私の彼は超乙女!?

優希ヒロ

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彼との出会い

作戦会議

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昼休みになり、学校の中を案内していた。
「困ったな…。」
「ごめんなさい、私のために…。」
「別にいいよ、気にしないで…。ただ、部の人たちを誤魔化せるかしら、昨日名前名乗ってるし、奈緒は鈍いから気付いてないから良いようなものだけど…。」
「あの…。」
「そうだ!あそこに行こう。」
「あそこって?」
「放課後、一緒に来て!」
「わかりました。」
放課後になり、美奈子は紫音を連れて例のメイドカフェに相談をしに行った。
「いらっしゃいませ、あれ、美奈子ちゃんじゃない、どうしたの?」
「実はですね…。紫音くん、入って…。」
「彼氏さん?」
「私のお見合い相手です…。一つ問題があって、相談しに来ました。」
「何か訳ありみたいね…。一つ気になったんだけど、君、もしかしてあの日来た女の子?」
「はい…。」
「もしかして、学校でも同じことをしたの?」
「ええ、転校前に…。」
「じゃあ解決法は簡単ね。うちの店でバイトしなさい。」
「あの…。それで解決するんですか?」
「ええ…。うちの店の出勤前だったことにすれば、女装してたことを誤魔化せるでしょ。」
「そっか。」
「ありがとうございます。」
「うちは人手不足だから助かるわ、料理とかはできる?」
「はい、得意です。」
「じゃあ、さっそく着替えて来て。」
「はい…。」
「あの、大丈夫でしょうか、彼?」
「大丈夫、彼には可愛い系乙女になってもらうから。」
「じゃあ、お願いします。」
「着替えられた?」
「はい…。これで仕事して良いんですか?」
少しセーターに緩みがあり、か弱い感じが出て、紫音ちゃんの乙女チックな感じが表現されていた。
「美奈子ちゃん、これ似合ってますか?」
「うん…。とても素敵、可愛いよ!」
「ありがとう…。」と照れながら言っていた。
「ちょっと良い?」
「なんでしょう。」
「ねぇ、彼をそのままにしておくつもりなの?」
「どういう意味ですか?」
「わからないならいいわ、忘れて…。」
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