62 / 75
9章 二人の航海
アースの書~航海・3~
しおりを挟む
「野郎ども! 今日こそこいつを討ち取るぞ!」
《おおおおおおおおおお!!》
船長の叫びに乗組員たちも雄叫びをあげる。
そうだ、今は船長とクラーケンの因縁を考えている場合じゃない。
この場を何とかしなければ、歴代の俺様の船の様になってしまう。
微力ながら助太刀をしよう。
俺は鞘から剣を抜き構えた。
後、海に落ちないように気を付けないよな……この体だと、浮かぶ事も出来ず只々沈んでしまうだけだ。
あっ待てよ。もしそうなったら、海底を歩いていける行けばいいだけか。
そんな事を考えていると、背後から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「あっ! アイリスさん!」
『へっ?』
振り返ってみると、そこにはソフィーナさんの姿があった。
彼女もこの船に乗っていたのか。
しっかし、この人とはやたらと出会うな……まるで追いかけられているかのようだ。
「――っ! 危ない!」
『っ!』
ソフィーナさんの言葉に後ろへ飛び退く。
直後、俺のいた場所へ触手が叩きつけられた。
危なかった……ソフィーナさんが叫んでくれなかったら俺はバラバラになっていたかもしれん。
「大丈夫ですか!」
『大丈夫! ありがとう!』
「……アイリスさん?」
ああ、そうだった。
今は中身がいないから声を出すだけ無駄だ。
仕方なく、俺は片手を上げて大丈夫だよとアピールをした。
「……?」
そんな俺の行動にソフィーナさんが不審がっている様子。
だよなーそうなっちゃうよなー。
どうしよう……部屋に戻ってラティアを回収してくるか?
いや、今部屋に戻る方が明らかに不自然か。
何とかして誤魔化しを――。
『っ! 危ない!』
ソフィーナさんの背後から触手が現れ、彼女に襲い掛かろうとして来た。
俺はソフィーナさんを押しのけ剣で触手を斬りつけた。
ダメージを与えられたのか、触手は海の中へと逃げて行く。
触手を引いたとはいえクラーケンからすれば指先を切った程度、すぐに触手が這い上がって来るのは時間の問題だろう。
押しのけた時に体勢を崩して転んでしまったソフィーナさんに右手を差し伸べた。
「あ、ありがとうございます」
ソフィーナさんはその手を取り起き上がる。
「……んん?」
そして何か違和感を感じたのか、にぎにぎと俺の右手を何回も握り出した。
やばいやばいやばい! 中身が空洞なのがバレちゃう!
「――っ! 船長!! 船首です!! 船首にクラーケンの頭が見えます!!」
マストの上の見張り台にいた乗組員が叫んだ。
その声を聴いた瞬間、ソフィーナさんは俺から手を離して船首の方へ目線を向けた。
船首を見ると、クラーケンの丸い頭が見えていた。
「なんだと! ……あの野郎、自分から顔を出すとは……」
これはまたとないチャンスだ。
船底に張り付かれているとどうしようもなかったが、海から顔を出しているのなら話は別。
ソフィーナさんも同じ事を考えていた様でメイスを握りしめ戦闘態勢に入った。
「舐めやって……いいだろう!! その喧嘩、買っ――」
「ここは私達に任せて下さい!」
俺とソフィーナさんは船首へ向かって走り出した。
「え? あっ! ちょっと!? そいつの相手は俺様が……」
ソフィーナさんの足が速い、しかも軽やかだ。
鎧の体じゃなかったとしてもついて行くのがやっとだろう。
「――っ!」
クラーケンが走って来る俺達に気が付いた。
2本の触手を先に走っていたソフィーナさんに向けて振り下ろす。
ソフィーナさんは後ろでも左右に避けるでもなく、前へと踏み込んで回避をした。
俺はそんな攻めた行動にも驚かず、触手にソフィーナさんの背後を取られない様に立ち回った。
ソフィーナさんも俺の動きを瞬時に理解してくれたようで、触手を避けたりメイスで殴り飛ばしてクラーケンへと突撃していく。
軽やかに戦う姿はまるで踊っているかのように見えた。
……まるでレインと一緒に戦っている様だ。
船首にたどり着いたソフィーナさんはクラーケンの右側に向かって跳躍した。
それを見た俺は左側に跳躍する。
クラーケンは左右に別れた俺達に一瞬動揺したのか動きが固まる。
その隙を見逃さない。
俺はクラーケンの左目に剣を突き立て、ソフィーナさんは右目にメイスを叩きこんだ。
「――っ!!」
流石のクラーケンも両目を同時に攻撃されてはたまったものじゃない。
痛みから、その場で暴れ狂い出した。
俺とソフィーナさんは巻き込まれない様にクラーケンから距離を取った。
今の俺達の装備ではクラーケンを倒すことは出来ない。
だから、このまま海へ逃げかえってく……。
「よおおおおおおおおおおおおし! 後は俺様に任せろ!! 止めを刺してくれるわあああああああ!」
船長が銛を両手に持ち、叫びながら暴れ狂うクラーケンへと突進していった。
『はあ!? この状況で突っ込むなよ!!』
俺は慌てて船長の後を追った……次の瞬間。
「――うぼあっ!」
案の定、船長は触手の1本に叩かれて俺の目の前にすっ飛んで来た。
うまく船長を受け止められたものの勢いは止めることは出来ず、一緒に転がりマストにぶつかった。
「船長!! お客さん! 大丈夫ですかい!?」
副船長や乗組員たちが駆け寄って来る。
良かった、見たところ船長に大きな怪我は無く気絶をしているだけみたいだな。
船長を乗組員達に任せ船首の方を見ると、クラーケンはまだ暴れていてソフィーナさんもメイスを構えてクラーケンから目を離さずにいる。
……これはラティアを中に入れてくるチャンスなのでは?
