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肉
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「あとさ、肉ばっかり食ってると健康に悪いぞ!野菜も食え!」
ハルは冷蔵庫を指差して、シュウに説教をする。
「別に長生きする必要は無い。この肉を食べきるまで生きていたら、それでいい。」
シュウはハルの頬に手を添えて、じっと見つめる。食い入るように見つめるシュウの目にハルは絆されそうになる。しかし、心を鬼にしてシュウの手を強く握り口調を強める。
「なんでそんな短期目標なんだよ?オレとしては、やっと、シュウの本心を知れてこれからって時なんだから、健康体でいてよ。」
ハルが優しく微笑むと、シュウの目から突然、ポロポロと涙が零れる。初めて見たシュウの涙にハルは激しく困惑する。
「え?あ?ちょっと……どうしたの?」
「いや。これからって時なんだなって……」
シュウは涙でいっぱいになった目でハルにそっと笑いかける。その笑顔が辛そうで、ハルはシュウを思わず抱き締める。
「もっと、はっきりと……ハルに『好き』って言っても良かったんだ……」
「何言ってんだよ?さっき、ハッキリと確認しただろ?今から取り返していけば良いだろ?」
「そうだね。」
シュウは涙を拭って、ハルを抱き返す。
「ずっと『病気』が治らずに、家にいてくれたら良いのに……そしたら、何の心配も要らないのに……」
「そしたら、オレ、外に出れないじゃん。どこにも遊びに出られないのは、嫌じゃない?」
「出ないでよ。ずっとここにいて……外の世界なんて要らない……ハルにも、僕にも必要ない。」
シュウはハルの骨を折らんとばかりに強くハルを抱き締める。不思議と痛みは感じないものの、あまりの執着に恐怖を覚える。
「いや、重いわ。」
「重かったか。」
シュウはハルから身体を離して、ハルの肩をガシッと掴む。
「これからは、僕の目の届くところにいてね?」
シュウの指先がゆっくりとハルの肩に食い込んでいく。何を映しているか分からないシュウの瞳に、ハルは言いたかった言葉を飲み込んだ。
シュウの手が離れると、ハルは忘れていた呼吸を再開する。会社の飲み会にも一切の関心を見せなかったクセに、『病気』になって外出が出来なくなった途端、部屋に閉じ込めようとする。
(最初からそうしてくれれば、縁談なんか受けずに済んだのに。)
シュウが冷凍庫を開けて、肉の塊を取り出す。
「そういえば、シュウって料理できたんだね。」
「必要があればする。今までは必要無かったから。」
シュウは肉の筋を切っていく。その手付きはどこに筋があるかを熟知しているようで、迷いが無かった。
(ああ、オレ、シュウのこと意外と知らなかったんだ……)
筋を切った肉を慣れた手付きでブロックに切り分ける。ハルは勝手にシュウは料理が出来ないと思い込んでいたが、包丁を扱うシュウの手付きには危うさが無かった。
(もしかしたら、オレの方がシュウを見てなかっただけで、シュウは最初からあの熱量で好いていてくれてたのかな?)
