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「フッフッフッフッフ!ハッハッハッハッハ!完成だ!!!!」
じゃーん!!百万円札風呂だ!!!フー!
俺は男の家の浴室を探し当て、風呂に万札を巻き散らす。バサバサと床に落ちる音が気持ちいい。
全て万札を入れ終わり、血飛沫が飛び散った服をパンツだけ残して全て脱ぐ。男は恥じらいもなく服を脱ぐ俺を引き攣った顔めで見ている。さすがに人の家だから全裸は少し気が引けるな。
よし、脱いだら後は飛び込むだけ。助走を付けて数歩下がった。おっと危ない危ない、すっかり忘れていた。
風呂の椅子にスマホをタイマーでセットして置き、風呂へと飛び込んだ。
ザッブ~ン!という波の代わりにバサササッと紙が擦れあっている音がする。少し肌に擦れて痛いが、俺はそんなこと気にも止めずに万札風呂に溺れた。
そこをパシャッと一枚。もう一度セットして、万札を扇の様に両手で広げで持っている所もパシャリ。もひとつ、自撮りで万札風呂に浸かっている所を上からパシャリ。数十枚ほど色んな角度、ポーズで撮った。
満足して、息を吐く。その様子を後ろから腕を組んで見ていた男が風呂のドアを大きく叩く。
「お前は金の無駄遣いがしたかったのか?お前に似合いの下らん夢だな。もう良い、死ね。」
男が首に手を掛けてきた所を大声で止めた。まだまだ終わりじゃないわい。
「ちょっっとまて!!まだまだだぞ?夢ってこんなものじゃないだろ。次はだな、万札シャワーだ!」
風呂に散りばめている万札を下から掬い上に投げる。それを自分の頭に落とす。それを何回も繰り返す。
とっても楽しいし、とても幸せだ。こんな事が叶うなんて生きててよかった。
そんな俺にさっきから何回もため息と舌打ちしている男は、何も言わず俺に付き合ってくれている。良かった。最期に夢叶えられて。
次は札ビンタ!
万札を10枚程束ねて、男に渡す。男は素直に受け取るが何をするか分からないらしい。丁寧に説明するとさっきまで不機嫌そうな顔の口角が上がった。楽しい事を見つけた子供みたいに。
男は意気揚々に万札で出せる訳無い音を出して、俺の頬にビンタを食らわした。
その威力で口端が切れて万札に血が飛んだ。あ…最悪だ。絶対に叶うなんて思わなかった事を現実に出来て嬉しかったのに幸せは最底辺までに落ちてしまった。本当に最悪だ。
「あ、最期まで取っといたのに。」
ボソッと男にも聞こえる声で愚痴をこぼす。
「は?これはお前から渡してきたんだろうが。」
札ビンタと勘違いしているらしい。俺は男の発言に怒りが湧く。
「はぁぁあ?ちげえよ!役者が舞台で死にたいと思う様に俺は札風呂に浸かりながら死にたいんだよ!!」
男は先程よりも眉間にシワが寄せる。何でそんな言っている意味が分からないみたいな顔すんだよ。
「お前の発言の意味が理解出来ない。どうせ死ぬのだから同じ死だろう。」
「全く違う!!」
俺は自分の欲を満たす為に、これから法に触れる悪どい事をするつもりだった。それで稼いだ金は俺にしか触れない。使う事を許されない物だ。簡単に言えば稼いだのは俺だから金は全部俺のだ!ってこと。
そして、色んな人間に恨まれるだろう。であればいつか暗殺などけしかけられるかもしれない。そんな時、俺は万札風呂に浸かりながら体を切って、俺の血で満たして本物の風呂にする。そして殺しに来た奴から俺の金を盗まれないようにして死にたいのだ。
風呂に入れる札は全財産だ。当たり前だろう。俺の金なのだから。誰にもやるつもりはない。
俺は最期まで血が汚れているのを見たくなかった。俺の金を俺以外に触れさせるのが嫌だからだ。
俺の夢に飽きた男がまた暴力を振るい、その時に色んな所が切れて血が出る。その時に大量の血が流し、万札を俺の血で汚す。それが最後に相応しいと思って取っておいたというのに。
でも、そんな金はないけどな。この金も男のだ。まぁ、この金も汚れているのだろうけど。
「だから、俺はこれから犯罪で金稼ぐつもりなんだよ。そして億万長者になったら毎日札風呂に浸かって、その日稼いだ札を数えるのを楽しみにしてる社長になるんだ!そうすると色んな奴から、恨まれるだろう。俺の金盗まれるのは絶対に嫌だからな。俺の努力を失ってたまるか!だから、札風呂で死んでオレの血で使えなくさせんだよ。」
「死んだ人にあの世でも食い物に困なねぇように金を棺に入れて燃やすだろ?それと一緒でオレの血で濡れた札は俺と共にあの世へ行くんだよ。それなら俺はあの世でもお金持ち!安泰!さすが、俺!」
じゃーん!!百万円札風呂だ!!!フー!