戦闘が終わると会話しないといけない流れに絶対になるから、その方が良いよな。
「え? お客さん?」
俺は気絶した船長を副船長に押し付け、すぐさま部屋へと戻った。
『ラティア!』
「…………」
「…………」
部屋に戻るとさらにひどい状況になっていた。
クラーケンとの戦闘で船がますます揺れたせいだろう、ラティアとエイラはベッドではなく床の上に倒れていた。
『すまない! 今は時間が無いんだ!』
俺は急いで自分の体を分解し、ぐったりしているラティアへ装着していった。
そして、全部つけ終わった後に甲板に出た。
そこにはもうクラーケンの姿は無く、乗組員達が後片付けをしている。
どうやらクラーケンはあのまま海へと逃げて行ったようだな……よかった。
「あっアイリスさん!」
俺達の姿を見つけたソフィーナさんが近づいて来た。
「どこに来いっていたんですか、急に姿が見えな……」
急にソフィーナさんの言葉が止まり、俺のある部分を凝視している。
察した俺はある部分……つまり、頭を撫でてみた。
『……』
レインに殴られて凹んだ部分。
サソリに殴られて凹んだ部分。
そして……。
『…………なんで、またここなんだよ!!』
恐らく船長を受け止めてマストにぶつかった時だろう。
三度、同じところが凹んでいるのであった。
《おおおおおおおおおお!!》
船長の叫びに乗組員たちも雄叫びをあげる。
そうだ、今は船長とクラーケンの因縁を考えている場合じゃない。
この場を何とかしなければ、歴代の俺様の船の様になってしまう。
微力ながら助太刀をしよう。
俺は鞘から剣を抜き構えた。
後、海に落ちないように気を付けないよな……この体だと、浮かぶ事も出来ず只々沈んでしまうだけだ。
あっ待てよ。もしそうなったら、海底を歩いていける行けばいいだけか。
そんな事を考えていると、背後から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「あっ! アイリスさん!」
『へっ?』
振り返ってみると、そこにはソフィーナさんの姿があった。
彼女もこの船に乗っていたのか。
しっかし、この人とはやたらと出会うな……まるで追いかけられているかのようだ。
「――っ! 危ない!」
『っ!』
ソフィーナさんの言葉に後ろへ飛び退く。
直後、俺のいた場所へ触手が叩きつけられた。
危なかった……ソフィーナさんが叫んでくれなかったら俺はバラバラになっていたかもしれん。
「大丈夫ですか!」
『大丈夫! ありがとう!』
「……アイリスさん?」
ああ、そうだった。
今は中身がいないから声を出すだけ無駄だ。
仕方なく、俺は片手を上げて大丈夫だよとアピールをした。
「……?」
そんな俺の行動にソフィーナさんが不審がっている様子。
だよなーそうなっちゃうよなー。
どうしよう……部屋に戻ってラティアを回収してくるか?
いや、今部屋に戻る方が明らかに不自然か。
何とかして誤魔化しを――。
『っ! 危ない!』
ソフィーナさんの背後から触手が現れ、彼女に襲い掛かろうとして来た。
俺はソフィーナさんを押しのけ剣で触手を斬りつけた。
ダメージを与えられたのか、触手は海の中へと逃げて行く。
触手を引いたとはいえクラーケンからすれば指先を切った程度、すぐに触手が這い上がって来るのは時間の問題だろう。
押しのけた時に体勢を崩して転んでしまったソフィーナさんに右手を差し伸べた。
「あ、ありがとうございます」
ソフィーナさんはその手を取り起き上がる。
「……んん?」
そして何か違和感を感じたのか、にぎにぎと俺の右手を何回も握り出した。
やばいやばいやばい! 中身が空洞なのがバレちゃう!
