58 / 75
8章 二人の病気と看病
レインの書~看病・3~
しおりを挟む
アイリスさんの容態も落ち付き、空いていた個室へと移された。
それにしても、また病院の個室か。
ついこの間、退院したところなのにな……まぁアタシ自身の事でもなければ、病院も違うんだけど気分的に戻ってきた感が強い。
「もう大丈夫そうだね。それじゃあ、俺は店に戻ります」
「あ、はい。色々とありがとうございました」
この店員さんにはお世話になりっぱなしね。
病院へと案内をしてくれたり、囮になってくれたり。
おまけに病院の手続きには慣れているからと、アイリスさんの入院等の手続きまでしてもらった。
正直、病院の手続きには慣れているという言葉に引っかかったけど……そこは聞かない事にした。
さっきの不法侵入の件もあるし、これは聞いたらいけないと思ったからだ。
「いえいえ。では」
店員さんが病室から出て行った。
日が暮れ病院内は静かで、病室内はアイリスさんの寝息だけが聞こえる。
にしても、寝顔のアイリスさんを見ているとなんかラティアちゃんに似ている気がするな。
もしかしてラティアちゃんがアタシみたいに変装を……。
「……まさか……ね……そんな事があるわけないか」
ラティアちゃんはデュラハンに操られ、連れて行かれた。
そんな彼女が必要もない変装をしてこんな場所に居るわけがないわ。
……ラティアちゃんは無事かしら?
あのデュラハンに変な事されてなければいいけど。
もし傷物なんかにされていたら100回ブン殴っても許せないわ。
おっと、デュラハンで思い出した。
診察の為に脱がしたアイリスさんの鎧が雑に置かれているから、ちゃんと並べておかないと。
戦士にとって大切なものだしね。
とはいったものの、病院に防具立てなんてあるわけがないし……仕方がない、今は床に置いて明日にでも下に敷く物を買ってこよう。
「……あら? アーメットが無い」
あっそうだ、アーメットはあのお店で外していたわ。
で、その時に倒れてしまったからアーメットはお店の中に落ちているはず。
ん~この時間に取りに行くのもな……まぁ明日はアタシとアイリスさんの荷物を取りに行かないといけないと思っていたし、その時で良いか。
◇◆アース歴9年 7月9日◇◆
朝日の光が顔に当たり、アタシは目を覚ました。
と同時に体のあちこちが痛む。
「…んん~……体が痛いわ……」
この個室に簡易のベッドは無く、アタシは床で横になる羽目になった。
野宿でベッド無しに慣れているとはいえ、堅い床に何も敷かずに寝るのは流石にきつい。
「……うウ…………え? ……あレ……ここハ……?」
アイリスさんも目を覚ましたみたいだ。
まだ顔が赤いけど、昨日よりは大分ましね。
「おはようございます。気分はどうですか?」
「……?」
アイリスさんがアタシの声に反応してこっちを向いた。
「……え? ソフィーナ……さン……? ……え? ……ん?」
どうやら混乱している感じだわ。
それもそうよね、目が覚めたら知らない部屋で寝ていて、横には仮面を着けた奴がいるんだし。
同じ状況ならアタシもこうなってしまうわ。
1からちゃんと説明しないと。
「――という訳なんです」
アタシはお店に倒れた後の事を簡単に説明した。
庭に侵入した事は流石に言えないのでそこは省いて。
「……そうだっ……タンデ~スカ。ゴ迷惑ヲオカケシマ~シタ」
「いえ、気にしないで下さい」
それにしても、相変わらずの独特な口調ね。
出身が気になるけど、今はそんな事どうでもいいか。
「あの、アタシの荷物とアイリスさんの荷物を取りに行こうと思うのですが、どこの宿に泊まっているんですか?」
今はこっちを聞くのが重要。
「エッ? イヤ、ソコマデゴ迷惑ヲオカケスルワケ~ニハ……」
「ですから気にしなくていいですから。教えてください」
「……サッギニ泊マッテイマ~ス」
サッギ?