俺は男の家の浴室を探し当て、風呂に万札を巻き散らす。バサバサと床に落ちる音が気持ちいい。
全て万札を入れ終わり、血飛沫が飛び散った服をパンツだけ残して全て脱ぐ。男は恥じらいもなく服を脱ぐ俺を引き攣った顔めで見ている。さすがに人の家だから全裸は少し気が引けるな。
よし、脱いだら後は飛び込むだけ。助走を付けて数歩下がった。おっと危ない危ない、すっかり忘れていた。
風呂の椅子にスマホをタイマーでセットして置き、風呂へと飛び込んだ。
ザッブ~ン!という波の代わりにバサササッと紙が擦れあっている音がする。少し肌に擦れて痛いが、俺はそんなこと気にも止めずに万札風呂に溺れた。
そこをパシャッと一枚。もう一度セットして、万札を扇の様に両手で広げで持っている所もパシャリ。もひとつ、自撮りで万札風呂に浸かっている所を上からパシャリ。数十枚ほど色んな角度、ポーズで撮った。
満足して、息を吐く。その様子を後ろから腕を組んで見ていた男が風呂のドアを大きく叩く。
「お前は金の無駄遣いがしたかったのか?お前に似合いの下らん夢だな。もう良い、死ね。」
男が首に手を掛けてきた所を大声で止めた。まだまだ終わりじゃないわい。
「ちょっっとまて!!まだまだだぞ?夢ってこんなものじゃないだろ。次はだな、万札シャワーだ!」
風呂に散りばめている万札を下から掬い上に投げる。それを自分の頭に落とす。それを何回も繰り返す。
とっても楽しいし、とても幸せだ。こんな事が叶うなんて生きててよかった。
そんな俺にさっきから何回もため息と舌打ちしている男は、何も言わず俺に付き合ってくれている。良かった。最期に夢叶えられて。
次は札ビンタ!
万札を10枚程束ねて、男に渡す。男は素直に受け取るが何をするか分からないらしい。丁寧に説明するとさっきまで不機嫌そうな顔の口角が上がった。楽しい事を見つけた子供みたいに。
男は意気揚々に万札で出せる訳無い音を出して、俺の頬にビンタを食らわした。
その威力で口端が切れて万札に血が飛んだ。あ…最悪だ。絶対に叶うなんて思わなかった事を現実に出来て嬉しかったのに幸せは最底辺までに落ちてしまった。本当に最悪だ。
「あ、最期まで取っといたのに。」
ボソッと男にも聞こえる声で愚痴をこぼす。
「は?これはお前から渡してきたんだろうが。」
札ビンタと勘違いしているらしい。俺は男の発言に怒りが湧く。
「はぁぁあ?ちげえよ!役者が舞台で死にたいと思う様に俺は札風呂に浸かりながら死にたいんだよ!!」
男は先程よりも眉間にシワが寄せる。何でそんな言っている意味が分からないみたいな顔すんだよ。
「お前の発言の意味が理解出来ない。どうせ死ぬのだから同じ死だろう。」
「全く違う!!」
俺は自分の欲を満たす為に、これから法に触れる悪どい事をするつもりだった。それで稼いだ金は俺にしか触れない。使う事を許されない物だ。簡単に言えば稼いだのは俺だから金は全部俺のだ!ってこと。
そして、色んな人間に恨まれるだろう。であればいつか暗殺などけしかけられるかもしれない。そんな時、俺は万札風呂に浸かりながら体を切って、俺の血で満たして本物の風呂にする。そして殺しに来た奴から俺の金を盗まれないようにして死にたいのだ。
風呂に入れる札は全財産だ。当たり前だろう。俺の金なのだから。誰にもやるつもりはない。
俺は最期まで血が汚れているのを見たくなかった。俺の金を俺以外に触れさせるのが嫌だからだ。
俺の夢に飽きた男がまた暴力を振るい、その時に色んな所が切れて血が出る。その時に大量の血が流し、万札を俺の血で汚す。それが最後に相応しいと思って取っておいたというのに。
でも、そんな金はないけどな。この金も男のだ。まぁ、この金も汚れているのだろうけど。
「だから、俺はこれから犯罪で金稼ぐつもりなんだよ。そして億万長者になったら毎日札風呂に浸かって、その日稼いだ札を数えるのを楽しみにしてる社長になるんだ!そうすると色んな奴から、恨まれるだろう。俺の金盗まれるのは絶対に嫌だからな。俺の努力を失ってたまるか!だから、札風呂で死んでオレの血で使えなくさせんだよ。」
「死んだ人にあの世でも食い物に困なねぇように金を棺に入れて燃やすだろ?それと一緒でオレの血で濡れた札は俺と共にあの世へ行くんだよ。それなら俺はあの世でもお金持ち!安泰!さすが、俺!」
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