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極秘天湾国内調査派遣 (ガルシア島 連続爆破事件)
ULTIMATE〜CONNECT 最愛の君と 第4話
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主要登場人物一覧
喜多将吉(25)…9代目主人公 警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 隊士長
来島美乃(24)…ガルシア島住民
来島琉季弥(22)…ガルシア合同基地 売店販売員
小野村雄大(51)…警衛庁航空科 航空機動隊長 1等隊尉
窪塚遥也(25)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 隊士長
宮沖翔平(35)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班長 士官長
仲原賢都(42)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班 小隊長 2等士官
眞木淳(25)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 1等隊士
湊都孝輔(23)…警衛庁航空科 航空機動隊長補佐役3等隊尉
登梨昌磨(23)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 1等隊士
廣島陵斗(22)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 1等隊士
倉持英仁(43)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班 操縦要員 機長 士官長
松前幸弥(33)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班 操縦要員 副操縦士 2等士官
岡部智昭(53)…警衛庁航空科長 将補
相模恭介(59)…警衛庁ガルシア合同基地司令 2等幹士
藤浦恭介(22)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 1等隊士
原口皓太(21)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 2等隊士
森木翔哉(30)…警衛庁ガルシア合同基地 部隊統括官 1等隊尉
清田幸隆(38)…警衛庁ガルシア合同基地 地区警務隊 隊長 3等隊尉
千景将(28)…警衛庁ガルシア合同基地 地区警務隊 管理官 1等士官
北倉勇斗(30)…警衛庁運用科 部隊統括幕僚 ガルシア基地 派遣統括員 1等隊尉
上倉翔汰(28)…警衛庁運用科 部隊統括幕僚 2等隊尉
沖矢蒼真(46)…警衛庁運用科 部隊統括幕僚長 3等将士
熊谷紀陽(50)…警衛庁11代目 幕僚総監
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
………………………………………………………………………
空港に着くと航空機はゆっくりと着陸した。
「着陸終わった。後は任せたぞ」
倉持が無線越しに言うと小野村は軽く返事した。
喜多らが降りたのを確認すると倉持と松前はそのまま離陸を開始した。
「このまま4人1グループにわかれて入国する。」
宮沖が言うと喜多は眞木、窪塚、廣島のグループで空港の中に入っていった。
空港に入ると憲兵がうろついてるのが目に入った。
「バレずに突破するぞ。バレたら死ぬと思え」
無線越しに小野村が言った。
「つか、空港にこんなに憲兵うろついてんのか?なんかおかしくねーか?」
眞木が呟くと1人の憲兵が喜多らの元にやってきた。
「お前ら日本人か?」
「そうだけど、何?」
眞木が言うと喜多はすぐに眞木を押しのけ前に出た。
「自分ら料理人です。日本から来ました。」
「料理人?ほぉー」
「大事な予定がこの後ありますのでそこを通して貰えますか?」
「大事な予定?とは?」
そう言うと憲兵は喜多に詰め寄った。
「やべーぞ。これ」
窪塚が小声で呟いた。
「喜多ちょっとどけ」
そう言うと眞木は他の憲兵らが空港から消えたのを見届けるとそのまま目の前にいた憲兵の首元を掴み近くの男子トイレに向かった。
「そのままお前らは先に突破してくれ」
無線越しに眞木が言った。
「行くぞ。」
窪塚は喜多の肩を軽く叩きながら囁いた。
「何すんだよ。離せよ」
トイレに着くなり憲兵はそのまま眞木を蹴り飛ばした。
「お前何者だ?いやお前らだ。あの3人も気になる。」
そう言うと憲兵は拳銃を構えた。
「そうか、気になるか。なら教えてやるよ。こっち来いよ」
眞木が言うと憲兵は慎重に近づいた。
次の瞬間、眞木はその場で軽くジャンプすると憲兵を蹴り飛ばした。