「――っ! 船長!! 船首です!! 船首にクラーケンの頭が見えます!!」
マストの上の見張り台にいた乗組員が叫んだ。
その声を聴いた瞬間、ソフィーナさんは俺から手を離して船首の方へ目線を向けた。
船首を見ると、クラーケンの丸い頭が見えていた。
「なんだと! ……あの野郎、自分から顔を出すとは……」
これはまたとないチャンスだ。
船底に張り付かれているとどうしようもなかったが、海から顔を出しているのなら話は別。
ソフィーナさんも同じ事を考えていた様でメイスを握りしめ戦闘態勢に入った。
「舐めやって……いいだろう!! その喧嘩、買っ――」
「ここは私達に任せて下さい!」
俺とソフィーナさんは船首へ向かって走り出した。
「え? あっ! ちょっと!? そいつの相手は俺様が……」
ソフィーナさんの足が速い、しかも軽やかだ。
鎧の体じゃなかったとしてもついて行くのがやっとだろう。
「――っ!」
クラーケンが走って来る俺達に気が付いた。
2本の触手を先に走っていたソフィーナさんに向けて振り下ろす。
ソフィーナさんは後ろでも左右に避けるでもなく、前へと踏み込んで回避をした。
俺はそんな攻めた行動にも驚かず、触手にソフィーナさんの背後を取られない様に立ち回った。
ソフィーナさんも俺の動きを瞬時に理解してくれたようで、触手を避けたりメイスで殴り飛ばしてクラーケンへと突撃していく。
軽やかに戦う姿はまるで踊っているかのように見えた。
……まるでレインと一緒に戦っている様だ。
船首にたどり着いたソフィーナさんはクラーケンの右側に向かって跳躍した。
それを見た俺は左側に跳躍する。
クラーケンは左右に別れた俺達に一瞬動揺したのか動きが固まる。
その隙を見逃さない。
俺はクラーケンの左目に剣を突き立て、ソフィーナさんは右目にメイスを叩きこんだ。
「――っ!!」
流石のクラーケンも両目を同時に攻撃されてはたまったものじゃない。
痛みから、その場で暴れ狂い出した。
俺とソフィーナさんは巻き込まれない様にクラーケンから距離を取った。
今の俺達の装備ではクラーケンを倒すことは出来ない。
だから、このまま海へ逃げかえってく……。
「よおおおおおおおおおおおおし! 後は俺様に任せろ!! 止めを刺してくれるわあああああああ!」
船長が銛を両手に持ち、叫びながら暴れ狂うクラーケンへと突進していった。
『はあ!? この状況で突っ込むなよ!!』
俺は慌てて船長の後を追った……次の瞬間。
「――うぼあっ!」
案の定、船長は触手の1本に叩かれて俺の目の前にすっ飛んで来た。
うまく船長を受け止められたものの勢いは止めることは出来ず、一緒に転がりマストにぶつかった。
「船長!! お客さん! 大丈夫ですかい!?」
副船長や乗組員たちが駆け寄って来る。
良かった、見たところ船長に大きな怪我は無く気絶をしているだけみたいだな。
船長を乗組員達に任せ船首の方を見ると、クラーケンはまだ暴れていてソフィーナさんもメイスを構えてクラーケンから目を離さずにいる。
……これはラティアを中に入れてくるチャンスなのでは?
戦闘が終わると会話しないといけない流れに絶対になるから、その方が良いよな。
「え? お客さん?」
俺は気絶した船長を副船長に押し付け、すぐさま部屋へと戻った。
『ラティア!』
「…………」
「…………」
部屋に戻るとさらにひどい状況になっていた。
クラーケンとの戦闘で船がますます揺れたせいだろう、ラティアとエイラはベッドではなく床の上に倒れていた。
『すまない! 今は時間が無いんだ!』
俺は急いで自分の体を分解し、ぐったりしているラティアへ装着していった。
そして、全部つけ終わった後に甲板に出た。
そこにはもうクラーケンの姿は無く、乗組員達が後片付けをしている。
どうやらクラーケンはあのまま海へと逃げて行ったようだな……よかった。
「あっアイリスさん!」
俺達の姿を見つけたソフィーナさんが近づいて来た。
「どこに来いっていたんですか、急に姿が見えな……」
急にソフィーナさんの言葉が止まり、俺のある部分を凝視している。
察した俺はある部分……つまり、頭を撫でてみた。
『……』
レインに殴られて凹んだ部分。
サソリに殴られて凹んだ部分。
そして……。
『…………なんで、またここなんだよ!!』
恐らく船長を受け止めてマストにぶつかった時だろう。
三度、同じところが凹んでいるのであった。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
『異世界に転移した限界OL、なぜか周囲が勝手に盛り上がってます』
宵森みなと
ファンタジー
ブラック気味な職場で“お局扱い”に耐えながら働いていた29歳のOL、芹澤まどか。ある日、仕事帰りに道を歩いていると突然霧に包まれ、気がつけば鬱蒼とした森の中——。そこはまさかの異世界!?日本に戻るつもりは一切なし。心機一転、静かに生きていくはずだったのに、なぜか事件とトラブルが次々舞い込む!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる