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第1章 年下男子に懐かれて
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何となく、コンペの概要が見えて来た。
「問題は、場所をどこにするかよね。彼氏の部屋?ホテル?」
「オフィスの会議室。」
私は、顔を流川君を見た。
「えっ?」
「それとも、エレベーターとか。給湯室もいいな。」
はあ。さては流川君、爽やかイケメンのクセに、中身はエロいのね。
「いいわね。明日の定例会議で話し合いましょう。」
私はそう言うと資料を持って、立ち上がった。
「遠藤さん。」
「何?」
私が流川君を見ると、彼は下を向いていた。
「遠藤さんは、部長の事好きなんですか?」
「え?」
私が部長を好き?そりゃあ、かっこいいし仕事できるし。
でも部長、妻子いるからね。
「……憧れではあるけれど。」
「そうですか。」
そう言うと流川君も、立ち上がった。
「このコンペ、頑張りましょうね。」
「うん。」
そうよ。部長の期待に応えて、もっと仕事ができる人間だって、認めて貰いたい。
私は俄然、やる気が出て来た。
翌日、定例会議に私と流川君は参加した。
もちろん、部長も。
「今回のテーマはキス。そこでどんなキスがいいか話し合ったんですが、突然の濃厚なキスと、それだけで愛情が伝わるようなキスがいいと思いました。」
「ふーん。在り来たりだな。」
部長の言葉に、頭を殴られた気がした。
「突然もいいけれど、それじゃあどちらか一方の、勝手なキスになってしまうんじゃないかな。」
「そう……ですね。」
そっか。部長は、お互いの愛情を求めているんだ。
「検討します。」
私は必死に、資料に今の言葉を書き留めた。
「場所は?」
「はい、エレベー……」
「オフィスの会議室がいいと思います。」
私の言葉をさえぎって、流川君が答える。
「いいね。日常的で。」
部長も同意してる⁉何?男性って、そういうのが好きなの⁉
「そうだ。試しにここでやってみてよ。」
「……えっ?」
部長はそこで、私と流川君を指さした。
「遠藤さんと流川君で。突然愛が伝わる濃厚なキスを。」
「皆の前でですか⁉」
それは勘弁して欲しい。
しかも、部長の前でなんて!
「場所もちょうど会議室だし。」
「問題は、場所をどこにするかよね。彼氏の部屋?ホテル?」
「オフィスの会議室。」
私は、顔を流川君を見た。
「えっ?」
「それとも、エレベーターとか。給湯室もいいな。」
はあ。さては流川君、爽やかイケメンのクセに、中身はエロいのね。
「いいわね。明日の定例会議で話し合いましょう。」
私はそう言うと資料を持って、立ち上がった。
「遠藤さん。」
「何?」
私が流川君を見ると、彼は下を向いていた。
「遠藤さんは、部長の事好きなんですか?」
「え?」
私が部長を好き?そりゃあ、かっこいいし仕事できるし。
でも部長、妻子いるからね。
「……憧れではあるけれど。」
「そうですか。」
そう言うと流川君も、立ち上がった。
「このコンペ、頑張りましょうね。」
「うん。」
そうよ。部長の期待に応えて、もっと仕事ができる人間だって、認めて貰いたい。
私は俄然、やる気が出て来た。
翌日、定例会議に私と流川君は参加した。
もちろん、部長も。
「今回のテーマはキス。そこでどんなキスがいいか話し合ったんですが、突然の濃厚なキスと、それだけで愛情が伝わるようなキスがいいと思いました。」
「ふーん。在り来たりだな。」
部長の言葉に、頭を殴られた気がした。
「突然もいいけれど、それじゃあどちらか一方の、勝手なキスになってしまうんじゃないかな。」
「そう……ですね。」
そっか。部長は、お互いの愛情を求めているんだ。
「検討します。」
私は必死に、資料に今の言葉を書き留めた。
「場所は?」
「はい、エレベー……」
「オフィスの会議室がいいと思います。」
私の言葉をさえぎって、流川君が答える。
「いいね。日常的で。」
部長も同意してる⁉何?男性って、そういうのが好きなの⁉
「そうだ。試しにここでやってみてよ。」
「……えっ?」
部長はそこで、私と流川君を指さした。
「遠藤さんと流川君で。突然愛が伝わる濃厚なキスを。」
「皆の前でですか⁉」
それは勘弁して欲しい。
しかも、部長の前でなんて!
「場所もちょうど会議室だし。」
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