「わりーな。ちょっと手荒になるけど」
そう呟くと眞木はそのまま憲兵の胸ぐらを掴み近くの便器に頭部を強打させた。
「いってぇーな。おら」
憲兵が呟くと眞木は持っていたハンカチを口に入れ拳銃を奪った。
「恨むんなら憲兵になった自分を恨め」
そう呟くと頭部に向かって2発、発砲した。
その時だった、後ろに人の気配を感じた。
眞木はすぐに振り返ると拳銃を構えた。
「馬鹿。俺だよ」
「窪塚か。」
「やっちまったんか?」
「しつこかったからな。つい」
「つい、 とかで人殺すなよ。てかどうすんの?こいつ」
「バレたら豚箱行きだな笑」
「しょうがねーな。ちょっとそこどいてろ。あそこに掃除中の看板置いてあんだろ?それトイレの前に出しといてくれ」
「わ、わかった。なんかやってくれんのか?」
「ちょっとな」
そう言うと窪塚は便器に顔を突っ込んで倒れている憲兵の元にしゃがんだ。
その頃
潜入滞在場所の和食料理屋には先にある男が着いていた。
「今日はよろしくお願いします」
男が言うと店長は軽く頷いた。
「よろしく。無事たどり着けるかね?ここ最近、入国審査は緩いって言ってもそこら中、憲兵うろついてるからな。」
「俺がいた部隊なんで信ぴょう性はありますよ。」
「ま、君しっかりしてるし、信用できるか。それでまだ名前聞いてなかったな。警衛隊の幹部の方としか情報が無い」
「あ、そうでしたね。失礼しました。 航空機動隊長補佐役の湊都孝輔 3等隊尉です」
そう言うと男は名刺を渡した。
「ほぉー。3等隊尉か。」
「はい。いわゆる初級幹部ってやつです。3年前に部内幹部候補選考で受かって幹部になりました。」
「ほぉー。というのはなんだ?こっからは興味本位で聞くが、試験を受けたのか?」
「所属先の部隊長からの推薦を受けましてそのまま受験しました。」
「なるほどな。じゃあ君はなんだ。すごいんだ。優秀か」
「優秀かと言われましても否定も肯定もできませんけど笑 今は隊長補佐役なんで、まずは中隊長ですかね。それになるのが第1関門ってところですかね。」
「君ならなれるよ。うん」
「ほんとに言ってます?笑 幹部候補生時代の成績ビリでしたからね。自分。なれるのかどうなのか」
「もしなれなかったらどうなるんだ?」
「そうですね。3等隊尉。初級幹部のまま定年までずるずると。ですかね?」
「それはきついな。」
「30までに昇進出来なかったらまー自分は辞めますけどね」
「辞めんのか?もったいないじゃねーか。」
「元々自分、警察官目指してたんです。だから再受験もありなのかなって思って。」
「そうか」
店長と湊都が話していると、喜多らが店の中に入ってきた。
「おー来たか」
店長が話すと小野村は一礼した。
「今回からお世話になります。警衛隊の者です」
小野村が言うと横にいた湊都は小野村に敬礼した。
「では私はこれで」
「いや、まだお前いとけよ。」
「は、はい?」
「こんな貴重な経験できんからな。なかなか」
「い、いや、私までその違法行為に加担するんですか?」
「悪かったな。違法行為してて」
宮沖が言うと湊都は慌てて頭を下げた。
「いやそういうことじゃなくて。なんて言うかその、私、行動計画を本隊に提出しないといけないっていうか」
「新米幹部はそうだな」
小野村が言うと湊都は頷いた。
「だからその、変でしょ?行動計画に飲食店での接客をしてたとかそんなの。」
「そうだな。行動計画か。俺から本隊に言っといてやる。」
「え?」
「岡部さんが何とかやってくれるよ。」
そう言いながら小野村は湊都の肩を叩いた。
「じゃあ俺も入ります」
湊都が言うと店長は上の階を指さした。
「2階が使っていただける部屋になってます。雑魚寝になりますけど、ご自由にお使いください」
そう言うと店長はその場で軽く頭を下げそのまま小野村と宮沖を連れ2階へと向かった。
「つかさ、なんで湊都がいんの?ここに。」
眞木が聞いた。
「俺、幹部なったんだよ。それで昨日から幹部研修終わって本配属になっていきなりこの任務だぜ?運わりーよな」
「あ、あの初めまして。新入りの原口です」
「藤浦です」
「よろしく。この眞木ってやつ気をつけろよ笑」
「眞木さん、結構いい人すけど笑」
藤浦が言うと湊都は眞木の肩を軽く組んだ。
「お前も後輩できたんかー。なんか感動もんだな」
湊都が言うと眞木はすぐに湊都の腕をひねりあげ近くの机に押し付けた。
「お前、幹部だからって調子乗ってたら殺しちまうぞ?あ?」
「怖ぇって。どうした」
窪塚が言うと眞木はすぐに立ち上がった。
「わりーな。ちょっと虫の居所悪くてな。先、2階に行っとくわ」
眞木が2階に上がると湊都は服を整えながらその場に立ち上がった。
「眞木の野郎、大丈夫か?」
湊都が聞くと窪塚は軽く答えた。
「情緒不安定なんよ。最近のあいつ。気にすんなや」
「そうか」
湊都が言うと店に1人の男がやってきた。
「え?」
喜多が呟くと男は軽く目を見開いた。
「なんでお前がここにいんだよ?警衛官やめたんか?」
