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第二話 都市伝説の兄妹は、追及をはぐらかす
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新京都の都心にモデルエルフの魔人が出現!
その一報は一気に広がり、実質二四都府県となった日本の首都がやにわに賑わっている。
碁盤の目のように道が交差する新京都の街を行く重護は、背中から焦った様子の男性に声をかけられた。
「君ぃー、この辺りでモデルエルフの魔人を見なかったか~い⁉」
振り向けば、額に汗を浮かべながら、緑色の制服を正しく着用した若い男性が自転車を漕いで向かってきた。
つば付き帽子と胸元の記章に描かれている紋様は、しだれ桜。腰の左には銃身部分が長いホルスターが下がっており、ゴツいグリップエンドは球面状の鋼板でできていた。
いずれも、警察官とならび日本の安全を守る、抗魔官の特徴だ。人間による犯罪やトラブルを取り締まるのが警察官ならば、抗魔官は魔物や魔導現象に関する問題を解決する職業である。
「い、いえ……」
「そうか。ところで、その制服は西京東中の制服だよね? 学校は? こっち方面じゃないだろ?」
「俺、京魔高専の受験に行くんスよ」
重護がスラスラ答えると、抗魔官の男は得心したとばかりに手を打った。
「ああっ、もうそんな時期か! 懐かしいな……。引き留めて悪かった、受験頑張れよ!」
「あざっす」
照れくさそうに顎を引くと、抗魔官の男は重護の進行方向へと駆けていく。そしてすぐに足を止めて振り返った。
「そうだ、君も新京都市民なら聞いたことくらいあるだろう? エルフの魔人」
「見たこともありますよ。もしかして、また出たんスか?」
重護は白々しく他人事のように言う。
「ああ、本当についさっきのことだ。今度はカラス狩りだよ。まったく、おかげで仕事になりやしない」
「え……? どういうことです?」
重護がきょとんと目を丸くすると、抗魔官の男は乾いた笑いを浮かべた。
「いや、人命救助をしてくれるというのは助かってるんだ。今回のカラスの魔鳥もそうだけど、人の生死がかかってから通報があっても間に合わない時が多々あるから……」
抗魔官の男はエルフの魔人に対してよい印象を抱いているらしい。一報で、真逆の感情も持ち合わせているようだ。
「けど、そういうのに対処するのが僕らの仕事だからね……役目を奪われるというのも」
重護はホッとしたように息を吐く。
「ああ、そういう。じゃあ、別に取って食おうってワケじゃないんスね」
軽いノリで尋ねると、抗魔官も気さくな声音で平然と答える。
「うん? 食べはしないけど、捕らえはするよ? 結局のところ魔人だし……危険な存在ということに変わりはないからね。規則通り、できる限り苦しませずに、迅速に浄魔しないと」
浄魔とは婉曲表現であり、意味は魔人を殺すことだ。トイレのことをお手洗いと表現する感覚で使われる。
「だから君も、見つけたら近づこうとせず、抗魔局に通報するように!」
「っ……」
重護が言葉を詰まらせると、抗魔官ははっとして改めて微笑んだ。
「おっと、受験生に愚痴っている場合じゃなかった。じゃあ気をつけて!」
今度こそ、エルフの魔人を探しに抗魔官の男が駆けていく。
その背中が次の角を曲がったのを見届けて、重護はぽつりと呟いた。
「……朔夜、やっぱり俺たち、バレたら殺されるってよ」
「わたしはもう死んじゃってるけどね」
「お前な……そういうこと軽々しく言うんじゃねぇ」
「え~、でも生きてた頃よりお兄ちゃんの背後霊になってからの方がずっと楽しいよ?」
「……そーかよ」
重護は、厳密には魔人の定義とは少しずれた存在だ。
背後霊になり魔力を獲得した妹と融合することによって、一時的に自身の肉体を霊体化させているだけ。