あら、アタシが止まろうと思っていた宿だわ。
となれば場所は占い師が知っているわね。
「わかりました。では、ちょっと行ってきますね」
まずは占い師の家に向かいましょう。
※
「戻りました」
占い師の家に戻ると、占い師は朝ご飯を済ませた後なのかお皿を洗っていた。
そういえばアタシまだ朝ご飯食べてなかったな。
「ん? ああ、戻ってきたかい。事情は坊主から聞いておるよ、荷物を取りに来たのかい?」
良かった、店員さんに頼んだことはちゃんと伝わっていたみたいね。
「はい、そうです。後、そのサッギの場所を教えてもらえますか?」
「サッギの場所を?」
「はい、アイリスさんがサッギに泊まっているそうなので荷物を取りに。それと、ついでにアタシもそのままサッギに泊まるつもりなので、何かあれば病院かサッギのどちらかに連絡をください」
「わかった。なら、サッギにはわたしが案内しよう。わたしから説明した方が、倒れたお嬢さんの部屋に入りやすいじゃろうしな」
「あっそうか……それは助かります! すぐ荷物を持ってきますね!」
その辺りの事をよく考えていなかったわ。
そうよね、アイリスさんの荷物を取りに来たから部屋に入れて下さいって言っても怪しまれてしまうだけだ。
何でこんな単純な事にも気が付かなかったかな。
アタシは急いで自分の荷物をバッグへ詰め込み、占い師と一緒にサッギへと向かった。
サッギに到着すると、占い師のおかげで物事がスムーズに進んだ。
アイリスさんの部屋へ入る事が出来、荷物を無事に回収。
そのまま、アタシの部屋も用意してもらえる事になった。
ただ、流石に今すぐに部屋には入れないので両肩に食い込んでいる荷物は一時的に病院へと持って行かないといけないけどね……こればかりは文句を言っても仕方ないか。
占い師と別れ、アタシは重い荷物を持ち病院へと戻った。
※
「……はイ。わかりましタ」
アイリスさんの個室前まで戻ると、中から話し声が聞こえた。
誰か来ているのかしら?
「アイリスさん、話し声が聞こえたけど誰か来て……あれ、誰もいない」
個室の中には上半身をおこしているアイリスさんが1人いるだけ。
アイリスさんの独り言? それともアタシの空耳……?
「エッ……ソッソレハオカシイデスネー。アッモシカシタラ寝言ヲ言ッテシマッテイタノカモシレマセーン」
何を言っているんだろう、この人は。
「寝言って……アイリスさんは思いっきり起きているじゃない」
やっぱり、まだ調子が悪いようね。
「また熱が上がったんじゃないですか? ほら、ちゃんと横にならないと駄目ですよ」
アタシはクソ重い荷物を下ろし、アイリスさんの傍まで足早に向かった。
そして体を支えつつ横へとアイリスさんを倒した。
「スミマセ~ン」
「いえいえ」
布団もちゃんとかけてっと……これでよし。
「……アノ……急ナ事デスケド、オ願イガアルノデスガイイデ~スカ?」
お願い? なんだろう。
「はい、なんでしょうか?」
「ソノアーメットノ凹ミヲ治シタイノデ~ス」
「へ? アーメット?」
アイリスさんの目線を追うと、床に横たわっている鎧の上にアーメットが乗っていた。
あれ、おかしいな……確かに昨日は無かったのに。
「あの~アーメットって昨日は無かったんですが……」
「先ホド、店員サンが持ッテ来テクレタノデ~ス」
あ~なるほど。
アタシが出掛けている時に持って来てくれたのか。
……というか、アーメットの存在を完全に忘れていたわ。
それにしても、また病院の個室か。
ついこの間、退院したところなのにな……まぁアタシ自身の事でもなければ、病院も違うんだけど気分的に戻ってきた感が強い。
「もう大丈夫そうだね。それじゃあ、俺は店に戻ります」
「あ、はい。色々とありがとうございました」
この店員さんにはお世話になりっぱなしね。
病院へと案内をしてくれたり、囮になってくれたり。
おまけに病院の手続きには慣れているからと、アイリスさんの入院等の手続きまでしてもらった。
正直、病院の手続きには慣れているという言葉に引っかかったけど……そこは聞かない事にした。
さっきの不法侵入の件もあるし、これは聞いたらいけないと思ったからだ。
「いえいえ。では」
店員さんが病室から出て行った。
日が暮れ病院内は静かで、病室内はアイリスさんの寝息だけが聞こえる。
にしても、寝顔のアイリスさんを見ているとなんかラティアちゃんに似ている気がするな。
もしかしてラティアちゃんがアタシみたいに変装を……。
「……まさか……ね……そんな事があるわけないか」
ラティアちゃんはデュラハンに操られ、連れて行かれた。
そんな彼女が必要もない変装をしてこんな場所に居るわけがないわ。
……ラティアちゃんは無事かしら?
