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16パン屋の王子
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「夜逃げ?」
「はい、準備はしていたんでしょう残っていた人間、王宮と町中全員です」
密偵が、フィンセント公国に戻り報告をしていた
「ジーン殿か・・・・」
「殆どの王宮の者がジーン殿の領地に向かっているのを確認しております」
「娘を散々狙っておいて・・・・」
「攻撃を仕掛けるのでしたら私も参加させてください、兄の敵討ちをしとうございます」
あの死んだ護衛の弟の密偵の男が言う
「愚王は見捨ててきました、護衛は任務に含まれてませんので」
「・・・構わん・・・王子は?どうしてる?」
「王子の監視の者の報告ですと、パン屋の店主に気に居られて楽しく働いているようです」
「王の事、伝えてくれ、その反応によって今後を決める」
「かしこまりました」
王子は涙を浮かべたが、それ以上の反応は無かった、見捨てたと素直に言った密偵のことを、怒るでもなく罵るでも無かった。
パン屋の一室で密偵と会う王子
「私は捕らえられるのか?苦しめた国民に何と詫びればよいのだろうか・・・遠征の費用よくあったなと
思っていたら、少ない国民から搾取していたなんて・・・知らなかった
・・・というのも罪だな・・・パンを作るのが料理が好きだった、でもやらしてもらえなかった、家臣になって自由になって好きな料理が出来るようになったと浮かれていた・・・」
「申し訳ない・・・」
王は王子を名前と身分をはく奪してそのままパン屋に置いた、その後支店を増やし大手企業とし、賞味期限間近の物を無料で孤児院や貧しい人に配ったり、長持ちするが柔らかい災害食のパンの開発を手掛けたり、社会にも貢献する企業となった、王子は発案開発したが、ずっと研究室室長のまま、企業の頂点に立つことは無かった。その横に常に居るルーファス、呪いの指輪は王が死ぬより前に解除されていた、呪いの指輪を作った魔導師が解いてくれたのだ、その後もルーファスは王子の友として、一緒に過ごしたのだった。
「はい、準備はしていたんでしょう残っていた人間、王宮と町中全員です」
密偵が、フィンセント公国に戻り報告をしていた
「ジーン殿か・・・・」
「殆どの王宮の者がジーン殿の領地に向かっているのを確認しております」
「娘を散々狙っておいて・・・・」
「攻撃を仕掛けるのでしたら私も参加させてください、兄の敵討ちをしとうございます」
あの死んだ護衛の弟の密偵の男が言う
「愚王は見捨ててきました、護衛は任務に含まれてませんので」
「・・・構わん・・・王子は?どうしてる?」
「王子の監視の者の報告ですと、パン屋の店主に気に居られて楽しく働いているようです」
「王の事、伝えてくれ、その反応によって今後を決める」
「かしこまりました」
王子は涙を浮かべたが、それ以上の反応は無かった、見捨てたと素直に言った密偵のことを、怒るでもなく罵るでも無かった。
パン屋の一室で密偵と会う王子
「私は捕らえられるのか?苦しめた国民に何と詫びればよいのだろうか・・・遠征の費用よくあったなと
思っていたら、少ない国民から搾取していたなんて・・・知らなかった
・・・というのも罪だな・・・パンを作るのが料理が好きだった、でもやらしてもらえなかった、家臣になって自由になって好きな料理が出来るようになったと浮かれていた・・・」
「申し訳ない・・・」
王は王子を名前と身分をはく奪してそのままパン屋に置いた、その後支店を増やし大手企業とし、賞味期限間近の物を無料で孤児院や貧しい人に配ったり、長持ちするが柔らかい災害食のパンの開発を手掛けたり、社会にも貢献する企業となった、王子は発案開発したが、ずっと研究室室長のまま、企業の頂点に立つことは無かった。その横に常に居るルーファス、呪いの指輪は王が死ぬより前に解除されていた、呪いの指輪を作った魔導師が解いてくれたのだ、その後もルーファスは王子の友として、一緒に過ごしたのだった。
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