レモン色の恋

優希ヒロ

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親友の秘密

幼馴染み

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翌日…。
「おはよう、ゆうくん。今日は誘ってくれてありがとう。」
「いえ…。もらったものが今日までだったので…。」
「それでも、嬉しいわ。ところでこの舞台、誰がでるの?」
「そういえば、りょうくん何も言ってなかった…。」
「じゃあ、、見ての楽しみだね。」
「そうですね…。行きましょうか。」
僕たちは小さな会場に入っていくと聞き覚えのある声がした。
「あれ、この声聞き覚えがあるんだけど、誰だったかな?」
「私も覚えがあるわ…。」
「あれ、ゆうくん?」
「咲さん…。なんでここに?」
「りょうくんが出演するからよ。」
「えっ!」
「りっくんがでるの!」
「うん…。聞いてなかったの?」
「はい…。今日までだからって渡されたので…。」
「そっか…。彼にも困ったものね…。」
咲さんは真央さんの方を見て…。
「もしかして、真央ちゃん?」
「はい…。誰でしたけ…。思い出せなくて…。」
「そっか。私と会うのは八年振りくらいだものね…。覚えてない、りょうくんが入院してた時の担当看護師だった私のこと?」
「ああ、思い出しました。新人さんでドジばかりだった看護師さんだ…。」
「そうね…。今はりょうくんの彼女なのよ…。」
「えっ!りっくんの彼女さんなんですか?」
「知らなかった…。幼なじみなのに教えてくれないなんて相変わらずだな…。」
「あの…。真央さん、りょうくんの幼なじみなんですか?」
「うん…。そうなの…。ゆうくんがりっくんの親友だって聞いた時、私驚いたわ。」
「そうなのですね…。」
僕はもしかしたら、真央さんに会ったのは偶然じゃないのかもしれないと思っていた。
りょうくんはどこに出ているかわからないほど、キャラクターの動きや声など全て凄いと感じた。
「ゆうくん、どうだった?」
「凄かったです…。あの…。りょうくんはどこに出ていたんですか?」
「最初から出てたよ…。」
「えっ!最初からということは…。主役?」
「そうだよ。私も久しぶりにりっくんの舞台を見たからあれと思ったんだけど、間違いないよ。」
「りょうくん、凄いな…。僕、知らなかったよ、演劇をしてたなんて…。」
「私も初めて見た時は驚いたよ、あのりょうくんがって…。」
「そうだったんですね…。りょうくんの小さい頃ってどんな感じだったんですか?」
「そうね…。体が弱くていつも家で本を読んでるおとなしい感じだったかな…。」
「えっ!そうだったんですか?ちょっと意外です…。」
「そうでしょ。今のりっくんは凄くカッコ良くて輝いてるよね。」
「そうですね…。」
「ゆうくん、真央ちゃん。今日はりょうくん急がしいから、待ってなくて良いって…。」
「そうですか…。じゃあ、りょうくんによろしくお伝えください。さようなら…。」
「今日は楽しかったです…。咲さん、さようなら…。」
「じゃあね…。」
僕はなんとなく、真央さんがりょうくんのこと好きなのかなと感じた。
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