あのデュラハンに変な事されてなければいいけど。
もし傷物なんかにされていたら100回ブン殴っても許せないわ。
おっと、デュラハンで思い出した。
診察の為に脱がしたアイリスさんの鎧が雑に置かれているから、ちゃんと並べておかないと。
戦士にとって大切なものだしね。
とはいったものの、病院に防具立てなんてあるわけがないし……仕方がない、今は床に置いて明日にでも下に敷く物を買ってこよう。
「……あら? アーメットが無い」
あっそうだ、アーメットはあのお店で外していたわ。
で、その時に倒れてしまったからアーメットはお店の中に落ちているはず。
ん~この時間に取りに行くのもな……まぁ明日はアタシとアイリスさんの荷物を取りに行かないといけないと思っていたし、その時で良いか。
◇◆アース歴9年 7月9日◇◆
朝日の光が顔に当たり、アタシは目を覚ました。
と同時に体のあちこちが痛む。
「…んん~……体が痛いわ……」
この個室に簡易のベッドは無く、アタシは床で横になる羽目になった。
野宿でベッド無しに慣れているとはいえ、堅い床に何も敷かずに寝るのは流石にきつい。
「……うウ…………え? ……あレ……ここハ……?」
アイリスさんも目を覚ましたみたいだ。
まだ顔が赤いけど、昨日よりは大分ましね。
「おはようございます。気分はどうですか?」
「……?」
アイリスさんがアタシの声に反応してこっちを向いた。
「……え? ソフィーナ……さン……? ……え? ……ん?」
どうやら混乱している感じだわ。
それもそうよね、目が覚めたら知らない部屋で寝ていて、横には仮面を着けた奴がいるんだし。
同じ状況ならアタシもこうなってしまうわ。
1からちゃんと説明しないと。
「――という訳なんです」
アタシはお店に倒れた後の事を簡単に説明した。
庭に侵入した事は流石に言えないのでそこは省いて。
「……そうだっ……タンデ~スカ。ゴ迷惑ヲオカケシマ~シタ」
「いえ、気にしないで下さい」
それにしても、相変わらずの独特な口調ね。
出身が気になるけど、今はそんな事どうでもいいか。
「あの、アタシの荷物とアイリスさんの荷物を取りに行こうと思うのですが、どこの宿に泊まっているんですか?」
今はこっちを聞くのが重要。
「エッ? イヤ、ソコマデゴ迷惑ヲオカケスルワケ~ニハ……」
「ですから気にしなくていいですから。教えてください」
「……サッギニ泊マッテイマ~ス」
サッギ?
あら、アタシが止まろうと思っていた宿だわ。
となれば場所は占い師が知っているわね。
「わかりました。では、ちょっと行ってきますね」
まずは占い師の家に向かいましょう。
※
「戻りました」
占い師の家に戻ると、占い師は朝ご飯を済ませた後なのかお皿を洗っていた。
そういえばアタシまだ朝ご飯食べてなかったな。
「ん? ああ、戻ってきたかい。事情は坊主から聞いておるよ、荷物を取りに来たのかい?」
良かった、店員さんに頼んだことはちゃんと伝わっていたみたいね。
「はい、そうです。後、そのサッギの場所を教えてもらえますか?」
「サッギの場所を?」
「はい、アイリスさんがサッギに泊まっているそうなので荷物を取りに。それと、ついでにアタシもそのままサッギに泊まるつもりなので、何かあれば病院かサッギのどちらかに連絡をください」
「わかった。なら、サッギにはわたしが案内しよう。わたしから説明した方が、倒れたお嬢さんの部屋に入りやすいじゃろうしな」
「あっそうか……それは助かります! すぐ荷物を持ってきますね!」
その辺りの事をよく考えていなかったわ。
そうよね、アイリスさんの荷物を取りに来たから部屋に入れて下さいって言っても怪しまれてしまうだけだ。
何でこんな単純な事にも気が付かなかったかな。
アタシは急いで自分の荷物をバッグへ詰め込み、占い師と一緒にサッギへと向かった。
サッギに到着すると、占い師のおかげで物事がスムーズに進んだ。
アイリスさんの部屋へ入る事が出来、荷物を無事に回収。
そのまま、アタシの部屋も用意してもらえる事になった。
ただ、流石に今すぐに部屋には入れないので両肩に食い込んでいる荷物は一時的に病院へと持って行かないといけないけどね……こればかりは文句を言っても仕方ないか。
占い師と別れ、アタシは重い荷物を持ち病院へと戻った。
※
「……はイ。わかりましタ」
アイリスさんの個室前まで戻ると、中から話し声が聞こえた。
誰か来ているのかしら?
「アイリスさん、話し声が聞こえたけど誰か来て……あれ、誰もいない」
個室の中には上半身をおこしているアイリスさんが1人いるだけ。
アイリスさんの独り言? それともアタシの空耳……?
「エッ……ソッソレハオカシイデスネー。アッモシカシタラ寝言ヲ言ッテシマッテイタノカモシレマセーン」
何を言っているんだろう、この人は。
「寝言って……アイリスさんは思いっきり起きているじゃない」
やっぱり、まだ調子が悪いようね。
「また熱が上がったんじゃないですか? ほら、ちゃんと横にならないと駄目ですよ」
アタシはクソ重い荷物を下ろし、アイリスさんの傍まで足早に向かった。
そして体を支えつつ横へとアイリスさんを倒した。
「スミマセ~ン」
「いえいえ」
布団もちゃんとかけてっと……これでよし。
「……アノ……急ナ事デスケド、オ願イガアルノデスガイイデ~スカ?」
お願い? なんだろう。
「はい、なんでしょうか?」
「ソノアーメットノ凹ミヲ治シタイノデ~ス」
「へ? アーメット?」
アイリスさんの目線を追うと、床に横たわっている鎧の上にアーメットが乗っていた。
あれ、おかしいな……確かに昨日は無かったのに。
「あの~アーメットって昨日は無かったんですが……」
「先ホド、店員サンが持ッテ来テクレタノデ~ス」
あ~なるほど。
アタシが出掛けている時に持って来てくれたのか。
……というか、アーメットの存在を完全に忘れていたわ。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる