。からかわないで』
『う~ん。まぁ、僕からしたらエクシィが動いてるほうが、ビックリなんだけど』
『嘘でしょ。本気で言ってるの?』
『まぁ、僕が動いていることが証拠としか言えないかな』
『まぁ、確かに裕太は動いてるし、剣のように話してる。信じられないけど、信じるしかないか』
『あぁ、物わかりのいい剣で良かったよ。エクシィじゃなかったら、問答無用で魔物として退治されていたかもしれない』
『フフフッ、良かったわね。僕で』
『ありがとう。エクシィ』
『そんなかしこまると、照れるよ』
『それにしても、エクシィって綺麗だよね』
『ふっふ~ん、別の世界の装備でも、僕の美しさが分かるなんて、裕太は見る目あるね』
『いや、本当に綺麗だよ。僕の世界には、こんな綺麗な剣はないよ』
『もぉ~照れるじゃん。ホントの事言って』
『はははっ。そうだ!僕がエクシィを振るおうとしたら、形が変わったけど、なんで?』
『あぁ、僕は特別なんだ』
『特別?』
『普通は産まれるときに、さっきの日本刀だったり、大剣だったり、ナイフだったり、形は決まってるんだけど、ごく稀に僕ものような形が変わる剣が産まれるの』
『どうやったら、変わるの?』
『普通は装備によって変わる。素早さが特徴な装備なら、ナイフや短剣。力が特徴なら、大剣。技が特徴なら、日本刀になることが多いね』
『じゃあ、僕は技が得意ってことか』
『でも、あんな斬撃を出すなんて、初めて聞いた』
『やっぱり多少チートはあるのか』と呟いた。
『チート?』
『いや、技の名前だよ』
『ふ~ん』
『ありがとう。色々分かって助かったよ。またどこかで会えたら』
『ちょっと待った。裕太、剣を持ってないと、ホントに誰かに退治されるよ』
『あっ、そうだった。どうしよう』
『あのぉ。僕が付き合ってあげてもいいよ』
『えっ、ホントに?助かるなぁ。でも持つとさっきみたいになるんでしょ』
『あぁ、大丈夫。普通は装備を持っている剣は、装備のサヤの中にいて、そこから装備を動かしてるから』
『でも動かしてるんじゃ、変わらないんじゃないの?』
『ううん。装備に触れないと動かせないから、触れてなければ、さっきみたいにはならないよ』
『ふ~ん、鞘って?』
『裕太の左の棟に付いてるよ。そこにいさせてくれれば、動いていても不思議じゃない』
『分かった。じゃあ鞘に入ってくれるかい?』
『了解』エクシィは鞘に入った。
『ありがとう。エクシィ』
『まさか冒険初日で、ランクアップアイテムをゲットできるなんて思わなかった』
『ランクアップアイテム?』
『そう。これだよ』裕太の眼の前に、手のひらサイズくらいのオオカミの顔の形のレリーフが浮かんでいる。
『これがあると、どうなるの?』
『レベルが上げられる』
『凄いじゃん!』
『まぁ、裕太のお陰だけどね』
『ううん。エクシィの形が日本刀になってくれたお陰だよ」
『もう、ホントに、僕のおかげ?』
『そうだよ。最高の剣だよ』
『もうぉ~、ホントの事でも、照れるなぁ』
『装備にはレベルはないの?』
『う~ん。聞いたことはないなぁ。普通は買い替えるからね』
『あっ、そうだよね。僕の世界でもそうする』
『でも、何回も魔物を倒せば、熟練度っていうのが上がって、装備の隠れた力を引き出せるってことはあるけど』
『隠れた力?』
『高い装備ほど隠れた力が凄いって話。伝承では、幻の装備では竜を一撃で倒せる力が備わるっていう話もあるんだ』
『竜?竜をなんているの?』
『あぁ、そうか。この世界の話をしないとね』
「魔王とか』
「なんだ。知ってるの?』
「ごめん。魔王という名前しか分からない』
「あぁ、そうなんだ。今、魔王の恐怖に怯えながら生活してるんだ。
魔物も、魔王が現れてから、たくさん出てくるようになった。
だから、力自慢の剣たちが冒険者となって、町や村を守ってる。幼い剣たちは、みんな冒険者に憧れてる』
「それでエクシィも、初めて冒険に出たんだね』