しかしそれが世間一般に知られていない以上、事情を説明する間もなく射殺される可能性は大いにある。
ここ三年間、そんなことは何度かあった。
「なんにせよ、あんまり目立つことはするなよ?」
〈わかってるよ〉
「じゃあなんで姿を見せた……」
〈だってそうしないとワンちゃんに触れないじゃん。お兄ちゃんだって、いつまでも動物嫌いじゃいられないでしょ〉
「この我儘妹め……そういうことするから親父たちに怒られるんだぞ」
〈むぅ~……〉
脳内で朔夜の寂しそうな唸り声が響く。それを聞いて、重護は自身の表情筋が強ばるのを感じた。
本当なら、朔夜がもっと讃えられてほしい。朔夜に救われた命が、ここ三年でいくつあったかなんて数え切れない。しかし、それが公になれば……正体を隠して中学校に通っている、平穏な日常が壊れてしまう。
〈お兄ちゃん、朝からお腹減ったー……〉
朔夜の訴えにシンクロして、重護のお腹がぐぐうと鳴る。事実、重護も強い空腹感を覚えていた。
「はいはい、偉い偉い。つっても時間ないから、コンビニでからあげかチキンでも買おうぜ」
〈辛くないヤツね。あとアイス〉
「わぁってるよ」
してやれることといえば、こっそり買い食いさせてやることくらいだ。
それを少し申し訳なく思いながら、重護は道を急いだ。
* * *
かつて、地球の支配権は人類が握っていた。文明の発展は留まることを知らず、未来永劫、繁栄と発展を続けていくかのように思われていた――のは、今やもう数世紀も昔の話。
地球の実権は地球が握る。それが今の常識だ。
数百年前までは、人間による科学文明が地球を穢す一方で、環境を守る活動も活発になっていった。だが環境破壊は留まらず、ある時、我慢の限界を迎えた地球が、いよいよ人類に牙を剥いたのだ。
地球上に、全く新たな要素――魔導を創り出したのである。魔導とは、魔力や魔法といった『魔』のつく事柄全般を表す言葉だ。
始まりは、ドラゴンの発生から。火山、深海、大空と地球の各地に出現したドラゴンは、その身体から濃密な魔力を徐々に放出する。
魔力は長い時間をかけて、大地へ、海へ、大気中と浸透し、人間を除く万物に恩恵を与えた。
やがて大気中にまで魔力が満ちた頃には、魔獣、魔鳥、魔蟲、魔魚、魔樹、魔花、魔鉱と、地球上のありとあらゆる存在に魔力が適合して『魔物』となっていた。
しかし人類には一向に新たな時代への進化が与えられなかった。魔獣に獲物として追いかけられ、魔導災害に翻弄される――。
人類は、地球に見捨てられたのだ。
それを証明するかのように、手塩にかけて育てた家畜や農作物、ペットなどの愛玩動物は、一向に魔力を獲得できずにいる。魔力を宿した鉱石や植物、魔獣を人が使役しようと手にすれば最後、それらは自然と魔力を弱らせ、年月を重ねると共に非力な動植物へと退化していく。
地球による人類の駆逐作業……そう表現したのは、いつの時代の人だったか。
それでも諦めなかった一部の人類は――強引に、自分たちの身体に魔力を注ぎ込もうとした。それが、さらなる厄災を生み出した。
魔人の誕生である。
最初に確認されたのはアメリカでのこと。魔人のスペックが未知だったこともあり、たった一体で六〇万ドル以上の被害を出し、百人以上の命を奪った。
異形の血肉を持ち、理性を失い、衝動に身を任せ、目に映るモノすべてに際限なき怒りをぶつける悪しき進化。
東京も、ローマも、ニューヨークも、シンガポールも……直接手を下したのは、ドラゴンでも魔導災害でもない。各地で発生した魔人である。
そこまで愚かな歴史を歩んで、人はようやく敗北を認めた。
魔獣を恐れ、魔導を使えない無力を受け入れ、魔人を禁忌として、自分たちが地球に生かされていることを認める。
それからは、平穏が享受された。
魔導反応を用いた技術や、魔獣の生態に人間側が生活を合わせることで、新たな文明を築き上げ……魔力の恩恵に感謝しながら、今日も人は生きている。
