19 / 22
エカテリーナ女帝の、秘策の巻(十九話)
しおりを挟む
ロシア・ロマノフ王朝第8代、エカテリーナ2世の出番である。
この女帝は啓蒙専制君主として、歴代最長在位の34年間君臨した。
領土をロシア帝国最大に広げた、露土戦争、ポーランド分割で。
貴族の黄金時代を確立した、これは農奴制を完成させた事を意味する。
この女帝は、元はドイツ人だった、プロイセンの小貴族の娘。
縁が縁を呼び、14歳の冬、荒涼たるロシアの大地に母と荷馬車で向かった。
ドイツかぶれのイワンと16歳で愛のない結婚をし、その後、8年間禁欲と。
先帝の計らいで、愛人が半ば公認となり25歳で長男を産む。
やがて即位した夫のイワン3世を半年で退位させるという、無血追放をやってのける。
私生活は紊乱を地でいった。女傑、色を好むである。
12人の公認愛人は別にしても、夜ごと男をかえる、300越えとか。
67歳で脳梗塞で倒れるまで、夜な夜な甘美な時が流れた。
これは、王朝繁栄になった、子孫は支えた、ますますロシアは優勢にと。
この愛と美に包まれた女性は、より政治に生きた。
ロシア人以上にロシア人に成り切った、このドイツ女性……
政治という仕事、ロシア帝国に君臨する為に嫁いで来たである。
さあ、私はこの女帝にプーチン封じ込めをして頂きたい。
この物語の主人公の毛沢東は、ロシア人の事はロシア人でと、嘆願しまくりである。
悪党退治の二の矢三の矢である、毛沢東さん、頼みますぞ……
毛沢東 「エカテリーナ女帝様、お隣は中国で主席をやっとりました毛沢東
です」
「今や下界は、プーチンの起こした戦争、ウクライナ侵略で
滅茶苦茶の有様」
「私はロシアの偉人たちに、平和到来を掛け合っておりまする」
「すでにイワン雷帝とピョートル大帝には、恐る恐る申し上げま
した」
エカテリーナ女帝「毛沢東や、わらは元はドイツ人やよ、ロシアの血ではないぞえ」
毛沢東 「いえいえ、もう完璧なまでのロシア人でありまする」
「どうか、争い治めの秘策をお示しくださりませ」
エカテリーナ女帝「左様か、あのクリミヤあたりは私の時代に攻め取り領土とした」
「オスマン帝国を数次に渡って、バルカンから追い出す一歩にな」
「その地で、スラブ同士が争うとは、まったく嘆かわしいのう」
毛沢東 「女帝様、女性ならでのプーチンめの攻略の仕方、ありますまい
か?」
エカテリーナ女帝「したらば弱みを攻めよ。その男はどこが泣き所なのだ」
毛沢東 「あいつめは政治生命を絶たれる事かと、そう存じます」
エカテリーナ女帝「それはそうじゃろうが、より大元なのは、どこじゃ」
毛沢東 「それは男である以上、女にほとほと弱いのが男でありまする」
エカテリーナ女帝「うむ、そこを攻めよ。女は男に弱いの裏返しだぞよ」
「わらは、女帝でありながら若い男らに夜な夜な降参したものぞ」
「よいか、美人局を送り込み骨抜きにし篭絡させるのじゃ」
「次から次へな、またまた次から次へとな、密攻めにせよ」
毛沢東 「あのう、私はまだ力不足で、直接に介入出来ませぬ、どうし
たら」
エカテリーナ女帝「まさか、わらが……いやいや何でもない、何でもない」
「ああ、良いやり方があるわ、ゾフィーを使わす、それが良い」
「きっと、見事に撃沈させるであろうに、わらに任せな」
毛沢東 「女帝様、そのゾフィーとは一体何者でありまするか?」
エカテリーナ女帝「それは教えぬ、わらは、その女の事を良くと知っておる」
「ドイツ語、ロシア語、それとフランス語も出来る才女よ」