「いや、はっ、初めてじゃないよ。さっ、3回目だよ』
「さっき言ってたよ。初めての冒険でラッキーって』
「はははは~、そうだっけ?』
「別に、僕はエクシィに出会えて良かったと思ってるだから、気にしてないよ』
「そう?裕太って優しいね』
「さて、お腹空いたんだけど、食べるものあるの?』
「あぁ、あるよ。装備を持ってる剣だけの特権。食事』
「装備がないとどうしてるの?』
「基本的には、磨刀石ってのがあって、それに触れていれば食事したことになる』
「ふ~ん。食べなくてもいいんだ』
「でもこの磨刀石も時々買い替えないと、体力が回復できなくなるからね』
「ふ~ん』
「僕も初めての食事、楽しみだなぁ』
「いや、エクシィは磨刀石だよ』
「なんで!』
「僕が握らないとダメなんでしょ』
「あぁそうだった。ガクン』
「分かったよ。少しだけだよ。僕も耐えられないから』
「やった!裕太、ありがとう』
「じゃあ、案内して』
「分かった』
裕太達は、エクシィの町に向かった
『イタタタッ゙』と頭を押さえた。
『あっ、目覚めた?」
『うわっ、気持ち悪い。頭がクラクラする」なんとか上半身を起こした。
『多分、僕の意識とあなたの意識が混ざりあったから、そうなったのかも』
『君は平気なの?』
『君?僕の名前は、エクシィ』
『僕は裕太』
『フフフッ、道具が自分の名前を言ってる』
『まぁ、この世界では、そういう反応になるよね』
『この世界?』
『あぁ、僕は違う世界から来たんだ』
『えっ、転生ってやつ?』
『転生分かるんだ』
『まぁ、絵本の話だけどね。現実に起こるなんて、ビックリ。ねぇ、本当に裕太は魔物じゃないんだよね?』
『違うよ。まぁ、何も証明できないけどね』
『あっ、そうそう。僕が平気かって質問だったね。平気だよ』
『そうなんだ』
『理由は、僕達がどうやって装備を使っているか、から話した方が良さそうだね」
「うん、聞きたい」
「僕達を装備に掴ませると、僕達の意識が装備の全身に流れ込むんだ。それで動かしてる』
『そうか、だから、エクシィの話し声が頭に聞こえたのか』
『だけど、普通は装備の意識なんかないから、僕達には流れ込まない。そのせいだと思う。いかんせん、裕太みたいな装備は聞いたことないから、想像だけど』
『なるほど』
『それにしても裕太は凄いよ。あのデビルウルフを一撃で倒したんだから』
『あぁ、デビルウルフって言うんだ。なんか僕の世界と似てるかもね』
『裕太の世界にも魔物はいるんだ』
『いいや、僕の世界では、ウルフっていう名前のこれくらいの動物がいるんだ』裕太は手を空中に浮かせて、大きさを表した。
『動物?』
『魔物みたいな形をした小さい生き物。ほとんどは人間を襲わないよ』
『人間を襲う?装備を襲うの?』
『あぁ、ごめん。始めから話すね。僕の世界では、人間が意思を持って動いていて、エクシィみたいな剣は動かないんだ』
『えっ!剣が動かない?そんな馬鹿な事あるわけないでしょ。からかわないで』
『う~ん。まぁ、僕からしたらエクシィが動いてるほうが、ビックリなんだけど』
『嘘でしょ。本気で言ってるの?』
『まぁ、僕が動いていることが証拠としか言えないかな』
『まぁ、確かに裕太は動いてるし、剣のように話してる。信じられないけど、信じるしかないか』
『あぁ、物わかりのいい剣で良かったよ。エクシィじゃなかったら、問答無用で魔物として退治されていたかもしれない』
『フフフッ、良かったわね。僕で』
『ありがとう。エクシィ』
『そんなかしこまると、照れるよ』
『それにしても、エクシィって綺麗だよね』
『ふっふ~ん、別の世界の装備でも、僕の美しさが分かるなんて、裕太は見る目あるね』
『いや、本当に綺麗だよ。僕の世界には、こんな綺麗な剣はないよ』
『もぉ~照れるじゃん。ホントの事言って』
『はははっ。そうだ!僕がエクシィを振るおうとしたら、形が変わったけど、なんで?』
『あぁ、僕は特別なんだ』