その一報は一気に広がり、実質二四都府県となった日本の首都がやにわに賑わっている。
碁盤の目のように道が交差する新京都の街を行く重護は、背中から焦った様子の男性に声をかけられた。
「君ぃー、この辺りでモデルエルフの魔人を見なかったか~い⁉」
振り向けば、額に汗を浮かべながら、緑色の制服を正しく着用した若い男性が自転車を漕いで向かってきた。
つば付き帽子と胸元の記章に描かれている紋様は、しだれ桜。腰の左には銃身部分が長いホルスターが下がっており、ゴツいグリップエンドは球面状の鋼板でできていた。
いずれも、警察官とならび日本の安全を守る、抗魔官の特徴だ。人間による犯罪やトラブルを取り締まるのが警察官ならば、抗魔官は魔物や魔導現象に関する問題を解決する職業である。
「い、いえ……」
「そうか。ところで、その制服は西京東中の制服だよね? 学校は? こっち方面じゃないだろ?」
「俺、京魔高専の受験に行くんスよ」
重護がスラスラ答えると、抗魔官の男は得心したとばかりに手を打った。
「ああっ、もうそんな時期か! 懐かしいな……。引き留めて悪かった、受験頑張れよ!」
「あざっす」
照れくさそうに顎を引くと、抗魔官の男は重護の進行方向へと駆けていく。そしてすぐに足を止めて振り返った。
「そうだ、君も新京都市民なら聞いたことくらいあるだろう? エルフの魔人」
「見たこともありますよ。もしかして、また出たんスか?」
重護は白々しく他人事のように言う。
「ああ、本当についさっきのことだ。今度はカラス狩りだよ。まったく、おかげで仕事になりやしない」
「え……? どういうことです?」
重護がきょとんと目を丸くすると、抗魔官の男は乾いた笑いを浮かべた。
「いや、人命救助をしてくれるというのは助かってるんだ。今回のカラスの魔鳥もそうだけど、人の生死がかかってから通報があっても間に合わない時が多々あるから……」
抗魔官の男はエルフの魔人に対してよい印象を抱いているらしい。一報で、真逆の感情も持ち合わせているようだ。
「けど、そういうのに対処するのが僕らの仕事だからね……役目を奪われるというのも」
重護はホッとしたように息を吐く。
「ああ、そういう。じゃあ、別に取って食おうってワケじゃないんスね」
軽いノリで尋ねると、抗魔官も気さくな声音で平然と答える。
「うん? 食べはしないけど、捕らえはするよ? 結局のところ魔人だし……危険な存在ということに変わりはないからね。規則通り、できる限り苦しませずに、迅速に浄魔しないと」
浄魔とは婉曲表現であり、意味は魔人を殺すことだ。トイレのことをお手洗いと表現する感覚で使われる。
「だから君も、見つけたら近づこうとせず、抗魔局に通報するように!」
「っ……」
重護が言葉を詰まらせると、抗魔官ははっとして改めて微笑んだ。
「おっと、受験生に愚痴っている場合じゃなかった。じゃあ気をつけて!」
今度こそ、エルフの魔人を探しに抗魔官の男が駆けていく。
その背中が次の角を曲がったのを見届けて、重護はぽつりと呟いた。
「……朔夜、やっぱり俺たち、バレたら殺されるってよ」
「わたしはもう死んじゃってるけどね」
「お前な……そういうこと軽々しく言うんじゃねぇ」
「え~、でも生きてた頃よりお兄ちゃんの背後霊になってからの方がずっと楽しいよ?」
「……そーかよ」
重護は、厳密には魔人の定義とは少しずれた存在だ。
背後霊になり魔力を獲得した妹と融合することによって、一時的に自身の肉体を霊体化させているだけ。
しかしそれが世間一般に知られていない以上、事情を説明する間もなく射殺される可能性は大いにある。
ここ三年間、そんなことは何度かあった。
「なんにせよ、あんまり目立つことはするなよ?」
〈わかってるよ〉
「じゃあなんで姿を見せた……」