「背丈はわらはくらい、いやいや、何でもないことよ」
「目は垂れ目がちの、ふくよかな、いやいや、何でもないわ」
「ともかく、その女を閨に送り込んでみるわ、でどうなるか」
毛沢東 「その手で行きましょう。男には女攻めですな。お願い申し上げ
ます」
エカテリーナ女帝「ええ、ゾフィーも喜び勇んで向かう事でしょう」
「毛沢東さん、期待あれ。こちらこそ、どうもありがとう」
毛沢東 「はっ……?」
女帝の遺言……
……遺体には白いドレスを着せ、洗礼名を彫った黄金の王冠を頭に載せること。
喪服を着るのは、6ヶ月を超えないこと。短い方が望ましい……
ゾフィーは、愛なしではいられない、愛に飢えてた女性だった。
ロシア正教徒となり、ロシアの為に生きた一生は燦然と輝いていた。
この女帝は啓蒙専制君主として、歴代最長在位の34年間君臨した。
領土をロシア帝国最大に広げた、露土戦争、ポーランド分割で。
貴族の黄金時代を確立した、これは農奴制を完成させた事を意味する。
この女帝は、元はドイツ人だった、プロイセンの小貴族の娘。
縁が縁を呼び、14歳の冬、荒涼たるロシアの大地に母と荷馬車で向かった。
ドイツかぶれのイワンと16歳で愛のない結婚をし、その後、8年間禁欲と。
先帝の計らいで、愛人が半ば公認となり25歳で長男を産む。
やがて即位した夫のイワン3世を半年で退位させるという、無血追放をやってのける。
私生活は紊乱を地でいった。女傑、色を好むである。
12人の公認愛人は別にしても、夜ごと男をかえる、300越えとか。
67歳で脳梗塞で倒れるまで、夜な夜な甘美な時が流れた。
これは、王朝繁栄になった、子孫は支えた、ますますロシアは優勢にと。
この愛と美に包まれた女性は、より政治に生きた。
ロシア人以上にロシア人に成り切った、このドイツ女性……
政治という仕事、ロシア帝国に君臨する為に嫁いで来たである。
さあ、私はこの女帝にプーチン封じ込めをして頂きたい。
この物語の主人公の毛沢東は、ロシア人の事はロシア人でと、嘆願しまくりである。
悪党退治の二の矢三の矢である、毛沢東さん、頼みますぞ……
毛沢東 「エカテリーナ女帝様、お隣は中国で主席をやっとりました毛沢東
です」
「今や下界は、プーチンの起こした戦争、ウクライナ侵略で
滅茶苦茶の有様」
「私はロシアの偉人たちに、平和到来を掛け合っておりまする」
「すでにイワン雷帝とピョートル大帝には、恐る恐る申し上げま
した」
エカテリーナ女帝「毛沢東や、わらは元はドイツ人やよ、ロシアの血ではないぞえ」
毛沢東 「いえいえ、もう完璧なまでのロシア人でありまする」
「どうか、争い治めの秘策をお示しくださりませ」
エカテリーナ女帝「左様か、あのクリミヤあたりは私の時代に攻め取り領土とした」
「オスマン帝国を数次に渡って、バルカンから追い出す一歩にな」
「その地で、スラブ同士が争うとは、まったく嘆かわしいのう」
毛沢東 「女帝様、女性ならでのプーチンめの攻略の仕方、ありますまい
か?」
エカテリーナ女帝「したらば弱みを攻めよ。その男はどこが泣き所なのだ」
毛沢東 「あいつめは政治生命を絶たれる事かと、そう存じます」
エカテリーナ女帝「それはそうじゃろうが、より大元なのは、どこじゃ」
毛沢東 「それは男である以上、女にほとほと弱いのが男でありまする」
エカテリーナ女帝「うむ、そこを攻めよ。女は男に弱いの裏返しだぞよ」
「わらは、女帝でありながら若い男らに夜な夜な降参したものぞ」
「よいか、美人局を送り込み骨抜きにし篭絡させるのじゃ」