『特別?』
『普通は産まれるときに、さっきの日本刀だったり、大剣だったり、ナイフだったり、形は決まってるんだけど、ごく稀に僕ものような形が変わる剣が産まれるの』
『どうやったら、変わるの?』
『普通は装備によって変わる。素早さが特徴な装備なら、ナイフや短剣。力が特徴なら、大剣。技が特徴なら、日本刀になることが多いね』
『じゃあ、僕は技が得意ってことか』
『でも、あんな斬撃を出すなんて、初めて聞いた』
『やっぱり多少チートはあるのか』と呟いた。
『チート?』
『いや、技の名前だよ』
『ふ~ん』
『ありがとう。色々分かって助かったよ。またどこかで会えたら』
『ちょっと待った。裕太、剣を持ってないと、ホントに誰かに退治されるよ』
『あっ、そうだった。どうしよう』
『あのぉ。僕が付き合ってあげてもいいよ』
『えっ、ホントに?助かるなぁ。でも持つとさっきみたいになるんでしょ』
『あぁ、大丈夫。普通は装備を持っている剣は、装備のサヤの中にいて、そこから装備を動かしてるから』
『でも動かしてるんじゃ、変わらないんじゃないの?』
『ううん。装備に触れないと動かせないから、触れてなければ、さっきみたいにはならないよ』
『ふ~ん、鞘って?』
『裕太の左の棟に付いてるよ。そこにいさせてくれれば、動いていても不思議じゃない』
『分かった。じゃあ鞘に入ってくれるかい?』
『了解』エクシィは鞘に入った。
『ありがとう。エクシィ』
『まさか冒険初日で、ランクアップアイテムをゲットできるなんて思わなかった』
『ランクアップアイテム?』
『そう。これだよ』裕太の眼の前に、手のひらサイズくらいのオオカミの顔の形のレリーフが浮かんでいる。
『これがあると、どうなるの?』
『レベルが上げられる』
『凄いじゃん!』
『まぁ、裕太のお陰だけどね』
『ううん。エクシィの形が日本刀になってくれたお陰だよ」
『もう、ホントに、僕のおかげ?』
『そうだよ。最高の剣だよ』
『もうぉ~、ホントの事でも、照れるなぁ』
『装備にはレベルはないの?』
『う~ん。聞いたことはないなぁ。普通は買い替えるからね』
『あっ、そうだよね。僕の世界でもそうする』
『でも、何回も魔物を倒せば、熟練度っていうのが上がって、装備の隠れた力を引き出せるってことはあるけど』
『隠れた力?』
『高い装備ほど隠れた力が凄いって話。伝承では、幻の装備では竜を一撃で倒せる力が備わるっていう話もあるんだ』
『竜?竜をなんているの?』
『あぁ、そうか。この世界の話をしないとね』
「魔王とか』
「なんだ。知ってるの?』
「ごめん。魔王という名前しか分からない』
「あぁ、そうなんだ。今、魔王の恐怖に怯えながら生活してるんだ。
魔物も、魔王が現れてから、たくさん出てくるようになった。
だから、力自慢の剣たちが冒険者となって、町や村を守ってる。幼い剣たちは、みんな冒険者に憧れてる』
「それでエクシィも、初めて冒険に出たんだね』
「いや、はっ、初めてじゃないよ。さっ、3回目だよ』
「さっき言ってたよ。初めての冒険でラッキーって』
「はははは~、そうだっけ?』
「別に、僕はエクシィに出会えて良かったと思ってるだから、気にしてないよ』
「そう?裕太って優しいね』
「さて、お腹空いたんだけど、食べるものあるの?』
「あぁ、あるよ。装備を持ってる剣だけの特権。食事』
「装備がないとどうしてるの?』
「基本的には、磨刀石ってのがあって、それに触れていれば食事したことになる』
「ふ~ん。食べなくてもいいんだ』
「でもこの磨刀石も時々買い替えないと、体力が回復できなくなるからね』
「ふ~ん』
「僕も初めての食事、楽しみだなぁ』
「いや、エクシィは磨刀石だよ』
「なんで!』
「僕が握らないとダメなんでしょ』
「あぁそうだった。ガクン』
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