〈だってそうしないとワンちゃんに触れないじゃん。お兄ちゃんだって、いつまでも動物嫌いじゃいられないでしょ〉
「この我儘妹め……そういうことするから親父たちに怒られるんだぞ」
〈むぅ~……〉
脳内で朔夜の寂しそうな唸り声が響く。それを聞いて、重護は自身の表情筋が強ばるのを感じた。
本当なら、朔夜がもっと讃えられてほしい。朔夜に救われた命が、ここ三年でいくつあったかなんて数え切れない。しかし、それが公になれば……正体を隠して中学校に通っている、平穏な日常が壊れてしまう。
〈お兄ちゃん、朝からお腹減ったー……〉
朔夜の訴えにシンクロして、重護のお腹がぐぐうと鳴る。事実、重護も強い空腹感を覚えていた。
「はいはい、偉い偉い。つっても時間ないから、コンビニでからあげかチキンでも買おうぜ」
〈辛くないヤツね。あとアイス〉
「わぁってるよ」
してやれることといえば、こっそり買い食いさせてやることくらいだ。
それを少し申し訳なく思いながら、重護は道を急いだ。
* * *
かつて、地球の支配権は人類が握っていた。文明の発展は留まることを知らず、未来永劫、繁栄と発展を続けていくかのように思われていた――のは、今やもう数世紀も昔の話。
地球の実権は地球が握る。それが今の常識だ。
数百年前までは、人間による科学文明が地球を穢す一方で、環境を守る活動も活発になっていった。だが環境破壊は留まらず、ある時、我慢の限界を迎えた地球が、いよいよ人類に牙を剥いたのだ。
地球上に、全く新たな要素――魔導を創り出したのである。魔導とは、魔力や魔法といった『魔』のつく事柄全般を表す言葉だ。
始まりは、ドラゴンの発生から。火山、深海、大空と地球の各地に出現したドラゴンは、その身体から濃密な魔力を徐々に放出する。
魔力は長い時間をかけて、大地へ、海へ、大気中と浸透し、人間を除く万物に恩恵を与えた。
やがて大気中にまで魔力が満ちた頃には、魔獣、魔鳥、魔蟲、魔魚、魔樹、魔花、魔鉱と、地球上のありとあらゆる存在に魔力が適合して『魔物』となっていた。
しかし人類には一向に新たな時代への進化が与えられなかった。魔獣に獲物として追いかけられ、魔導災害に翻弄される――。
人類は、地球に見捨てられたのだ。
それを証明するかのように、手塩にかけて育てた家畜や農作物、ペットなどの愛玩動物は、一向に魔力を獲得できずにいる。魔力を宿した鉱石や植物、魔獣を人が使役しようと手にすれば最後、それらは自然と魔力を弱らせ、年月を重ねると共に非力な動植物へと退化していく。
地球による人類の駆逐作業……そう表現したのは、いつの時代の人だったか。
それでも諦めなかった一部の人類は――強引に、自分たちの身体に魔力を注ぎ込もうとした。それが、さらなる厄災を生み出した。
魔人の誕生である。
最初に確認されたのはアメリカでのこと。魔人のスペックが未知だったこともあり、たった一体で六〇万ドル以上の被害を出し、百人以上の命を奪った。
異形の血肉を持ち、理性を失い、衝動に身を任せ、目に映るモノすべてに際限なき怒りをぶつける悪しき進化。
東京も、ローマも、ニューヨークも、シンガポールも……直接手を下したのは、ドラゴンでも魔導災害でもない。各地で発生した魔人である。
そこまで愚かな歴史を歩んで、人はようやく敗北を認めた。
魔獣を恐れ、魔導を使えない無力を受け入れ、魔人を禁忌として、自分たちが地球に生かされていることを認める。
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魔導反応を用いた技術や、魔獣の生態に人間側が生活を合わせることで、新たな文明を築き上げ……魔力の恩恵に感謝しながら、今日も人は生きている。
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