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彼との出会い
転校生
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次の日、学校では転校生の話題で持ちきりになっていた。
「ねぇ、美奈子、転校生は超イケメンの男って知ってた?」
「そうなんだ…。」
(じゃあ、紫音ちゃんじゃないか、とりあえず一安心…。)
先生が入ってきて、皆を座らせた。
「今日から転校生が入る、紹介する、入って。」
「初めまして、星名紫音です。よろしく…。」
(えっ!彼、写真で見た超イケメン!どうして!?しかも、星名紫音って、紫音ちゃんの名前のはず…。)
「星名は宮本の隣だ、色々と教えてやれ。」
「わかりました。」
「よろしく、宮本さん…。」
「…。」
私はノートにメッセージを書いて色々と聞き始めた。
「あなた、男?」
「見ての通りです、一応…。」
「昨日の彼女もあなた?」
「そうです…。」
「何が目的なの?」
「それは教えられませんが、二人の秘密にしてもらえませんか?」と急に私を見つめて乙女の瞳を見せられては断れなくなってしまった。
「わかった、秘密にしておく。」
「ありがとうございます。」
「ばれないように男らしく普通に振る舞ってわかった?」
「やってみます。」
「私もフォローするから安心して。」
「助かります、美奈子ちゃんはやっぱり王子様ですね。」
「ありがとう、ちゃん付けは普段はやめようか、さんにしよう。」
「はい。」
「あとで作戦会議ね、学校案内しているときにしよう。」
「ありがとうございます。」
休み時間になると紫音のまわりには人だかりができていた。
「ねぇ、紫音くんの趣味は?」
「料理かな…。お母さんが好きでよく一緒に作るんだ。」
「へぇ、すごいね。今度、教えてよ。」
「うん…。」
「はいはい、紫音くん困ってるでしょ!いった、いった!」
「ごめんなさい…。」
「こういう時はありがとうでしょ?」
「ありがとう…。」
「気にしなくて良いよ、それよりもなんか慣れてない?」
「女言葉にならないように前の学校では気を付けてたから…。」
「そうなんだ…。困った時は何かアピールして、フォローするから。」
「じゃあ、美奈子さんに向けてウィンクします。」
「わかった…。」
(それ、やられたら私キュン死にそうなんですけど…。ただでさえ、イケメンなのに私には乙女な紫音ちゃんにもみえてるからダブルパンチだよ。彼、わかってないよね、自分のこと…。全く…。)
「ねぇ、美奈子、転校生は超イケメンの男って知ってた?」
「そうなんだ…。」
(じゃあ、紫音ちゃんじゃないか、とりあえず一安心…。)
先生が入ってきて、皆を座らせた。
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「初めまして、星名紫音です。よろしく…。」
(えっ!彼、写真で見た超イケメン!どうして!?しかも、星名紫音って、紫音ちゃんの名前のはず…。)
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「わかりました。」
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「…。」
私はノートにメッセージを書いて色々と聞き始めた。
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「それは教えられませんが、二人の秘密にしてもらえませんか?」と急に私を見つめて乙女の瞳を見せられては断れなくなってしまった。
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「ありがとうございます。」
「ばれないように男らしく普通に振る舞ってわかった?」
「やってみます。」
「私もフォローするから安心して。」
「助かります、美奈子ちゃんはやっぱり王子様ですね。」
「ありがとう、ちゃん付けは普段はやめようか、さんにしよう。」
「はい。」
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「ありがとうございます。」
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「へぇ、すごいね。今度、教えてよ。」
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「ごめんなさい…。」
「こういう時はありがとうでしょ?」
「ありがとう…。」
「気にしなくて良いよ、それよりもなんか慣れてない?」
「女言葉にならないように前の学校では気を付けてたから…。」
「そうなんだ…。困った時は何かアピールして、フォローするから。」
「じゃあ、美奈子さんに向けてウィンクします。」
「わかった…。」
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