リョーマ伝～小学生編～

おこぼれ話276 セノーのスカイボード

僕の通っていた小学校に用意されていたビート板。その多くには水泳をするピクトグラムとともに「セリー」というブランド名が書かれていた。
しかしその一部は経年劣化により印刷が薄れて「リ」の左側が消えてしまっていて「セノー」と読めるようになっていた。
小3の時、トモくんがそれを見て「セノー？変な名前ｗ」といったのがきっかけで、僕とトモくんの間だけの超局地的ながら「セノー」ブームが巻き起こったのであった。

ビート板すべてが「セノー」と読めたわけじゃなく、ちゃんと「セリー」と読めるものも多数あった。
だが僕はトモくんの発言以降、ビート板を使う時は「セノー」と読めるような印刷の薄れたやつを選んで使っていた。
そしてこの超局地的セノーブームの中で僕はこのビート板にキャッチフレーズ的な名前を付けた。
その名も「セノーのスカイボード」。
そもそもスカイボードはラチェット＆クランク5に登場する乗り物の名前。ビート板のような形をしていたわけではないが、同じ板状のものとして、というか当時ラチェクラ5にはまってたのが一番の理由だが、あやかってこのような名前を付けたのだ。
それを聞いたトモくんも乗っかって「♪セノーのスカイボード～」とオリジナルソングを作曲。水泳の時間になればビート板…もといスカイボードをもちながらプールの中で2人で歌っていたものだ。

ところでこの「セリー」というメーカーがいかなる企業であるか（ブランド名の可能性もあるが）検索してみたが一切引っ掛からず、「セリー　ビート板」で検索してもあのスカイボードと言っていたビート板の画像すら出てこなかった。
この小説をご覧の皆さん、「セリー」についてご存じの方がいらっしゃいましたら情報お願いします！