水が張ってある鍋にブロック肉を入れて、そのまま火にかける。
「いやいやいや、ちょっと待って!水多くない?味付け無し?」
「どうでもいいかなって。」
「良くないって!せめて、砂糖、醤油、みりんだろ。」
ハルは鍋の水を減らし、調味料を鍋に入れて再び肉を煮込む。
「やっぱり料理出来ないじゃん!」
「出来る。美味しくする必要が無いだけで。」
シュウはハルの方を向くこと無く、淡々とした口調で反論する。
(やっぱり、好意なんて言わないと伝わらないよな。)
肉を煮込んでタイマーが鳴るのを待つ間、シュウはクーラーボックスの横に座り込んでぼーっとしていた。目を瞑るでもスマホを見るでも無く、床を見つめていた。ハルも隣に座り同じように床を見つめてみたが、何も理解できなかった。
「ねぇ、シュウ。」
沈黙に耐えかねてハルが口を開く。
「オレが聞くのもなんだけど、なんで告白も無かったのに付き合ってると思ったの?」
「え、ハルに『一緒に暮らそう』って言われたから。そして、僕はそれを承諾したじゃん?家族や恋人でも無い人間に、生活空間を侵されたく無いでしょ。」
「それだけ?」
「それだけって……ハルは恋人でも無い人に生活空間を侵されても怒らないの?逆に、どうして僕がハルを好きじゃないって思ったの?」
「家にいてもあんまり喋らないし、そもそも男だし。ただの世話好きの同居人と思われてたんだろうなって。」
シュウは眉間にシワを寄せてハルを睨む。
「好きでも無い人間の為に自分の生活を変えないだろ。それに、お揃いの時計買ったよね?ただの同居人とそんな事する?しないでしょ。」
「いや、シュウはそんなに深く考えて無いと思ってた。」
「考えてるよ。いっぱい考えて……。だから、あの日、将来の約束をしようと指輪を買ってきたのに……」
シュウは突然、ハルの胸ぐらを掴んで立ち上がる。
「これからも一緒に過ごそうとしてた相手が!自分の知らないところで結婚して、出ていくって知ったときの僕の気持ちがわかるか?想い合っていたと思ってたのに!」
ハルはシュウの手首を強く掴んで応戦する。
「知るか!こっちはなんの関心も寄せられてなくて、一言も『好き』って言われてなくて、それでよく付き合ってたと思ったよな!時計一つで『付き合ってる証』とか言われても解んねぇわ!」
「時計一つ?ふざけるな。僕は生活の全てをハルに合わせてたのに?」
「生活を合わせてた?そんなの解るか!もっと言葉にして伝えろよ!ハッキリと言えば良かっただろ!」
タイマーが鳴ると、シュウは胸ぐらから手を放して火を止める。
「まあ、でも、これからは僕の気持ちを知った上で一緒に居てくれるんでしょ?もう、どこにも逃さないよ。」
シュウの顔から表情が消えると、鍋の肉をじっと見つめながら呟く。
「あ……うん。分かりづらいシュウを理解できるのはオレだけだしな。これからも、シュウと一緒に生活していくよ。シュウはオレがいないとダメだしな!」
怒鳴り合いの口論から一変し、ハルは笑顔を見せてシュウの背中をバシバシと叩く。『これから』という言葉で不安と違和感に蓋を被せた。
ハルは冷蔵庫を指差して、シュウに説教をする。
「別に長生きする必要は無い。この肉を食べきるまで生きていたら、それでいい。」
シュウはハルの頬に手を添えて、じっと見つめる。食い入るように見つめるシュウの目にハルは絆されそうになる。しかし、心を鬼にしてシュウの手を強く握り口調を強める。
「なんでそんな短期目標なんだよ?オレとしては、やっと、シュウの本心を知れてこれからって時なんだから、健康体でいてよ。」
ハルが優しく微笑むと、シュウの目から突然、ポロポロと涙が零れる。初めて見たシュウの涙にハルは激しく困惑する。
「え?あ?ちょっと……どうしたの?」
「いや。これからって時なんだなって……」
シュウは涙でいっぱいになった目でハルにそっと笑いかける。その笑顔が辛そうで、ハルはシュウを思わず抱き締める。
「もっと、はっきりと……ハルに『好き』って言っても良かったんだ……」
「何言ってんだよ?さっき、ハッキリと確認しただろ?今から取り返していけば良いだろ?」
「そうだね。」
シュウは涙を拭って、ハルを抱き返す。
「ずっと『病気』が治らずに、家にいてくれたら良いのに……そしたら、何の心配も要らないのに……」
「そしたら、オレ、外に出れないじゃん。どこにも遊びに出られないのは、嫌じゃない?」
「出ないでよ。ずっとここにいて……外の世界なんて要らない……ハルにも、僕にも必要ない。」
シュウはハルの骨を折らんとばかりに強くハルを抱き締める。不思議と痛みは感じないものの、あまりの執着に恐怖を覚える。
「いや、重いわ。」
「重かったか。」
シュウはハルから身体を離して、ハルの肩をガシッと掴む。
「これからは、僕の目の届くところにいてね?」
シュウの指先がゆっくりとハルの肩に食い込んでいく。何を映しているか分からないシュウの瞳に、ハルは言いたかった言葉を飲み込んだ。
シュウの手が離れると、ハルは忘れていた呼吸を再開する。会社の飲み会にも一切の関心を見せなかったクセに、『病気』になって外出が出来なくなった途端、部屋に閉じ込めようとする。
(最初からそうしてくれれば、縁談なんか受けずに済んだのに。)
シュウが冷凍庫を開けて、肉の塊を取り出す。
「そういえば、シュウって料理できたんだね。」
「必要があればする。今までは必要無かったから。」
シュウは肉の筋を切っていく。その手付きはどこに筋があるかを熟知しているようで、迷いが無かった。
(ああ、オレ、シュウのこと意外と知らなかったんだ……)
筋を切った肉を慣れた手付きでブロックに切り分ける。ハルは勝手にシュウは料理が出来ないと思い込んでいたが、包丁を扱うシュウの手付きには危うさが無かった。
(もしかしたら、オレの方がシュウを見てなかっただけで、シュウは最初からあの熱量で好いていてくれてたのかな?)