「なわけ、お前こそなんで」
「ここの店長に呼ばれてんだよ。」
そう言うと男は近くの椅子に腰かけた。
喜多将吉(25)…9代目主人公 警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 隊士長
来島美乃(24)…ガルシア島住民
来島琉季弥(22)…ガルシア合同基地 売店販売員
小野村雄大(51)…警衛庁航空科 航空機動隊長 1等隊尉
窪塚遥也(25)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 隊士長
宮沖翔平(35)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班長 士官長
仲原賢都(42)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班 小隊長 2等士官
眞木淳(25)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 1等隊士
湊都孝輔(23)…警衛庁航空科 航空機動隊長補佐役3等隊尉
登梨昌磨(23)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 1等隊士
廣島陵斗(22)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 1等隊士
倉持英仁(43)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班 操縦要員 機長 士官長
松前幸弥(33)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班 操縦要員 副操縦士 2等士官
岡部智昭(53)…警衛庁航空科長 将補
相模恭介(59)…警衛庁ガルシア合同基地司令 2等幹士
藤浦恭介(22)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 1等隊士
原口皓太(21)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 2等隊士
森木翔哉(30)…警衛庁ガルシア合同基地 部隊統括官 1等隊尉
清田幸隆(38)…警衛庁ガルシア合同基地 地区警務隊 隊長 3等隊尉
千景将(28)…警衛庁ガルシア合同基地 地区警務隊 管理官 1等士官
北倉勇斗(30)…警衛庁運用科 部隊統括幕僚 ガルシア基地 派遣統括員 1等隊尉
上倉翔汰(28)…警衛庁運用科 部隊統括幕僚 2等隊尉
沖矢蒼真(46)…警衛庁運用科 部隊統括幕僚長 3等将士
熊谷紀陽(50)…警衛庁11代目 幕僚総監
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
………………………………………………………………………
空港に着くと航空機はゆっくりと着陸した。
「着陸終わった。後は任せたぞ」
倉持が無線越しに言うと小野村は軽く返事した。
喜多らが降りたのを確認すると倉持と松前はそのまま離陸を開始した。
「このまま4人1グループにわかれて入国する。」
宮沖が言うと喜多は眞木、窪塚、廣島のグループで空港の中に入っていった。
空港に入ると憲兵がうろついてるのが目に入った。
「バレずに突破するぞ。バレたら死ぬと思え」
無線越しに小野村が言った。
「つか、空港にこんなに憲兵うろついてんのか?なんかおかしくねーか?」
眞木が呟くと1人の憲兵が喜多らの元にやってきた。
「お前ら日本人か?」
「そうだけど、何?」
眞木が言うと喜多はすぐに眞木を押しのけ前に出た。
「自分ら料理人です。日本から来ました。」
「料理人?ほぉー」
「大事な予定がこの後ありますのでそこを通して貰えますか?」
「大事な予定?とは?」
そう言うと憲兵は喜多に詰め寄った。
「やべーぞ。これ」
窪塚が小声で呟いた。
「喜多ちょっとどけ」
そう言うと眞木は他の憲兵らが空港から消えたのを見届けるとそのまま目の前にいた憲兵の首元を掴み近くの男子トイレに向かった。
「そのままお前らは先に突破してくれ」
無線越しに眞木が言った。
「行くぞ。」
窪塚は喜多の肩を軽く叩きながら囁いた。
「何すんだよ。離せよ」
トイレに着くなり憲兵はそのまま眞木を蹴り飛ばした。
「お前何者だ?いやお前らだ。あの3人も気になる。」
そう言うと憲兵は拳銃を構えた。
「そうか、気になるか。なら教えてやるよ。こっち来いよ」
眞木が言うと憲兵は慎重に近づいた。
次の瞬間、眞木はその場で軽くジャンプすると憲兵を蹴り飛ばした。
「わりーな。ちょっと手荒になるけど」
そう呟くと眞木はそのまま憲兵の胸ぐらを掴み近くの便器に頭部を強打させた。
「いってぇーな。おら」
憲兵が呟くと眞木は持っていたハンカチを口に入れ拳銃を奪った。
