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第1章 年下男子に懐かれて
④
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えええー?
「見てみたいな。遠藤さんのキス。」
部長が、私のキスを求めてる!
「ええ、ちょっとお待ちくださいね。」
私は隣に座る流川君を、後ろに連れて来た。
「私が見つめるから、流川君も見つめて。その後にキスして。」
「やるんですか?」
「仕事よ。やるに決まってるでしょ。」
私は流川君の肩を叩くと、部長に笑顔を見せた。
「えー、シチュエーションはオフィスで残業しているという設定で。」
「いいね。」
「何となく、二人が見つめ合って……」
私が流川君を見つめる。
でも、彼私の方を見ない。
「流川君。」
私はこそっと彼に耳打ちした。
「君みたいなイケメンにキスされて、嬉しくない女なんていないから。思い切ってきて。」
するとようやく、流川君は私を見た。
「何となく目が合って見つめて、お互いどちらからともなく……」
その瞬間、流川君の唇が、私の唇を塞いだ。
何この柔らかい唇。
そして驚く事に、流川君は私の唇を貪り始めた。
ええ⁉いや、これは濃厚キスなのよ。怖気づいてどうするの?
私も彼のキスに応えなきゃ。
そっと流川君の顎に手を添えた。
そして流川君が、唇を私に押し当てると、はぁーっと唇が離れた。
「いいね。突然の二人の愛情あふれるキス。それでコンペ行こう。」
部長にもOK貰って、私はほっとした。
会議が終わって、私は今のキスを書き留める。
「遠藤さん。」
「何?」
「俺達、もっとキスするべきだと思います。」
私の手が止まった。
「まだ、愛情が足りていない気がして。」
「役者さんは、その日初めて会ってキスするのよ。そこまで求められないでしょ。」
そうよ。私が流川君とキスしたのは、あくまで仕事よ。
そう何回も、キスできるか!
「それと、場所残業中のオフィスで行きましょう。部長もいいって言ってくれてるし。」
「……そうですね。」
私は書き終わって、席を立ち上がった。
「お疲れ様。」
「……お疲れ様です。」
すると流川君も立ち上がった。
「君も帰るの?」
「はい。」
「そっか……じゃあ、また明日ね。」
会議室を出ると、私ははぁーっと息を吐いた。
何なんだ?あのキスは!
おかげで、久しぶりにきゅんきゅんしたわよ!
「見てみたいな。遠藤さんのキス。」
部長が、私のキスを求めてる!
「ええ、ちょっとお待ちくださいね。」
私は隣に座る流川君を、後ろに連れて来た。
「私が見つめるから、流川君も見つめて。その後にキスして。」
「やるんですか?」
「仕事よ。やるに決まってるでしょ。」
私は流川君の肩を叩くと、部長に笑顔を見せた。
「えー、シチュエーションはオフィスで残業しているという設定で。」
「いいね。」
「何となく、二人が見つめ合って……」
私が流川君を見つめる。
でも、彼私の方を見ない。
「流川君。」
私はこそっと彼に耳打ちした。
「君みたいなイケメンにキスされて、嬉しくない女なんていないから。思い切ってきて。」
するとようやく、流川君は私を見た。
「何となく目が合って見つめて、お互いどちらからともなく……」
その瞬間、流川君の唇が、私の唇を塞いだ。
何この柔らかい唇。
そして驚く事に、流川君は私の唇を貪り始めた。
ええ⁉いや、これは濃厚キスなのよ。怖気づいてどうするの?
私も彼のキスに応えなきゃ。
そっと流川君の顎に手を添えた。
そして流川君が、唇を私に押し当てると、はぁーっと唇が離れた。
「いいね。突然の二人の愛情あふれるキス。それでコンペ行こう。」
部長にもOK貰って、私はほっとした。
会議が終わって、私は今のキスを書き留める。
「遠藤さん。」
「何?」
「俺達、もっとキスするべきだと思います。」
私の手が止まった。
「まだ、愛情が足りていない気がして。」
「役者さんは、その日初めて会ってキスするのよ。そこまで求められないでしょ。」
そうよ。私が流川君とキスしたのは、あくまで仕事よ。
そう何回も、キスできるか!
「それと、場所残業中のオフィスで行きましょう。部長もいいって言ってくれてるし。」
「……そうですね。」
私は書き終わって、席を立ち上がった。
「お疲れ様。」
「……お疲れ様です。」
すると流川君も立ち上がった。
「君も帰るの?」
「はい。」
「そっか……じゃあ、また明日ね。」
会議室を出ると、私ははぁーっと息を吐いた。
何なんだ?あのキスは!
おかげで、久しぶりにきゅんきゅんしたわよ!
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