水が張ってある鍋にブロック肉を入れて、そのまま火にかける。
「いやいやいや、ちょっと待って!水多くない?味付け無し?」
「どうでもいいかなって。」
「良くないって!せめて、砂糖、醤油、みりんだろ。」
ハルは鍋の水を減らし、調味料を鍋に入れて再び肉を煮込む。
「やっぱり料理出来ないじゃん!」
「出来る。美味しくする必要が無いだけで。」
シュウはハルの方を向くこと無く、淡々とした口調で反論する。
(やっぱり、好意なんて言わないと伝わらないよな。)
肉を煮込んでタイマーが鳴るのを待つ間、シュウはクーラーボックスの横に座り込んでぼーっとしていた。目を瞑るでもスマホを見るでも無く、床を見つめていた。ハルも隣に座り同じように床を見つめてみたが、何も理解できなかった。
「ねぇ、シュウ。」
沈黙に耐えかねてハルが口を開く。
「オレが聞くのもなんだけど、なんで告白も無かったのに付き合ってると思ったの?」
「え、ハルに『一緒に暮らそう』って言われたから。そして、僕はそれを承諾したじゃん?家族や恋人でも無い人間に、生活空間を侵されたく無いでしょ。」
「それだけ?」
「それだけって……ハルは恋人でも無い人に生活空間を侵されても怒らないの?逆に、どうして僕がハルを好きじゃないって思ったの?」
「家にいてもあんまり喋らないし、そもそも男だし。ただの世話好きの同居人と思われてたんだろうなって。」
シュウは眉間にシワを寄せてハルを睨む。
「好きでも無い人間の為に自分の生活を変えないだろ。それに、お揃いの時計買ったよね?ただの同居人とそんな事する?しないでしょ。」
「いや、シュウはそんなに深く考えて無いと思ってた。」
「考えてるよ。いっぱい考えて……。だから、あの日、将来の約束をしようと指輪を買ってきたのに……」
シュウは突然、ハルの胸ぐらを掴んで立ち上がる。
「これからも一緒に過ごそうとしてた相手が!自分の知らないところで結婚して、出ていくって知ったときの僕の気持ちがわかるか?想い合っていたと思ってたのに!」
ハルはシュウの手首を強く掴んで応戦する。
「知るか!こっちはなんの関心も寄せられてなくて、一言も『好き』って言われてなくて、それでよく付き合ってたと思ったよな!時計一つで『付き合ってる証』とか言われても解んねぇわ!」
「時計一つ?ふざけるな。僕は生活の全てをハルに合わせてたのに?」
「生活を合わせてた?そんなの解るか!もっと言葉にして伝えろよ!ハッキリと言えば良かっただろ!」
タイマーが鳴ると、シュウは胸ぐらから手を放して火を止める。
「まあ、でも、これからは僕の気持ちを知った上で一緒に居てくれるんでしょ?もう、どこにも逃さないよ。」
シュウの顔から表情が消えると、鍋の肉をじっと見つめながら呟く。
「あ……うん。分かりづらいシュウを理解できるのはオレだけだしな。これからも、シュウと一緒に生活していくよ。シュウはオレがいないとダメだしな!」
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