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第1章 彼氏とのキスを見られた
③
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そして、光輝君が言う通り、その日私は自分の部屋に、光輝君を入れた。
「お父さん、何時くらいに帰ってくるの?」
「いつも遅いよ。」
特に私が高校生になってからは、お父さんは帰りが遅くなった。
「じゃあ、」
光輝君は私を後ろから抱きしめた。
「キスしていい?」
「えっ?」
「愛実とキスしたい。」
ドキドキしてきた。
キスって、どんなものなんだろう。
「うん。」
光輝君の顔が近づいて来る。
唇が重なって、柔らかい感覚が頭を駆け巡った。
これがキス。気持ちいい。
光輝君は唇を放すと、顔を真っ赤にしていた。
「えっ……」
「ごめん。ファーストキスなんだ。」
すごく照れてる顔が、愛おしいと思えた。
「もう一回してもいい?」
「うん。」
唇が重なって、光輝君はその唇を動かし始めた。
ああ、気持ちいい。
その時だった。
「愛実、ただいま。」
お父さんの声がして、私達は離れた。
「お父さん……」
「そちらは?」
お父さんは、光輝君を見るとじっと睨んだ。
お父さん、怖い。
もしかして、さっきのキス見られた?
「愛実さんとお付き合いさせて頂いてます、光輝です。」
光輝君は、落ち着いてお父さんに挨拶した。
「彼氏か。」
「うん……」
するとお父さんは、ネクタイを取った。
「飯でも食って行くか?」
でもお父さんの目、笑ってなかった。
「いえ、今日はこれで帰ります。」
光輝君は、私を見るとうんと頷き、帰ろうとした。
私は玄関まで、光輝君を見送った。
「なんか、ごめん。」
「いいんだ。愛実にファーストキス、捧げられたし。」
臭いセリフに、照れてしまう。
「じゃ、また。」
「うん、また。」
光輝君が家を出て玄関を出ると、振り返って驚いた。
そこにお父さんがいたからだ。
「お父さん。」
「いつから付き合ってるんだ。」
「……1ヵ月前から。」
そう言ったら、お父さんはため息をついた。
「いいか。男は獣なんだから、簡単に許しちゃだめだ。」
「えっ?」
「特に身体を許したら……」
お父さんに、そんな事言われたくなかった。
「お父さんの馬鹿。」
「お父さん、何時くらいに帰ってくるの?」
「いつも遅いよ。」
特に私が高校生になってからは、お父さんは帰りが遅くなった。
「じゃあ、」
光輝君は私を後ろから抱きしめた。
「キスしていい?」
「えっ?」
「愛実とキスしたい。」
ドキドキしてきた。
キスって、どんなものなんだろう。
「うん。」
光輝君の顔が近づいて来る。
唇が重なって、柔らかい感覚が頭を駆け巡った。
これがキス。気持ちいい。
光輝君は唇を放すと、顔を真っ赤にしていた。
「えっ……」
「ごめん。ファーストキスなんだ。」
すごく照れてる顔が、愛おしいと思えた。
「もう一回してもいい?」
「うん。」
唇が重なって、光輝君はその唇を動かし始めた。
ああ、気持ちいい。
その時だった。
「愛実、ただいま。」
お父さんの声がして、私達は離れた。
「お父さん……」
「そちらは?」
お父さんは、光輝君を見るとじっと睨んだ。
お父さん、怖い。
もしかして、さっきのキス見られた?
「愛実さんとお付き合いさせて頂いてます、光輝です。」
光輝君は、落ち着いてお父さんに挨拶した。
「彼氏か。」
「うん……」
するとお父さんは、ネクタイを取った。
「飯でも食って行くか?」
でもお父さんの目、笑ってなかった。
「いえ、今日はこれで帰ります。」
光輝君は、私を見るとうんと頷き、帰ろうとした。
私は玄関まで、光輝君を見送った。
「なんか、ごめん。」
「いいんだ。愛実にファーストキス、捧げられたし。」
臭いセリフに、照れてしまう。
「じゃ、また。」
「うん、また。」
光輝君が家を出て玄関を出ると、振り返って驚いた。
そこにお父さんがいたからだ。
「お父さん。」
「いつから付き合ってるんだ。」
「……1ヵ月前から。」
そう言ったら、お父さんはため息をついた。
「いいか。男は獣なんだから、簡単に許しちゃだめだ。」
「えっ?」
「特に身体を許したら……」
お父さんに、そんな事言われたくなかった。
「お父さんの馬鹿。」
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