「恨むんなら憲兵になった自分を恨め」
そう呟くと頭部に向かって2発、発砲した。
その時だった、後ろに人の気配を感じた。
眞木はすぐに振り返ると拳銃を構えた。
「馬鹿。俺だよ」
「窪塚か。」
「やっちまったんか?」
「しつこかったからな。つい」
「つい、 とかで人殺すなよ。てかどうすんの?こいつ」
「バレたら豚箱行きだな笑」
「しょうがねーな。ちょっとそこどいてろ。あそこに掃除中の看板置いてあんだろ?それトイレの前に出しといてくれ」
「わ、わかった。なんかやってくれんのか?」
「ちょっとな」
そう言うと窪塚は便器に顔を突っ込んで倒れている憲兵の元にしゃがんだ。
その頃
潜入滞在場所の和食料理屋には先にある男が着いていた。
「今日はよろしくお願いします」
男が言うと店長は軽く頷いた。
「よろしく。無事たどり着けるかね?ここ最近、入国審査は緩いって言ってもそこら中、憲兵うろついてるからな。」
「俺がいた部隊なんで信ぴょう性はありますよ。」
「ま、君しっかりしてるし、信用できるか。それでまだ名前聞いてなかったな。警衛隊の幹部の方としか情報が無い」
「あ、そうでしたね。失礼しました。 航空機動隊長補佐役の湊都孝輔 3等隊尉です」
そう言うと男は名刺を渡した。
「ほぉー。3等隊尉か。」
「はい。いわゆる初級幹部ってやつです。3年前に部内幹部候補選考で受かって幹部になりました。」
「ほぉー。というのはなんだ?こっからは興味本位で聞くが、試験を受けたのか?」
「所属先の部隊長からの推薦を受けましてそのまま受験しました。」
「なるほどな。じゃあ君はなんだ。すごいんだ。優秀か」
「優秀かと言われましても否定も肯定もできませんけど笑 今は隊長補佐役なんで、まずは中隊長ですかね。それになるのが第1関門ってところですかね。」
「君ならなれるよ。うん」
「ほんとに言ってます?笑 幹部候補生時代の成績ビリでしたからね。自分。なれるのかどうなのか」
「もしなれなかったらどうなるんだ?」
「そうですね。3等隊尉。初級幹部のまま定年までずるずると。ですかね?」
「それはきついな。」
「30までに昇進出来なかったらまー自分は辞めますけどね」
「辞めんのか?もったいないじゃねーか。」
「元々自分、警察官目指してたんです。だから再受験もありなのかなって思って。」
「そうか」
店長と湊都が話していると、喜多らが店の中に入ってきた。
「おー来たか」
店長が話すと小野村は一礼した。
「今回からお世話になります。警衛隊の者です」
小野村が言うと横にいた湊都は小野村に敬礼した。
「では私はこれで」
「いや、まだお前いとけよ。」
「は、はい?」
「こんな貴重な経験できんからな。なかなか」
「い、いや、私までその違法行為に加担するんですか?」
「悪かったな。違法行為してて」
宮沖が言うと湊都は慌てて頭を下げた。
「いやそういうことじゃなくて。なんて言うかその、私、行動計画を本隊に提出しないといけないっていうか」
「新米幹部はそうだな」
小野村が言うと湊都は頷いた。
「だからその、変でしょ?行動計画に飲食店での接客をしてたとかそんなの。」
「そうだな。行動計画か。俺から本隊に言っといてやる。」
「え?」
「岡部さんが何とかやってくれるよ。」
そう言いながら小野村は湊都の肩を叩いた。
「じゃあ俺も入ります」
湊都が言うと店長は上の階を指さした。
「2階が使っていただける部屋になってます。雑魚寝になりますけど、ご自由にお使いください」
そう言うと店長はその場で軽く頭を下げそのまま小野村と宮沖を連れ2階へと向かった。
「つかさ、なんで湊都がいんの?ここに。」
眞木が聞いた。
「俺、幹部なったんだよ。それで昨日から幹部研修終わって本配属になっていきなりこの任務だぜ?運わりーよな」
「あ、あの初めまして。新入りの原口です」
「藤浦です」
「よろしく。この眞木ってやつ気をつけろよ笑」
「眞木さん、結構いい人すけど笑」
藤浦が言うと湊都は眞木の肩を軽く組んだ。
「お前も後輩できたんかー。なんか感動もんだな」
湊都が言うと眞木はすぐに湊都の腕をひねりあげ近くの机に押し付けた。
「お前、幹部だからって調子乗ってたら殺しちまうぞ?あ?」
「怖ぇって。どうした」
窪塚が言うと眞木はすぐに立ち上がった。
「わりーな。ちょっと虫の居所悪くてな。先、2階に行っとくわ」
眞木が2階に上がると湊都は服を整えながらその場に立ち上がった。
「眞木の野郎、大丈夫か?」
湊都が聞くと窪塚は軽く答えた。
「情緒不安定なんよ。最近のあいつ。気にすんなや」
「そうか」
湊都が言うと店に1人の男がやってきた。
「え?」
喜多が呟くと男は軽く目を見開いた。
「なんでお前がここにいんだよ?警衛官やめたんか?」
「なわけ、お前こそなんで」
「ここの店長に呼ばれてんだよ。」
そう言うと男は近くの椅子に腰かけた。
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