「次から次へな、またまた次から次へとな、密攻めにせよ」
毛沢東 「あのう、私はまだ力不足で、直接に介入出来ませぬ、どうし
たら」
エカテリーナ女帝「まさか、わらが……いやいや何でもない、何でもない」
「ああ、良いやり方があるわ、ゾフィーを使わす、それが良い」
「きっと、見事に撃沈させるであろうに、わらに任せな」
毛沢東 「女帝様、そのゾフィーとは一体何者でありまするか?」
エカテリーナ女帝「それは教えぬ、わらは、その女の事を良くと知っておる」
「ドイツ語、ロシア語、それとフランス語も出来る才女よ」
「背丈はわらはくらい、いやいや、何でもないことよ」
「目は垂れ目がちの、ふくよかな、いやいや、何でもないわ」
「ともかく、その女を閨に送り込んでみるわ、でどうなるか」
毛沢東 「その手で行きましょう。男には女攻めですな。お願い申し上げ
ます」
エカテリーナ女帝「ええ、ゾフィーも喜び勇んで向かう事でしょう」
「毛沢東さん、期待あれ。こちらこそ、どうもありがとう」
毛沢東 「はっ……?」
女帝の遺言……
……遺体には白いドレスを着せ、洗礼名を彫った黄金の王冠を頭に載せること。
喪服を着るのは、6ヶ月を超えないこと。短い方が望ましい……
ゾフィーは、愛なしではいられない、愛に飢えてた女性だった。
ロシア正教徒となり、ロシアの為に生きた一生は燦然と輝いていた。
0
あなたにおすすめの小説
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
【戦国時代小説】 甲斐の虎•武田信玄と軍師•山本勘助
蔵屋
歴史・時代
わたしは、以前、甲斐国を観光旅行したことがある。
何故、甲斐国なのか?
それは、日本を象徴する富士山があるからだ。
さて、今回のわたしが小説の題材にした『甲斐の虎•武田信玄と軍師•山本勘助』はこの甲斐国で殆どの戦国乱世の時代を生き抜いた。そして越後の雄•上杉謙信との死闘は武田信玄、山本勘助にとっては人生そのものであったことだろう。
そんな彼らにわたしはスポットライトを当て読者の皆さんに彼らの素顔を知って頂く為に物語として執筆したものである。
なお、この小説の執筆に当たり『甲陽軍鑑』を参考にしていることを申し述べておく。
それでは、わたしが執筆した小説を最後までお楽しみ下さい。
読者の皆さんの人生において、お役に立てれば幸いです。
影武者の天下盗り
井上シオ
歴史・時代
「影武者が、本物を超えてしまった——」
百姓の男が“信長”を演じ続けた。
やがて彼は、歴史さえ書き換える“もう一人の信長”になる。
貧しい百姓・十兵衛は、織田信長の影武者として拾われた。
戦場で命を賭け、演じ続けた先に待っていたのは――本能寺の変。
炎の中、信長は死に、十兵衛だけが生き残った。
家臣たちは彼を“信長”と信じ、十兵衛もまた“信長として生きる”ことを選ぶ。
偽物だった男が、やがて本物を凌ぐ采配で天下を動かしていく。
「俺が、信長だ」
虚構と真実が交差するとき、“天下を盗る”のは誰か。
時は戦国。
貧しい百姓の青年・十兵衛は、戦火に焼かれた村で家も家族も失い、彷徨っていた。
そんな彼を拾ったのは、天下人・織田信長の家臣団だった。
その驚くべき理由は——「あまりにも、信長様に似ている」から。
歴史そのものを塗り替える——“影武者が本物を超える”成り上がり戦国譚。
(このドラマは史実を基にしたフィクションです)
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる